【平日21時のおやつレシピ】第2話:ぷるん、じゅわり。レンジで簡単「やわらかいちご大福」

お正月を終えて、世の中がちょっとずつ動き出す日々は、どうしたって気張ってしまうもの。
そんなときにぴったりの、夜の9時、ほっと一息つける時間からでも気軽に作れるおやつのレシピをお届けしています。
「SEKAI NO OYATSU」の鈴木文さんが教えてくれるレシピは、どれも材料はシンプル、オーブンも使わず、準備から30分もあれば完成しちゃう、ハードルの低さが魅力。
第2話の今回は、ちょっと特別感もありみんなが大好きな「いちご大福」のレシピをお届け。手作りならではのおいしさが堪能できるので、ぜひ試してみてくださいね。
作りたてのぷるぷるがたまらない
「やわらかいちご大福」

鈴木さん:
「求肥はレンジで手軽にできるので、意外と簡単なんです。使う材料も白玉粉と砂糖だけにしました。
あんこはかためが扱いやすいので、市販のこしあんを使いましたが、お好みで。白あんもよく合うと思います。余ったあんこは小分けにして冷凍しておけますよ」
材料(4個分)

<求肥生地>
白玉粉…60g
水…90ml
砂糖…25g
片栗粉…適量
<餡>
苺(中・1個15gくらい)…4個
あんこ…80-120g※
※大福一個当たりいちご+あんこ=40gにおさめる。
下準備
いちごとあんこを合わせて冷蔵しておく
いちごは洗ってヘタを取り、よく水気をふいておく。あんこは4等分して丸めておき、そこにいちごの先をつきさすようにしてから、いちご全体を覆う。


丸く整えたら、この状態で冷蔵庫に入れておく。(冷たい方が求肥で包む作業がしやすいのだそう)
くっつき防止の片栗粉を用意しておく
ふるいやザルを使って、後で求肥を広げるバットなどにしっかり片栗粉をひいておき、打ち粉や手につける用の片栗粉もすぐそばに用意しておく。
▲やわらかな求肥を扱うときの最大の難所が、くっついてしまうこと。きちんと片栗粉を作業台や手にまぶしておけばいいので、後で慌てないためにもここで準備しておきましょう
作り方
1. 耐熱ボウルで、白玉粉、水、砂糖の順に合わせる
このまま電子レンジにかけるので、耐熱ボウルか耐熱のタッパーに白玉粉を入れ、少しずつ水を加えながら、ゴムベラか手でダマのないように滑らかに合わせる。

全部水を入れてしまわないうちに、すっかりダマはなくしてしまうようによく混ぜ合わせる。


全部水を入れた状態はこのくらいのやわらかさ。そこへ砂糖を入れて混ぜる。
2. レンジで加熱して、混ぜる

600wのレンジで約1分加熱し、全体が均一になるようにゴムベラで混ぜる。
レンジから取り出したときには、写真のように表面だけ固まって、下の方は水っぽくて大丈夫です。
3. 再びレンジで加熱して混ぜ合わせる
600wで1分加熱して取り出し、今度はツヤと粘りが出るまでしっかり混ぜ合わせる。

粘りがあるのでゴムベラで持ち上げたら全体が持ち上がってすぐに落ちず、つやっともち肌になっている状態が正解。

家の電子レンジのワット数が少なかったり、多めの材料で作ってまだこの状態にならない場合は、もう一度電子レンジにかける工程を追加してみてください。
4. 3でできた求肥を4等分する

片栗粉をまぶしたバットに3を取り出し、求肥の表面と手に片栗粉をふり、切り分けやすいように手で平らにする。

カードやナイフにも片栗粉をまぶして、4等分する。この後、数分このままにしておくと粗熱が取れて以降の作業がしやすくなる。
冷めるまでおいても、求肥がかたくなりすぎて扱えなくなることはないので、慌てずに。
5. 手に片栗粉をつけて、求肥で餡を包んでいく

手の平、指先の水気をしっかり取って片栗粉をつけたら、求肥の皮でいちごあんを包む。4等分してあった求肥の上にあんこで覆われた方のいちごあんを乗せ、そこから求肥を引っ張るようにして上に集めていく。



最後は、両手で全体を丸く整えたら完成。
▲乾燥しないようにラップをしておけば、翌日のおめざやおやつにもおすすめです
できたてを大きな一口で頬張れば、口いっぱいにいちごの甘酸っぱさとあんこの風味が広がります。驚くべきは、求肥の柔らかさ。ジューシーともいうべき食感は、作りたてならではです。

とっておきの和菓子のイメージがあったいちご大福ですが、お菓子作りの中でも初心者にも最適なものだっとは意外でした。包む作業が楽しいのも嬉しい発見。キュンとするおやつを食べたいときの定番になってくれそうです。
***
最終回は、板チョコと生クリームだけで作れちゃう、簡単「ムースショコラ」のレシピをお届けします。あたたかなまま食べても、冷やしても、そしてアイスクリームにしてもおいしい、一石三鳥のデザートですよ。
【写真】木村文平
もくじ


鈴木文
立教大学卒業後、株式会社バーニーズジャパン入社。アパレル業界を経て、パティシエに転身。ザ・ぺニンシュラホテルのフレンチレストランやパティスリーなどで修行を積んだ後、会員制レストランでシェフパティシエに就任。退職後は約1年にわたり、世界各地でお菓子を作る旅へ。これまで50カ国以上を訪れ、500種類以上の世界のお菓子を学んだ経験をもとに、2018年よりお菓子ブランド「SEKAI NO OYATSU」を主宰。著書に『世界のおやつ おうちで作れるレシピ100』(パイインターナショナル)。https://sekainooyatsu.com/
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