【やさしいお弁当】02:のっけるだけで、コツ要らず。ごはんに染み込んだタレも嬉しい「豚丼弁当」

身体やお財布のためにも「お弁当生活を始めたい」。ささやかでも自分で作ったお弁当の包みを開けて、お昼の時間を楽しめたら。
そうたびたび想いを馳せるものの、ハードルが高くなかなか重い腰が上がりませんでした。
今回、料理家のスズキエミさんが提案してくださったのは、フライパンひとつで作れて、常備菜も使わない、3品で作るお弁当。献立の基本は「卵・肉または魚・野菜」です。
第2話でご紹介するのは、「豚丼弁当」。食材を順番にのせていくだけで完成の、満足感も彩りもバッチリなお弁当です。
とろりと崩した目玉焼きを絡めて。
お肉と野菜をもりもり食べる「豚丼弁当」

材料(1人分)
豚ロース肉薄切り…100g
キャベツ…1/8個
卵…1個
油…小さじ3 ※豚肉用と目玉焼き用に、各小さじ1と2ずつ使います
a:タレ
しょうゆ…大さじ1
みりん…大さじ1
砂糖…大さじ1/3
作り方
1. aを混ぜ合わせる。キャベツは粗い千切りにする

スズキさん:
「キャベツは後からのせるお肉の熱でしんなりするので、粗めの千切りで大丈夫ですよ」
2. ごはんをお弁当箱に詰め、その上にキャベツをのせる
▲ごはんはお箸を使うと、お弁当箱の端まで均等に、きれいに詰めることができます

3. 豚肉の片面を中火で焼く。ほとんど焼けたら中弱火にして裏返し、aを入れて30秒ほど焼く


4. 豚肉をキャベツの上にのせる

5. 残ったaを煮詰め、とろりとしたら全体にかける

6. 洗ったフライパンに油小さじ2を入れて目玉焼きを作る。盛り付けたら完成

▲今回は半熟ですが、火の入れ具合は季節や体調などに合わせてご調整ください(2024/3/15 編集部追記)
スズキさん:
「そのままのせるだけで完成する、コツ要らずのお弁当です。タレが染み込んだごはんも楽しんでくださいね」

キャベツは粗めに刻んだおかげで、しんなりしつつも食感の違いがアクセントになっていました。
お肉からキャベツ、ごはんまで染み込んだタレのおかげで、冷めてからもおいしくいただけますよ。
次回はツナ缶を使った、簡単ちらし寿司弁当のレシピをご紹介します。
【写真】井手 勇貴
(2024/3/15 編集部追記)
目玉焼きの火の入れ具合に関して、追記させていただきました。
もくじ


スズキエミ
料理家。料理教室「暦ごはんの会」、オンライン料理教室「一汁一菜暦ごはん」主宰。夫と小学生の息子との3人暮らし。素材の持ち味を生かし、日本の季節を身近に感じられるようなごはん作りを、書籍や雑誌などで提案している。Instgram:@suzukiemi.gohan
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