【ごちそう野菜レシピ】第2話:いつもの野菜がメインおかずに「きゅうりのフライパングリル」

編集スタッフ 藤波

旬の野菜をおいしく食べたい! ……だけど忙しい毎日、メニューをゆっくり考える時間がなくて、気がつけばいつも同じ副菜に頼ってしまう私がいます。

そこで、いつもの野菜をとびきりおいしく食べられる、シンプルだけど新しいレシピを、野菜料理研究家のカノウユミコさんに教えていただきました。

2品目は、なんとも迫力あるきゅうりのグリル。きゅうりって焼けるの!?と驚きましたが、青臭さが消えた、全く新しいおいしさに出会うことができました。

 


トマトとぽん酢のソースでさっぱり
「きゅうりのフライパングリル」


 

材料(2人分)

きゅうり…4本
オリーブオイル…大さじ1
塩、こしょう…各少々

A(ソース)
ミニトマト(5mm角に切る)…8個
小ねぎ(小口切り)…1本
ぽん酢…大さじ4
タバスコ…少々

 

作り方

1. きゅうり全体に塩、こしょうをまぶしつける

▲こしょうは削りたてがおすすめです

 

2. フライパンにオリーブオイルを熱し、1を並べる。ふたをして時々返しながら弱火〜中火でおいしそうな焦げ目がつくまで焼く。

 

3. Aを混ぜ合わせてソースを作る。器にきゅうりを盛り付け、ソースをかけたらできあがり。

カノウさん:
「ミニトマトのみじん切りは潰れてしまっても大丈夫。汁も一緒にソースに入れてしまいましょう。このソースは、豆腐や肉料理、1話で紹介した蒸しキャベツにかけてもおいしいですよ。

野菜料理の良いところは、生でも食べられるのでシビアに焼き加減を見なくても大丈夫なところ。リラックスしながら、おいしそうな焼き目がつくのを待ちましょう。

大皿に盛ってメインディッシュとしても。もちろん、カットして小皿に分けて副菜としても召し上がっていただけます」

 

いつもの野菜が、ごちそうに

はじめは私たちも半信半疑だったのですが、ほくっとジューシー、全く新しいきゅうりの表情の虜になってしまいました。

トマトとぽん酢のソースはピリッと爽やかで、夏バテの名残を吹き飛ばしてくれそう。余ったものを冷奴にかけてみたら、これまた最高でした。

サラダや野菜スティックもいいけれど、今日はいつものきゅうりとトマトで特別なひと皿を作ってみませんか。

 

【写真】土田凌


もくじ

 

カノウユミコ

野菜料理研究家。 鳥取県北栄町のふるさと大使。 鳥取県の専業農家に生まれる。 生来の料理好きで、高校生のころから自然食に興味を持ち、ベジタリアン料理、精進料理を研究する。著書に「カノウユミコの この野菜でどど〜んと一品レシピ」「菜菜ごはん」シリーズなど。

 


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