【マイナス3度の過ごし方】01:揉んで、凍らせるだけ。スイカのグラニテで、食べる前から涼しくなる
編集スタッフ 糸井
暑いけどカラッとしているメキシコのようにはいかない、日本。湿気に熱風、忘れがたい暑い夏がまた来ますから、火照った身体が少しでも涼しくなる暮らしのアイデアは必需品。
昼からタコスやテキーラで乾杯して……なんて贅沢は言いませんし、バカンスだって求めない。今の体温から「マイナス3度」くらいひんやりと感じられたら、それで結構心地よくなるのではないでしょうか。
そこで本特集では、お家でできる、涼しくなるためのちょっとしたアイデアを4つご紹介します。
1話目では、「スイカ」を使ったおすすめのデザート。料理家・中川たまさんに教えてもらった、食べる前から涼しくなれそうな、見た目も爽やかなレシピです。
喉からひんやり
スイカとバジルの大人グラニテ
そのまま食べてもおいしいスイカですが、凍らせるだけでシャリシャリ食感に変身します。グラニテとして、暑い夏の喉をうるおす、ヘルシーなおやつに作り変えましょう(グラニテとは、シャリシャリとした氷菓子の、フランス発祥のデザートです)。
作り方は簡単。切って、揉んで、凍らせるだけ。
まずは、2〜3切れほどのスイカを、一口サイズに切ったら、種をとり、ジップロックなどの袋に入れます。
そこにバジル10枚程を入れて、袋の上から手で粗く潰したら、ひとつまみの塩と、白ワインビネガー大さじ半分を入れる。
材料はこれですべて出揃いました。
揉むようによく混ぜたら保存容器に入れて、冷凍庫へ。
半分くらい凍ったら(およそ3〜4時間ほどで至ります)、フォークでかき、空気をふくませ再度凍らせたらできあがり(ちなみに、ジップロックなどの袋に入れたまま凍らせても。その場合はフォークでかくときに容器に移し替えましょう)。
食べる直前にフォークでかいて、器にたんまり盛り付けましょう。
凍ったスイカのシャリシャリ食感。バジルの爽やかな香りと、喉へスーッとぬけていくビネガーの酸味。少し溶けてきたら、もとのスイカの食感がでてきて「これまた……」な夏のお味です。
夏バテした身体にもやさしく、保存もきくので、冷凍庫にスタンバイさせておき、どうぞ夏夜のお風呂上がりにも召し上がってみてほしいです。
余ったスイカの皮は、浅漬けにでも
皮の緑の部分を切り落としたら、皮の重量の1%程度の塩と、昆布などで一晩つけておくだけでできますよ。
体温をすこし下げてくれました。
明日は、どんなアイデアを試しましょう。
***
レシピのおさらい
スイカとバジルのグラニテ(2人分)
材料
・スイカ(皮をとりのぞいたもの)……300g
・バジルの葉……10枚
・白ワインビネガー……大さじ1/2
・塩……ひとつまみ
1.スイカは一口大にきり種をとり、保存袋にバジルと一緒に入れて袋の上から手で荒く潰す。
2.ビネガー、塩も加え袋を揉むようにしてよく混ぜる。
3.バットなど保存容器に移し冷凍庫に入れる。
4.半分くらい凍ったら(3〜4時間ほどで至ります)フォークでかき、空気をふくませ再度凍らせる。
5.食べる直前にフォークでかいて器に盛る。
スイカの皮の浅漬け
材料
・余ったスイカの皮(緑の皮部分を取り除いたもの)
・塩、昆布
1.皮の重量の1%程度の塩と、
***
(つづく)
photo:shinnosuke yoshimori(吉森慎之介)
監修・レシピ提供: tama nakagawa(中川たま)
もくじ
中川たま
料理研究家。神奈川・逗子で、夫と娘と暮らす。季節の食材や果実を生かした、家庭でも作りやすいシンプルな料理を手掛ける。近著に『ふわふわカステラの本』(主婦と生活社)、『器は自由に おおらかに おいしく見える器の選び方、使い方』(家の光協会)、『少ない材料で、簡単に作れる たまさんちのおおらかなおやつ』(家の光協会)。Instagram:@tamanakagawa
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