【かたまり肉でごちそう】第2話:フライパンひとつで完成! 鶏もも肉の「ハニーマスタード焼き」
編集スタッフ 奥村
クリスマスからお正月まで。慌ただしいこの時期の食卓には「かたまり肉」料理がおすすめです。
焼くだけ、煮るだけで手軽にごちそう感があり、コスパもばつぐん。この時期に嬉しい肉レシピ4品を、料理家の今井真実(いまい まみ)さんに教わりました。
2品目は、鶏もも肉1枚を豪快に使った「ハニーマスタードチキン」です。
大人も子供も好きな味!
フライパンひとつで「ハニーマスタードチキン」
材料(2人分)
鶏もも肉…2枚(約500g)
塩…小さじ1/2
オリーブオイル…小さじ2
しょうゆ、粒マスタード、はちみつ、白ワイン…各大さじ1
にんにく(すりおろし)…1片
(付け合わせ野菜)
れんこん…1節(約200g)
赤玉ねぎ(なければ玉ねぎ)…1個
【下準備】
・鶏もも肉は調理の30分前に冷蔵庫から出し、身からはみ出した余分な皮を包丁で取り除く。塩を全体にまぶして5分ほどおき、キッチンペーパーで出てきた水分を拭く。
・れんこんはよく洗い皮のままくし切り、赤玉ねぎは皮をむいて縦4等分に切る。
作り方
1.フライパンにオリーブオイルを入れ、鶏もも肉を並べる。鶏肉の両面にまんべんなく油がつくよう、裏返しながらなじませる。
▲火をつける前に油をなじませておくのが、パリッと仕上げるコツ
2.鶏肉の皮目を下にして火をつけ、鶏肉のすきまにれんこんを並べる。
ふんわりとアルミホイルを被せ、弱めの中火で11分、じっくりと焼く。
▲途中で触らずにほうっておく方が、皮目がパリッと焼き上がります
3.皮目に焦げ目がついたら裏返し、ふたたびアルミホイルを被せて4分蒸し焼きにする。
焼き上がったら鶏肉、れんこんを一旦取り出し、フライパンに残った汁は鶏肉にかけておく。
▲竹串で刺し、透明な肉汁が出てきたら、火が通ったサイン
4.ハニーマスタードソースを作る。フライパンに残った焦げをこそぎ、そこにしょうゆ、粒マスタード、はちみつ、白ワイン、にんにくのすりおろし、赤玉ねぎを加えて弱火にかける。
▲フライパンに残った焦げは、大事な旨味なので捨てないで
5.玉ねぎに好みの具合まで火が通ったら、フライパンに鶏肉をもどし、ソースを全体にからめる。
3のれんこんと共にお皿に盛り付けて、できあがり。
今井さん:
「赤玉ねぎは、シャキッとした食感が残る程度に仕上げるのがおすすめ。鶏肉の味付けが濃厚なので、口休めにサラダ感覚で食べるとが口内がさっぱりします。
鶏もも肉の分量(1人1枚)は少し多めに感じるかもしれませんが、焼くと身が縮むので、意外とペロリといけてしまいます。
もしくは、ひと口大に切ってから調理して、2〜3人でシェアして頂くのもいいかもしれません」
粒マスタードは辛みより酸味をプラスするので、濃厚な味付けのいいアクセントに。見た目より軽やかでさっぱりと頂けました。お子さんでも食べやすい味だと思います。
ごはんにももちろん合いますが、ソースをパンにつけて食べるのもおすすめ。わたし奥村は翌日に残った一切れをサンドイッチにして食べたら、甘じょっぱくてたまらない美味しさでした。
冷蔵庫で4日、冷凍で1ヶ月保存も可能。冷凍するときはかたまり肉のままでも、ひと口大に切ってラップでくるんでも。多めに作っておけば、お弁当のおかずにもよさそうです。
【写真】鈴木静華
もくじ
今井 真実
料理家。東京都世田谷区で料理教室(現在はオンラインレッスン)を主宰しながら、さまざまな媒体でレシピ作成やタイリングを行っている。毎日のご飯作りの助けになる「新しい家庭料理」のレシピに定評があり、ブログ https://note.com/imaimami/ でも掲載中。Instagram:@mamiimai。
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