【飛田家のおかずサンド】01:ハムのない日に生まれた定番。まんまるちくわのサンドイッチ
編集スタッフ 糸井
うららかなる春に食べたくなるサンドイッチ。忙しい日も、冷蔵庫にある限られた食材で、10分あれば作れてしまえたら嬉しいです。
そんなレシピを、料理家の飛田和緒(ひだ かずを)さんに教えていただきました。
1品目は、ちくわのサンドイッチです。「サンドイッチにちくわ? 」というように、自由な発想で、ちょっとめずらしい具材の組み合わせが飛田家のサンドイッチの特徴なんです。
とっても美味しく、食べれば不思議とお腹がいっぱい! プリッとしたちくわと、シャキシャキきゅうりで食感もたのしいひと品ですよ。
プリッと、シャキッと
風味豊かな、ちくわのサンド
材料(1人分)
ちくわ…1本半
きゅうり…1/2本
大葉…2枚
ケッパー…小さじ1/2程(ケッパーがなければピクルスや浅漬けなどでも美味しいです)
角食パン(8枚切り)…2枚
バター、マヨネーズ、塩…適量
【下準備】
・ちくわは縦半分に切る
・大葉は茎部分を切っておく
【ワンポイントアドバイス】
バターやマヨネーズなどはお好みです。クリームチーズや、スライスチーズ、マーガリンもおすすめですから、好きなものを塗ってください。持ち歩く場合はパンの内側にバターやマヨネーズなどでコーティングしておくと具材の水気などを吸わずにすみますよ。
作り方
①きゅうりは縦に薄切りにし、塩をひとつまみふって10分ほど置く。水気が出たらペーパーでふきとる。
▲すぐ食べる場合は水気を切らなくても大丈夫ですが、時間を置く場合は水気をしっかり切ると◎。サンドイッチが水っぽくならず、食感がよりよくなります。
②パン1枚にバターをぬり、もう1枚にマヨネーズをぬる。
③きゅうりを平らになるように並べて、
ちくわをのせ、ケーパーをちらし、
大葉をのせて、挟む。
*すぐに食べる場合はそのまま食べやすく切り、持ち歩く場合は一度ラップできつめに包み、パンと具材を密着させてから切ると◎。
④半分に切って、でき上がり。
飛田さん:
「ハムを切らしていたとき、冷蔵庫にあったちくわを代わりに入れてみたら美味しくて。以来、わが家の定番になりました。今回はちくわでしたが、ハムの代わりにさつま揚げやかにかまなどを入れる日もあります。
大葉がいいアクセントになるので、あればぜひ入れてみてくださいね」
一口食べるとやわらかい食パンの中に、プリッとしたちくわとシャキシャキのきゅうり。大葉の香りが後をひく、味も食感も大満足のメニューでした。ぜひ試してみてくださいね。
【写真】上原朋也
もくじ
飛田和緒
東京都生まれ。現在は神奈川県の海辺の町で、夫と娘の3人で暮らす。毎日無理なく続けられる、作りやすい食材を使った、シンプルでおいしい料理が人気。著書に『素材ひとつで作りおく ひだめしの素』(KADOKAWA)、『塩、しょうゆ、みそで飛田式おかず』(西東社)、『ひだパン』(東京書籍)、『いちばんおいしい野菜の食べ方』(オレンジページ)、『常備菜』(主婦と生活社)、『ひだゴハン』(東京書籍)など多数。Instagram:@hida_kazuo
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