【春はサンドイッチ】第4話:表面サクッ、中とろり。フライパンで作る、バナナとチョコレートのホットサンド
編集スタッフ 奥村
柔らかな春の空気とともにほおばりたいのは、なんといってもサンドイッチ。
今回は料理家の堤人美(つつみ ひとみ)さんに、身近な食材で作りながらちょっぴり新しい「サンドイッチレシピ」を全4品教わりました。
最終話の今回は、1品あると嬉しいスイーツ系サンドのご紹介です。
ひと口かじれば、バターがじゅわり
チョコレートとバナナのホットサンド
材料(2人分)
食パン(8枚切り)…4枚
バナナ…2本
板チョコレート…1枚(50g)
【調味料】
バター(有塩)…大さじ2〜3
シナモンパウダー …適量
作り方
①パンに具材をサンドする
▽食パンの上に、長さ1/3、厚さ半分にスライスしたバナナを隙間なく並べる
▲焼く時に中身が出ないよう、できるだけ平らに並べて
▽手で割ったチョコレートを散らし、もう1枚の食パンでサンドする
②両面をじっくり焼く
▽フライパンにバター大さじ1を中火で熱し、溶けたところに1を入れ、弱めの中火で1分半〜2分、表面を押しながらじっくり焼く
▽こんがり焼き色がついたら裏返し、反対面もさらに1分半焼く
▲バターがなくなったら都度足して、食パンにたっぷり染み込ませながら焼きます
③食べやすい大きさに切り、できあがり
▲仕上げに好みでシナモンをまぶしても
堤さん:
「焼く時は強火だと中のチョコレートが溶ける前にパンに焦げ目がついてしまうので、弱めの中火でじっくり火を通してください。
バターは有塩がおすすめ。チョコの甘さに塩気がいいアクセントになります。熱々はもちろんですが、少し時間をおいて中のチョコレートが固まってきた頃に食べるのもまたおいしいですよ。
コーンフレークやアーモンドスライスを一緒に挟むのもおすすめ。食感がさらに楽しくなります」
▲今回は4等分にカット。片手でパンを押さえながら切ると、中身が飛び出しにくい
バターがしっかり染みたパンは、焼き立てはもちろん、冷めてもサクサクの食感。一口かじると染み込んでいたバターがじゅんわり口に広がって……これはまさに至福のスイーツでした。
全4話でお届けしてきたサンドイッチのアイデア。お気に入りのものは見つかったでしょうか? 春満開のこの頃、うららかな気候の中で味わって頂けたら嬉しいです。
【写真】佐々木孝憲
もくじ
堤 人美
料理研究家。作りやすく手軽なレシピと、身近な食材で作る、ちょっと新しい味わいのアイデアが人気。雑誌、書籍、テレビ、広告などで幅広く活躍する。最新の著書に『暮らしが変わる!家に帰ってスグおいしいホットクックごはん』(主婦と生活社)、『野菜はあたためて食べる!』(新星出版社)など。インスタグラムは @hitotsutsu。
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