【スタッフコラム】画面越しのコミュニケーション
バイヤー 小西
「きのう公園にいってね、ハートの石みつけたからね、ポッケに入れてきたの」と3歳の娘が、自分の上着を持ってきてポケットをゴソゴソ。
中から石ころを取り出して、とくいげに見せていました。
話す相手は、遠くに住む、おばあちゃん。
携帯の画面越しに、「すごいね〜、ハートだね〜」と返ってきて、娘もにっこりしていました。
離れた実家とのやりとりに、ビデオ通話をよく使うようになったのです。
使うのはほぼ娘たちで、おばあちゃんとは、それぞれ最近あったできごとを報告したり、保育園でつくったもの見せたり。
独身ながら甥っ子や姪っ子に人気の高い伯父さんとは、クイズを出し合いっこしたり、好きなキャラクターの絵を書いてもらったりと楽しんでいます。
実は、元々おしゃべりの多くない私の家族、以前までは、必要な用件があるときに短い電話ですませていました。
帰省することが難しくなってしまったからと始めた画面越しの会話でしたが、以前よりも、娘たちが遠くの家族を身近に感じているようです。
私や毎日会う保育園の先生に話すような、日常的で他愛もないやりとりだからなのでしょうか、すぐそばにいるような感覚で、距離を縮めてくれています。
リモートワークが中心となってから、仕事の中でも毎日のようにだれかとオンラインで顔を合わせています。
ミーティングや商談はもちろん、ちょっと気になったことでも、画面を繋いで相談します。
初めのうちは慣れなくて、自分の顔が映るのが恥しかったり、間があくとオタオタしてしまっていました。
そんな中、ふとしてでる何気ない雑談が、気持ちを軽くしてくれることがあります。
例えば、「今日は天気が良いけど花粉感じるね」とか「机の高さを変えたら体が楽になったよ」とか。
これまではあたりまえにあって、気にもとめていなかったのですが、他愛もない会話ができると、ほっとするんです。
今度は、しばらく会っていなかった友人たちとも、顔を見ながらたくさん雑談したいと思います。
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