【北欧をひとさじ・春】何も考えない、をするために。思考のデトックスがはかどる欠かせない習慣
お気に入りのマグカップで紅茶を飲んだり、夜は明かりを落としてキャンドルを灯したり、煮詰まったときにfikaと称して甘いものを食べたり。北欧の暮らしからヒントをもらうことで、日常が彩られていることを感じます。
動画コンテンツ『北欧をひとさじ』は、季節の巡りを大切にしている北欧にちなんで、その時季にまつわる習慣をご紹介する番組です。お話をお聞きするのは、日本に住む北欧に縁のある方々。
自分の暮らしに北欧のエッセンスをひとさじ(それ以上の方も!)加えて暮らしている方にお話を聞いていきます。
丸山さんの春の習慣
「散歩で思考のデトックスをする」
春の習慣をお聞きしたのは、デザイナー兼イラストレーターの丸山未来(まるやま みらい)さん。
自身がデザインしたポスターとヴィンテージ雑貨のオンラインショップを運営しながら、北欧の魅力についてSNSをとおして発信しています。北欧好きとなった幼少期のエピソードやインテリアの仕上げとして飾る花にまつわる習慣をお聞きした前編。
つづく後編では、つい考えすぎてしまう丸山さんが大切にしている思考を整理するための習慣についてお話しいただきました。
丸山さん:
「在宅ワークなので外に出る機会が本当になくて、いつしか散歩が日課になりました。
特に時間帯を決めているわけではなく、体を動かしたいとか太陽を浴びたいとか、そんな些細なきっかけで外に出ているけれど、実はとても切実で本能からくる習慣な気がします」
丸山さん:
「ふだんの散歩は近所を歩く程度ですが、春はできるだけ外にいたいと思って遠出をすることも。スウェーデンのお菓子が食べられるカフェ『FIKA FABRIKEN』はお気に入りの場所です。
カルダモンの香りが特徴的なセムラは、北欧の春の定番。季節に合わせた北欧の味が楽しめるので時々足を運んでいます」
丸山さん:
「フィンランドの『365日のシンプルライフ』という映画が大好きで、物の選び方や暮らしそのものに大きな影響を受けました。
主人公は、物で自分を埋めようとするタイプの男性。あることがきっかけで持っている物をすべて手放して、生きていく上で本当に必要な物について考えるドキュメンタリー映画です。
それまではかわいいから、足りないからという理由で物を買っていたけれど、その映画を見てから物との付き合い方や買うときの基準が変わりました。
自分らしい暮らしをつくるルールにも影響を受けています」
丸山さん:
「家にいるとつい考えすぎてしまうから、散歩をしたりカフェにいるときはひたすら目の前で起こることを眺めていることが多いんです。
頭の容量がいっぱいになってしまうそんなとき、意識的に自分を外に出して何もしない時間をつくるようにしています」
理想と憧れのバランスをとりながら、できる範囲で今の自分にとって心地よい暮らしを模索し続けている丸山さん。等身大の日常を垣間見て、私自身の手元にあるものについて考えてみたくなりました。
お気に入りのカフェメニューや映画のなかでの好きなセリフなど、詳しい内容はぜひ動画でご覧ください。
続きはYouTubeでお楽しみください
バックナンバー
チャンネル登録はこちらYouTubeでチャンネルを登録していただくと、最新話のお知らせが受け取れるようになります。
短編ドキュメンタリー『うんともすんとも日和』や、ドラマ『青葉家のテーブル』、『ひとりごとエプロン』などのバックナンバーもあわせてお楽しみください。
撮影:米澤佳州子

丸山 未来
フリーランスのデザイナー兼イラストレーター。北欧ポスターとヴィンテージ雑貨のオンラインショップを友人とふたりで運営している。美術大学卒業後、デザイン会社に就職し、北欧雑貨を扱うクライアントの企画を担当。雑貨を通して北欧の文化に触れる。
感想を送る
本日の編集部recommends!
新定番の見つけ方
今のわが家に、ぴったりのハンドソープって?【SPONSORED】
春のファッションアイテムが入荷中です!
香菜子さんと作ったリネンブラウスや、重ね着しやすいタンクトップなど、今おすすめのアイテムが揃っています。
Buyer's selection|今欲しい靴とサンダル
毎年人気のレザーサンダルや、春の新作スニーカーなど、コーデを格上げしてくれるアイテムが入荷中!
【動画】北欧をひとさじ・春
何も考えない、をするために。思考のデトックスがはかどる欠かせない習慣