【あの人が選ぶ日用品】味があって手放せない。絵の具の飛んだ「腕時計」(イラストレーター・椎木彩子さん)
編集スタッフ 糸井
雑貨や洋服だけじゃない、暮らしに必要な道具たち。
たとえば毎日使う洗剤から、掃除道具に歯ブラシまで。素敵なあのひとは「日用品」をどんな視点で選んでいるのだろう?
この連載ではそんな日用品にフォーカスして、繰り返し愛用しているアイテムとその理由を伺います。
今回ご紹介いただくのは、イラストレーターの椎木彩子(しいき さいこ)さんです。
自作のノート
「いつからでしょう、自作しているノートはいつもかばんに入れています。絵本のアイデアを記したり、
自作といっても、作り方は簡単。安価なコピー用紙を10枚ほど束ねて、ホチキスで中綴じをするだけ。制作時間は1分ほど、すぐに作れます。ポイントとしては、アイデアのテーマに合わせて紙のサイズ(B5〜A4ほど)を選んでつくり、使いやすくしているところでしょうか。
既製の上質な文具も好きではあるのですが、『失敗してもいい、汚してもいい』という気持ちが、躊躇なくたくさん書き込めていいんです」
絵の具が塗り重なる腕時計
「2018年にソウルの『雨乃日珈琲店』というお店で絵の展示をしたのですが、旅先なのにいつもの腕時計を忘れてきてしまい、現地で買い求めた腕時計。
当初はシンプルな見た目だったのですが、今ではただひとつのオリジナル時計です。
というのも、年に5回、アトリエをシェアしている音楽家の方とライブペインティングをしているのですが、ライブペイントの際、時間を把握するために腕時計を必ずつけるんです。そうすると、終わる頃には腕時計に絵の具が『ピッ』と。
高いものでもなかったので、絵の具がついても始めからあまり気にしていませんでしたが、使い込んでいくうちに思い出も(絵の具よごれも)足されていって愛着が沸いてしまいました。味があって手放せません」
NIKEのスニーカー
「かれこれ10
今は3足を並行して履いています。定番の黒色と、合わせやすい白色と、ピンク色の3足です。夕食の買い出しスタイルにも、おでかけ用のワンピースにも、常に選んでいますね。
大体2、3年で買い換えることが多いのですが、今履いているもので一番古いのは、8年前に購入したものでした。色はモノトーンが好きですが、形はハイカットやローカットのものなど、色々と試して買ってみています」
椎木彩子
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