【あの人のバッグ】デザインの仕事を支える、機能的で見た目も素敵な道具たち

ライター 瀬谷薫子

リップに手帳、お財布、ポーチ。お出かけに欠かせないものとして、選び集めてきた「バッグの中身」には、そこかしこにその人らしさが詰まっている気がします。

「あの人のバッグ」は、気になるあの人のバッグやポーチの中身を見せてもらう連載。

今回のバッグの持ち主は、アートディレクターで『studio PSHKE(スタジオ プシュケ)』を主宰する稲数麻子(いなかず あさこ)さんです。

イベントの空間装飾や店舗デザイン、インスタレーション、アート制作など幅広く活動する稲数さん。今回はお仕事バッグとポーチの中身を拝見しました。



ーバッグとその中身ー
機能性は大前提、
見た目にもこだわった仕事道具


左上から時計まわりに

・スクールクロッキー(A4)/maruman
・コンベックス/toolbox
・手帳/PLOTTER
・CERTO(財布)/HIROKO HAYASHI
・名刺入れ/水金の文庫革
・オレンジのペンケース / 自作

(文房具)
・三角スケール
・Staedtler Mars technico(STAEDTLER)
・ステンレス定規
・30度カッター
・フリクションボールペン

・檸檬の指先(ネイルクリーム)/ LUSH
・nogle(キーケース)/ Lille og Stor
・フレグランスオイル / FLOAT
・SCRUNCHIE(シュシュ)/AZUR(CABANON)
・マウスの巾着 / GLOINI
・マウス / Microsoft

稲数さん:
「空間デザインの仕事をしているので、日頃からデザインに使う道具を多く持ち歩いています。やはり実用性が大事で、けれど機能的で見た目も気に入るものがなかなかないので、どちらも備わったデザイン性の高いものを探しています。ハサミやペン、スケールやカッター、搬入搬出する時の手袋……仕事道具であるからだけでなく”プロダクト”としても、道具が好きなんです」

稲数さん:
「『Maruman』のスクールクロッキーは、欠かせない道具のひとつ。デザインの仕事を始めた頃から、クロッキー帳が好きで色々使ってみていたのですが、デザインも使い勝手もこれが一番好み。愛用し続けてもう何代目になるか分かりません。

主にデザイン構想中のスケッチに使うのですが、スケッチブックなどの分厚すぎる紙ではだめで、方眼や線のない無地の紙、スムースな触り心地が良く、2B~HBあたりの鉛筆かシャーペンで書いたときに滑りが良い。理想が詰まっているんです。

サイズも色々使ってみたのですが、持ち運びもしやすく、書くときにも狭すぎないA4サイズが気に入っています」

稲数さん:
「もうひとつ、コンベックス(メジャー)もすごく気に入っているアイテムです。職人さんが持つようなゴツいものが多いのですが、このところは洒落たデザインのものも目にするようになりました。仕事柄必須アイテムで基本的にいつも持ち歩いているので、気分が上がるものが良くて。このコンベックスはtoolboxで購入したのですが、今まで使ってきたものの中でいちばん、気に入っています」

稲数さん:
「バッグは昨年販売を開始した自社ブランド『PSHKE LIVING(プシュケ リビング)』のもの。

空間デザインの仕事をしていると出合う、さまざまな工業資材を『何かに使えないかな?』と思いバッグに仕立てたものです。自分が使いやすいように考えたデザインなので、実際に愛用しています。見た目も軽やかで、装いが明るくなるこれからの時期にぴったり。荷物が多くてもたくさん入るのでお気に入りです」


− ポーチとその中身 −

忙しい日も、これさえあれば
便利で心地いいアイテム


上から順に

・リキッドリップ / メイベリン
・眉ペンシル / 無印良品
・ファンデーション / MiMC
・保湿バーム / The Little Sunshine
・リップクリーム / LUSH

稲数さん:
「どちらかというとメイク用品よりも基礎化粧品に、より興味があるかもしれません。中でも環境に配慮されたものづくりや、理念に共感できるブランドのプロダクトをできる範囲で選ぶようにしています。

その点で最近は『LUSH』のものが気に入っています。容器返却ができるものが多く、動物実験反対のスタンスにも共感でき、気持ちよく使えるからです。

施工現場に入るとリップを塗り直している時間がない日も多いのですが、そんな時に便利なのが『メイベリン』のリキッドリップ。一度塗ればほとんど落ちずに長持ちするので、忙しい日に重宝しています。

最近持ち歩いているのは、『The Little Sunshine』のバーム。体や顔のどこにでも使えるナチュラルな原料で、香りも好み。使うたびに癒されます」

稲数さん:
「バッグは毎日同じものを使うより、洋服や気分、その日の用事によって変えます。

現場仕事の日は汚れてもいいリュックがマスト。両手が空けられて、重い荷物も持ち歩きやすいので便利なんです。

荷物はすごく多い方です。仕事とプライベートの境目があまりないので、基本ノートPCはいつも持ち歩いていますし、現場調査や打ち合わせの際はiPadも使います。全ての仕事がデジタルで完結できれば良いですが、急に手を動かして考えたくなる時がいつやってくるか分からないので、アナログの道具も必須。クロッキー帳も休みの日だって年中常備しています。

荷物が少ない人には憧れますが、これが自分らしいバッグの中身なのかもしれません」

気分の上がるデザインを大事にしながら、機能面もしっかり重視。仕事に邁進する稲数さんらしさが伝わる、バッグの中身でした。

次回はどんなバッグが登場するでしょうか。お楽しみに。

 

「あの人のバッグ」
その他の記事はこちら



アートディレクター・デザイナーとして、イベントの空間装飾や店舗デザイン、インスタレーションアート制作など幅広く活動する。また、「美しいを哲学する」をテーマとした活動体「PHILOSOPHIA」を主宰し、2022年にインディペンデントマガジン「ELEPHAS」を創刊。Instagram @asakoinakazu


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