【フライパンおかず】01:思い立ったら10分!いちばん手軽な「鶏マーボー豆腐」
ライター 瀬谷薫子
気づいたらもう18時! 献立を考える間もなく夜になり、とにかく何か作らなければ、と慌てて台所に立つのがわが家の日常です。
そんな余裕のない日でも、身近な食材でちゃちゃっと作れて、家族が喜ぶフライパンおかず。料理家の今井 真実(いまい まみ)さんに教わりました。
1品目は鶏マーボー。マーボー豆腐の概念が変わるくらい、手軽に作れておいしいレシピです。
思い立ったら10分!
高菜の旨みで手軽においしい「鶏マーボー豆腐」
材料(2人分)
鶏ももひき肉…100g
高菜(あれば刻み高菜)…30g
絹豆腐…200g(半丁)
しょうゆ…大さじ1
水溶き片栗粉…水50mlに片栗粉大さじ1/2
(仕上げに好みで粗挽きこしょうや山椒…適量)
作り方
1.フライパンの中で具材を混ぜる
フライパンに鶏ひき肉、刻み高菜、水1/2カップを入れ、ゴムヘラで全体をなじませる。
今井さん:
「火をつける前に混ぜておくと、ひき肉が熱で固まることなく綺麗なそぼろ状になります。鶏の臭みが気になる方は、ここで酒大さじ1を加えてもいいですよ」
2.中火にかけ、鶏肉が白くなったら豆腐を入れる
今井さん:
「豆腐は水気を軽く切って、フライパンの中でざっくりほぐします。炒めているうちに崩れるので、大きめにほぐせばOKです」
3.しょうゆ、水溶き片栗粉を加える
ぐつぐつしてきたらしょうゆを加えてなじませ、
豆腐を端に寄せて水溶き片栗粉を加え、全体を混ぜる。とろみがついたらできあがり。
今井さん:
「ポイントは、水を最初に加えて煮ながら作ること。これなら焦げ付く心配がなくて、適度にほったらかしておけるから、忙しい夜にも作りやすいんです」。
味付けはしょうゆだけ。でもひと口食べると不思議と深みがあって、その秘密は高菜。
漬物の旨みが染み込んで、短時間でも手の込んだ味に仕上がります。
今井さん:
「高菜の代わりにザーサイや白菜漬け、野沢菜でもおいしくできます。今回のように刻んであるものを購入すれば、包丁も使わないのでより楽です。
漬物の塩加減に合わせて、しょうゆの量は調整してくださいね。
子供でも食べやすい味なので、大人はお好みで粗挽きこしょうや山椒を加えてもおいしいです」
作ってみると実感しますが、本当に目からうろこの楽ちんさ。これからは忙しい時こそマーボー豆腐にしよう!思えるひと皿でした。
ごはんにかけて丼にするのはもちろん、焼き付けた中華麺にかけてあんかけ焼きそばにしたり、マーボーラーメンにしても美味。翌日に展開できるのも嬉しくて、頼れるレパートリーになること間違いなしです。
【写真】佐々木孝憲
もくじ
今井 真実
料理家。noteに綴るレシピやエッセイ、twitterでの発信が幅広い支持を集め、さまざまなメディアでレシピ制作、執筆を行う。近著に『フライパンファンタジア』(家の光協会)、『今井真実のときめく梅しごと』(左右社)などがある。Instagram:@mamiimai
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