【今夜のお鍋はコレ】第3話:食べ応え抜群の「ごちそうサラダ」。あさりと春野菜のエスニックポットロースト
編集スタッフ 野村
冬には、お鍋ひとつでできる料理が手軽で、重宝します。
せっかくなら色々な鍋料理を知りたいと思い、今回注目したのは「ポットロースト」。お鍋でひとつ作る蒸し焼き料理で、お肉のレシピ、魚の蒸し焼き、野菜のさっと蒸しなど、食材に合う調理法で、さまざまなレシピがあります。
第3話では、これからが旬のあさりや春キャベツをつかった、ごちそうサラダのようなポットローストを、料理家の星谷菜々さんに教えていただきました。
1話目、2話目のレシピはこちら
食べ応え抜群の「ごちそうサラダ」
あさりと春野菜のエスニックポットロースト
材料(2人分)
あさり…300g
春キャベツ…1/2玉
アスパラガス…1束
にんにく…1/2かけ ※
赤唐辛子…1本
オリーブ油…大さじ1
ナンプラー…大さじ1〜適量
レモン汁、塩、こしょう…各適量
好みのハーブ(ディル、香菜などなんでもOK)…適量
※にんにくが苦手な方は、なしでもOK
1.あさりを砂抜きして、材料を切る
あさりは貝どうしを擦り合わせてよく洗う。バットに50度のお湯を入れてあさりを並べ、15分ほど置いて砂抜きする。
にんにくは包丁の背で潰す。春キャベツは芯を千切りに、葉を食べやすい大きさに切る。アスパラガスは硬い根元を折って落とし、長さ3、4等分に切る。
▲キャベツは多くてもぺろりと食べてしまえるので、たっぷり使うのがおすすめです
2.材料を、蒸し焼きにする
鍋にオリーブ油、にんにく、赤唐辛子を入れて中火で熱し、にんにくが色づいてきたら春キャベツを芯の方から入れる。アスパラガス、あさりものせて、蓋をしてあさりの口が開くまで中火のまま5分ほど蒸す。
<ポイント>
お鍋をよく熱することで、蒸しあがりの時にキャベツの焦げ目がこんがりとして旨味になります。蒸し焼きの際、パチパチと焼いている音が聞こえてくるくらいの焼き加減が、こんがりおいしく仕上がりおすすめです。
3.ざっくり混ぜ、調味する
蒸しあがったら、鍋の中をざっくりと混ぜ、味をみてナンプラーを加える。仕上げに刻んだハーブをのせて、胡椒を振り、レモンを絞って、完成!
▲レモンは、フォークを使うと果汁をしっかり絞りやすいです
星谷さん:
「瑞々しい春キャベツの持つ水分で蒸し煮にします。冬キャベツで作る場合は、蒸す工程で水大さじ1を加えてください。
キャベツが多く見えるかもしれませんが、キャベツの甘みが美味しくてモリモリ食べられちゃいます。
お好みでオリーブ油をごま油に変えてもOK。鍋底に残った濃厚な蒸し汁を、パンにつけて食べると美味しいですよ!」
全3話でお送りしたポットローストのレシピ。星谷さんにレシピを教わって、実際に作ってみて、ポットローストってなんて助かる料理なんだと実感しました。
お鍋ひとつで調理できるし、蓋をして蒸し焼きにする工程がメインだから台所が汚れにくい。いつものなんてことない食材も、レシピ通りに作ってみるだけで、美味しくてとっても満足感あるごちそうのように仕上がります。
そして、ずぼらな自分がなにより嬉しかったのは、材料がちょっとくらい焦げてもOKで、むしろその焦げが旨味になるというポイント。今回教えてもらった春キャベツのポットローストは、まさにちょっとの焦げ目が香ばしさと旨味になって、野菜をもりもり食べられる嬉しいメニューでした。
今夜の献立は、お家にあるお鍋でポットローストを作ってみませんか。
(おわり)
【写真】神ノ川智早
もくじ
星谷菜々
女性誌を中心に家庭料理やお菓子のレシピを提案するほか、自身のアトリエ「apron room」にて、不定期で料理教室やショップ、イベントを開催している。おもな著書に『BAKE 焼き菓子の基本』(成美堂出版)、『フルーツスイーツダイアリー』(グラフィック社)ほか多数。Instagram:@apron_room
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