編集スタッフ 糸井

困ってしまうほど暑い夏を乗り切るためのアイテムは、いくらでも知っておきたい気がしています。

そこで、朝も昼も夜にでも、手軽に元気をチャージできる自家製シロップとゼリーのレシピを、料理家の中川たまさんに教えていただきました。

1品目は、夏にワクっとする、赤色に仕上げたクラフトコーラのシロップと、ベーシックなコーラシロップの2種類です。

クラフトコーラのシロップづくりなんて、複雑で、難しそうなイメージでした。が、材料を全て15分ほど煮詰めるだけで、本当にすぐ作れてしまいました！

味もとってもおいしくて、この夏リピート必至になりそうです。

 

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すぐに作れて、本格味。
レッドとイエロー、クラフトコーラシロップ

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材料（2人分・200ml）

▲こちらはレッドクラフトコーラの材料。

【レッドとイエロー共通】
生姜…1かけ
シナモン…1本
バニラビーンズ…1／2本
グローブ…8ケ
カルダモン…2ケ
ナツメグ…少々
水…1カップ

【レッドのクラフトコーラのみ】
ローズヒップとハイビスティのティーバッグ…1袋
洗双糖（せんそうとう）またはグラニュー糖…40g

【イエローのクラフトコーラのみ】
レモン…1/4ケ（薄切りにしておく）
黒糖…40g

 

作り方

①生姜は薄切りに、バニラビーンズは縦に切り目を入れる。

 

②シナモンは適度に折り、カルダモンはつぶす。

 

③鍋に全ての材料を入れ中火にかける。

沸いたら弱火にし、10分〜15分ほど煮込む。

 

④あら熱がとれたらティーバッグを取り除いて、保存容器に移し入れる。　

中川さん：
「洗双糖は優しい甘味と透明度高く仕上がるのが特徴です。より本格的に作ろうとすると砂糖ではなくカラメルを作って入れるのですが、今回は、より手軽に、何度でもおいしく作れるレシピにしてみました。

ベーシックなイエローのクラフトコーラにするなら、砂糖を黒糖に変更し、ティーバッグの代わりにレモンを1/4ケ、薄切りにして加えるだけ。あとの作り方はすべて一緒です。

どちらも冷蔵庫で2週間ほど保存できますよ」

▲すべて入れて、同じように煮詰めるだけです。

作ったシロップは、炭酸で「1:1」に割ってどうぞ。他にも、赤ワインで割ってサングリア風に楽しむのもおすすめです。

まず頂いたのは、レッド・クラフトコーラ。ハーブティーを入れるから、結構クセがあるのかな？ と思っていたのですが、そんな気持ちは一口目で消えました。なんでしょう、とにかくとってもおいしい！

ハーブティーの酸味はまったく角がなくシロップに交わり、それでいて全体の甘みも柔らか。スパイスも絶妙に効いていて、まさしくクラフトコーラの味。飲むと身体がスッキリしてくるのも不思議です。

ベーシックなクラフトコーラシロップの方は、レモンが効いていて、キリッと、より直線的な酸味を感じる味に。

どちらもとっても簡単に作れてしまうので、ぜひ試してみてくださいね。

 

【写真】上原朋也

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もくじ

 

中川 たま

料理家。神奈川・逗子に夫と娘と暮らす。季節の食材や果実を生かした、家庭でも作りやすいシンプルな料理を手掛ける。近著に『つるんとのどごしのいいおやつ』（文化出版局）、『ふわふわカステラの本』（主婦と生活社）、『器は自由に おおらかに おいしく見える器の選び方、使い方』（家の光協会）、『少ない材料で、簡単に作れる たまさんちのおおらかなおやつ』（家の光協会）。Instagram：@tamanakagawa

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