【かんたん、まぜおにぎり】04:具は作り置きおかずにも。ごま油が香る「キンパ風おにぎり」
編集スタッフ 糸井
慣れ親しんだおにぎりも、ちょっと具材を変えると新鮮なおいしさがあります。さらにそれが、具材を全部まぜこんでつくる、手軽な「まぜおにぎり」だったらなお嬉しい。
そこで今回は、料理家のこてらみやさんに、簡単に作れるまぜおにぎりを教えていただきました。
4品目は、韓国の海苔巻「キンパ」風のまぜおにぎり。ついでに普段の料理に重宝するおかずをつくりおきできるメニューですよ。
野菜とミンチでボリューム満点!
彩り、キンパ風おにぎり
材料(小さなまぜおにぎり6~7個分)
ごはん…300g
醤油ミンチ…大さじ4~5
塩もみ野菜のミックスナムル…ディナースプーン4~5
焼きのり…全型1/2枚
塩…少々
●醤油ミンチの材料
豚ひき肉…300g
酒…大さじ1
しょうゆ…大さじ2
油…小さじ1~2
●塩もみ野菜のミックスナムルの材料
きゅうり…2本
なす…2本
にんじん(小)…1本
塩…適量(野菜の重量の2%)
油…小さじ1
<A>
ごま油…小さじ1
おろしにんにく…少々
炒り白ごま…小さじ1
作り方
①醤油ミンチをつくる。フライパンに油を入れて熱し、ひき肉をほぐしながら炒める。
肉の色が変わってきたら酒としょうゆを回し入れ、水分を飛ばすようにじっくり炒める。
ひき肉の水分が飛んで、澄んだ油がしみ出してきたらバットにあけて冷ます。
冷めて脂が固まってきたら、全体をよくかき混ぜてから、清潔な瓶に保存する。
▲ひき肉は傷みやすいので、しっかり炒めて 水分を飛ばすようにします。なるべく空気が入らないように、びんに押し込むようにして詰め、ラップで表面を覆ってからふたをします。冷蔵庫で10日間程度もちますよ。
②塩もみ野菜のミックスナムルをつくる。きゅうりとなすは縦半分に切ってから5mm厚さの斜め切りにする。にんじんも、きゅうりとなすの大きさに合わせて2mmの薄切りにする。
切った野菜を全てボウルに入れて重さを量り、重量の2%の塩をまぶしてまぜ、30分ほど置く。
野菜がしんなりしたら水気をぎゅっと絞る(水気をしっかり切ることで歯応えが出ます)。
フライパンに油を入れて熱し、中火で炒める(油で炒めることで青臭さが取れ、保存性が高まります)。油が全体になじんだら火を止めて<A>を加え、混ぜ合わせる。粗熱が取れたら清潔な瓶に入れて、冷蔵庫で保存する。
▲野菜のナムルも、冷蔵庫で約1週間の保存が可能です。
④おにぎりをにぎる。炊きたてのあたたかいごはんと具材を合わせて、さっくりと混ぜ、手に水をつけてにぎる。
こてらさん:
「最後に入れる焼き海苔が隠し味の、キンパ風のおにぎりです。お好みでコチュジャンをちょこんとつけて食べてもおいしいですよ。
残りの醤油ミンチはそのまま食べてもおいしいですし、冷奴にのせたり、麻婆豆腐や野菜炒めに使ったり、野菜ナムルは卵とさっと炒めるのもおすすめ。どちらもあると大助かりな、我が家の定番のつくりおきおかずです。野菜は、このレシピ通りでなくとも、そのとき家にあるもので勿論大丈夫ですよ」
一口食べると、焼き海苔と醤油ミンチの香ばしさや、ごま油の香るナムルが後をひく味。たっぷりの野菜をおいしく食べられるのも有り難いところ。おなかも栄養も大満足のメニューでしたよ。
全4話でお届けしてきた、こてらさん家のまぜおにぎり。慣れ親しんだおにぎりも、ちょっと具材を変えるとこんなに新鮮に楽しめるんだ! とうれしいメニューばかりでした。
おかずがないときでも、具材をまぜこんだおにぎりをつくれば、手軽におなかを満たせる。普段の食卓やお弁当、ピクニックにぜひ登場させてみてくださいね。
(おわり)
【写真】上原朋也
もくじ
こてらみや
料理家・フードコーディネーター。素材のおいしさをシンプルな調理法で引き出した料理を得意とする。ライフワークは、旬の食材でびん詰めを作ること。著書に、『生姜屋さんとつくった まいにち生姜レシピ』(池田書店)や『365日、おいしい手作り!「魔法のびん詰め」: とっておきの保存食レシピが満載!』(王様文庫)、『おかずのもと アレンジ自在で毎日おいしい! 』(QURASHI BOOKS)などがある。2022年9月にアノニマ・スタジオより新刊を上梓の予定。Instagram:@osarumonkey
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