【フライパンで15分】04:ワンプレートで楽ちんおいしい「鶏もも肉とキャベツのガーリックソテー」
ライター 瀬谷薫子
忙しい夜にもフライパンひとつでちゃちゃっと作れ、家族が喜ぶ肉レシピ。料理家の今井 真実(いまい まみ)さんに全4品を教わりました。
4品目は鶏もも肉のソテー。手軽なのに華やかな見た目で、ちょっと気分の上がるひと皿です。
その他のレシピはこちらから
ワンプレートで見た目も華やか
鶏もも肉とキャベツのガーリックソテー
材料(2人分)
鶏もも肉…1枚(300g)
キャベツ…4-5枚(150〜200g)
ミニトマト…4つ
にんにく(すりおろし)…1/2片分
オリーブオイル…大さじ1/2
塩…小さじ1/2
白ワイン…大さじ1/2
仕上げにパセリ(あれば)…1株 ※ドライパセリなら小さじ1
作り方
1.鶏もも肉を焼く
水気を拭いた鶏もも肉を5cm角に切り、オリーブオイルを引いたフライパンに皮目を下にして並べる。
今井さん:
「この時、皮をぴんと伸ばすようにすると、焼き上がりがパリっとします」
塩の半量(小さじ1/4)をふりかけ、中火で5〜6分かけて焼き、しっかり香ばしい焦げ目がついたら鶏肉を端に寄せ、キャベツをちぎらずに加える。
鶏肉を裏返してキャベツの上に乗せ、残りの塩(小さじ1/4)を全体にまぶして、にんにくすりおろしを空いたスペースに入れる。
キャベツがくったりしてきたら、半分に切ったミニトマトを入れ、白ワインを回しかける。
最後に刻んだパセリをふりかけて、ざっと和えたらできあがり。
今井さん:
「味つけは塩だけでも、鶏肉とトマトからおいしいエキスがたっぷり出るので深みのある味に。アクアパッツァの鶏肉版のようなイメージです。スープがおいしいので、ぜひワンプレートにしてごはんとスープを絡めて召し上がってください。
キャベツはあえて大きめのまま入れて、鶏肉の旨みをたっぷり吸わせてくださいね」
アクアパッツァとたとえる通り、鶏と野菜から出るたっぷりの煮汁がそれはそれは美味しくて。ごはんと絡めるとリゾットのようになり、ペンネやスパゲッティのソースとしても最高。倍量作れば、翌日のお昼にも味わえて楽しみが増しました。
今井真実さんに教えていただいた全4品のフライパンおかず。わが家でも早速リピートしていて、「今日はあれを作ろう」と思うだけで、夕ご飯作りがプレッシャーじゃなく楽しみになる、そんな存在になりました。
煮るも焼くも炒めるも、忙しい平日はフライパンで。今回ご紹介した4品が、頼れる味方になったなら嬉しいです。
【写真】佐々木孝憲
もくじ
今井 真実
料理家。noteに綴るレシピやエッセイ、twitterでの発信が幅広い支持を集め、さまざまなメディアでレシピ制作、執筆を行う。近著に『フライパンファンタジア』(家の光協会)、『今井真実のときめく梅しごと』(左右社)などがある。Instagram:@mamiimai
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