【毎日食べたい納豆レシピ】04:お酒もご飯もすすんじゃう。止まらない美味しさ「納豆春巻き」と「ブルスケッタ」
ライター 小野民
そのまま食べてもいいけれど、家にいつもある納豆を毎日のごはんにも役立てたら。納豆の新しいおいしさに出合うレシピを紹介しています。
教えてくれるのは、料理家の黄川田としえさん。手軽で納豆が主役のレシピを、いろいろ教えてもらいました。
最終話で教えてもらうのは、手軽さが魅力の2品。お酒に合うおつまみながら栄養もある、大人の一品がほしい!というわがままな願いを叶えたレシピは、いろいろな場面で役立ちそうです。
くるりと巻いて、揚げるだけ
カレー風味がやみつきの「納豆春巻き」
材料(8個分)
納豆(40g)…2パック
カレー粉…小さじ2
春巻きの皮…4枚(斜め半分に切る)
揚げ油…適量
水溶き小麦粉…適量
作り方
1. 納豆は付属のタレとカレー粉を混ぜておく
それぞれのパックにタレとカレー粉半量ずつを混ぜると洗い物も少なく、春巻きに入れる量もわかりやすいです。
2. 半分に切った春巻きの皮に1を入れて巻く
斜めに半分に切った春巻きの皮は、つるつるの面を下にして置き、1を1/8量ずつ乗せます。
水で溶いた小麦粉を納豆の下の部分に塗り、納豆の幅まで左右を折ります。
封筒の底を作るイメージで平らにし、少し抑えておきます。
上の部分にも水溶き小麦粉を塗り、
ぐるっと巻く。これを8個分繰り返します。
3. 揚げ油を170度に温め、両面色よく揚げる
油は1cmくらいの揚げ焼きでOK。納豆は火の通りを気にしなくていいので皮目のこんがり具合だけ気にすればいいのも気が楽です。
黄川田さん:
「納豆のほかに、パクチーやしそのような香味野菜を一緒に入れるのもいいですね。チーズも合いますよ」
食べてみると皮のパリパリ感とつぶつぶの豆の食感の違いが楽しい一品。ほんのりとした粘りけと、揚げて香ばしくなった豆の味も楽しめます。これは、たしかにビールにぴったり。
イタリアン顔な納豆に出合う
「納豆とアンチョビのブルスケッタ」
材料(つくりやすい分量)
納豆(40g)…2パック
アンチョビフィレ…6切れ
オリーブオイル…黒胡椒
にんにく、イタリアンパセリ…適量
バゲット(1cm厚スライス)…適量
※アンチョビフィレは、アンチョビチューブ適量で代替してもOK
作り方
1. アンチョビとイタリアンパセリは細かく刻み、納豆と混ぜる
納豆はたれを入れずにそのまま、パセリとアンチョビはキッチンばさみで刻むと手軽です。パセリ、アンチョビ、黒胡椒と納豆は混ぜておきます。混ぜ加減はお好みで。
2. バゲットにニンニクを擦り付けて香りをつける
表面を少し焦がすとにんにくをすりつけやすいので、少しトーストしてからでも。パンのかたさのお好みで。
3. 1をバゲッドにのせて完成
黄川田さん:
「おつまみとしてもいいですが、包丁も火も使わず手軽に作れるし、一口で食べられるので忙しい朝ごはんにも向いているかも。この上にさらにチーズを削って食べてもおいしいですよ」
オリーブオイルとアンチョビという納豆とは縁遠い食材と合わせた味が想像できなかったのですが、食べてみるととても合っていてびっくり。納豆のイメージを気持ちよく裏切ってくれる組み合わせでした。
黄川田さん:
「納豆は栄養価が高く、お腹も満たしてくれて、冷蔵庫にあると安心できる存在です。
発酵食品なので腸内環境も整えてくれますし、赤ちゃんからお年寄りまで楽しめるって本当にすごい。どんな食材も受け止めてくれるので、家にある食材を使って『我が家の定番』を見つけてくださいね」
まずは今回教えてもらったレシピを、我が家でも次々に作ってみました。嬉しかったのは、子どもからの評判が良かったこと。手間もかからないという嬉しいおまけ付きで、早速定番に仲間入り。これまでご飯にかけるだけだった納豆の役目が、今回の納豆企画を通して頼れる食材に昇格しました。
納豆ってすごい。これからさらに、日々のごはんの頼れる存在になってくれそうです。
【写真】佐々木孝憲
もくじ
黄川田としえ
料理家・フードスタイリスト。雑誌やweb、広告などのメディアでレシピ開発・フードコーディネートなどを手がけるほか、子どもと一緒に作る料理教室や、子どもの心と体の成長をサポートするワークショップ、企業とコラボしたレッスンを不定期で開催する「tottorante」主宰。HP:https://toshiekikawada.com/
Instagram:@tottokikawada
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