【スタッフコラム】読み聞かせは苦手だったけれど

商品プランナー 中居

息子が眠る前の絵本の読み聞かせ。一日の最後のタスクだ、と思ってしまうほど苦手意識がありました。

読むこと自体は苦ではないのですが、「退屈していないかな?」「意味はわかるかな?」「ここは感情を込めて!」など気を回しながら読むと終わるころにはヘトヘトになってしまって。

一度読んだ本の結末はわかっているはずだし、心を込めて読んではいるけれど果たして上手に読めているのか、全然自信もなく。

でもそんな私の気持ちとは裏腹に、息子は「もう一回!」とせがんできます。「え〜こんな感じで大丈夫かな?」と思いながら、もう一回。

そんな正解の見えない迷いが、読み聞かせを「タスク」と認定してしまっていたようです。

 

思えば私も子どもの頃、寝る前の母の読み聞かせが大好きでした。もう一回!とせがんだ記憶もあります。

母はきっとお願いすれば、嫌な顔せずに読んでくれていたのだと思います。それこそ同じ物語を、記憶に刻まれるほど何度も何度も。

ただ話の内容よりも鮮明に思い出せるのは、母の声色です。ときにかわいいネズミさんになったり、豪快な母ちゃんになりきったり。

幼くて夜眠ることが少し怖かったあの頃、母の声にほっとして、大笑いして。まるで守られているように、心地よく眠りにつくことができたのだと、今になって思うのです。

 

当時の私は純粋に物語を楽しんでいたけれど、心の奥底では、母の声が聞きたかっただけなのかもしれない。

そんなことに気づいてから、読み聞かせに向かう姿勢も少し変わりました。細かなことは気にせず、とにかく気持ちをおだやかにして読む。それで、ごきげんで眠りについてくれたら花マル!です。

読み聞かせに限らず、「ママこっち見て!」「抱っこして〜」とまだまだ手がかかる息子(もうすぐ6歳)。

それも根っこにあるのは、赤ちゃんのときと変わらず、見て、触れて、安心したいという思いだけかも。子どもとの向き合い方で悩むことばかりですが、いつもだいたい答えはシンプルです。

 

ちなみに、絵本の選び方も工夫することで、近頃は私にとっても楽しい時間になりつつあります。

数週間に一度、図書館に本を借りに行くのですが、息子が選んだ本の他に、私が読みたいものもこっそり混ぜるんです。

懐かしい思い出の絵本、絵がわたし好みの本(男子とはどうにも好みが合わないので……笑)、実は読んだことのなかった名作、などなど。

最近は自分ひとりでも本を読めるようになってきた彼。そう遠くない未来、読み聞かせがいらなくなる日も来るはず。

そう思うと、もういいと言われるその日まで、もう少しだけ読んであげたい。さて、今夜は何を読もうかな〜〜


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