朝ごはん特集 簡単サラダ編| 第1話:朝をラクにする時短術!
フルタヨウコ
みなさま、こんにちは。フルタヨウコです。
梅雨にはいって、じめじめしたり一気に暑くなったりとめまぐるしく変わる気候で、体調を崩しがちになっているかたも多いのではないでしょうか?
梅雨があけると汗もさらにかきやすく、火を使う調理がおっくうになってきます。
そういう時はついつい食事の準備、特に慌ただしい朝は、ごはんの準備が面倒になってきそうですね。
しかし、夏バテをしないようにするには3食しっかり食べることも大事です!
そこで、不足しがちな水分も摂れて、簡単に用意できるサラダを朝ごはんでつくる技を、4日にわたってご紹介していきますね。
【INDEX】
朝ごはんを手早くつくるための下準備。
朝は時間との勝負ですよね。
葉もの野菜を洗って水気をきって、味つけをしてて…と思うと、私も「サラダはなしでいいか」と諦めてしまいそうになります。
そこで、朝でもくじけずにサラダを手軽に作るために、私がいつもしている下ごしらえをご紹介しますね。
サラダに向く野菜の下ごしらえ3通り。
下ごしらえといっても野菜の種類によって異なります。今回は3通り。
その1.密閉袋にいれてそのまま保存
その2.塩もみして保存
その3.マリネして保存
では、それぞれの保存方法にあう野菜をみていきましょう。
その1.葉ものは密閉袋でそのまま保存
サラダといえば葉もの野菜ですよね。レタス、ルッコラ、クレソン、水菜…。
私は春菊は生のほうがさっぱりいただけて好きです。このような葉もの野菜は、洗ってから密閉袋にいれて保存しましょう。
その2.塩もみして保存
キャベツ、きゅうり、かぶなど、水気が多めの野菜は切りたての瑞々しさもよいですが、余裕のない朝には、あらかじめ切って塩もみしておいたものが使いやすいです。
下ごしらえする手間がちょっとかかるゴーヤも塩もみおきましょう。
その3.マリネして保存
にんじんや玉ねぎなどの根菜、パプリカやピーマンなどの固い野菜、カットが面倒な果物などは、塩とビネガーをまぶしてマリネにしておきます。柔らかくなりますし、味が染み込んで便利ですよ。
さて、ここまでご紹介したように、野菜の水分量や固さで下ごしらえの方法が異なるんです。それぞれのくわしい保存方法を見ていきましょう!
下ごしらえの方法 その1:葉ものの保存
葉もの野菜は収穫した後、水を吸っておらず、のどが乾いている状態です。さらに夏だと暑さでバテています。
そう、人間や切り花と同じ状態なのです。なるべく早く水を与えて涼しい場所に移してあげましょう!
クレソンやルッコラ、春菊はキッチンばさみで下の部分を少しカットして水あげします。
レタスは一枚一枚はがしてついている土を水でよく洗い流します。
それぞれきれいな水でよく洗い、さっと水気をとって(ザルにいれてふったり、サラダスピナーにかけたり)、密閉袋にいれます。
こうしておけば、冷蔵庫の中で乾燥せず、みずみずしさを保ったまま保管できます。
【ポイント】
・食べやすい大きさには刻まないこと
刻んでしまうと切り口が変色してしまいます。
・完全に水気をきらないこと
水気がなくなるとしおれてしまいます。
下ごしらえの方法 その2:野菜は塩もみで保存力アップ
キャベツやきゅうり、かぶやゴーヤなど水気のある野菜は塩もみして水気をだして保存します。
まずはそれぞれ洗ってカット。ゴーヤは食べやすくなる程度に苦みをとるため、塩水にさらします。
キャベツは好きな大きさにカットでよいのですが、芯の部分は固いので、薄く千切りにします。
キャベツ4〜5枚につき、塩小さじ1杯くらいが目安。
あ、右に写っているのが塩です。
愛用している計量スプーンは、大さじのなかで、6段階にも分けて計れるのでとっても重宝しています♪
カブは2個で塩小さじ1くらい。
キュウリは2本で塩小さじ1。
ゴーヤは1本につき塩小さじ1。塩加減はお好みで。
塩を少なくした場合は1〜2日で食べきりましょう。私が使った塩の量くらいだと4〜5日は冷蔵保存できます。
野菜と塩を密閉袋にいれ、野菜に塩が染み込みやすいよう、上から軽くもみます。
【ポイント】
・固い部分は薄くスライス
厚いままだと塩もみしても食べやすくなりません。
・塩をまぶしたあと軽くもむこと
もむことによって水がでやすくなります。
【保存のめやす】
塩加減を記載とおりにした場合は冷蔵庫で4〜5日、少なめの塩分にしたら1〜2日。
下ごしらえの方法 その3:マリネも冷蔵庫にあると安心。
マリネは固い野菜が柔らかくなる上に、つくってすぐに食べるよりも少し時間をおいてなじませたほうが、味がしみて美味しくなるので、保存食にぴったりの調理法です。
今回は、にんじん、パプリカ、ピーマン、玉ねぎ、プラム(リンゴや柑橘類でも)でつくますね。
【加熱するマリネ】
玉ねぎとにんじんは固く、生だと味がしみこみにくいので、加熱をします。
【材料】
・マリネする野菜(玉ねぎ、にんじんなど) 1つ
・塩 小さじ1程度
・赤ワインビネガー 小さじ2
カットした野菜と上記の材料を火にかけます。
赤ワインビネガーは酸味がまろやかで、すっぱいのがあまり得意でない私もお気に入りのお酢です。
加熱する時に赤ワインビネガーをいれるのは、酸味を少しとばしてさらにまろやかにするため。
このくらい沸騰したら火をとめましょう。
火をとめて熱さが落ち着いたら保存容器にいれ、軽くふたをのせて粗熱をとります。冷めていく間に味がしみこみます。
【加熱しないマリネの場合】
【材料】
マリネしたい野菜(パプリカやピーマン) 2個くらい
塩 小さじ1
赤ワインビネガー 大さじ1
生のまま食べやすい大きさにカットして、調味料と和えて保存容器にいれてください。プラムなどの果物もマリネにおすすめです。上記の調味料なら、プラム3個くらいが目安でしょう。
【保存のめやす】
冷蔵庫で約1週間程度
下準備した野菜でささっとサラダ
下準備ができた野菜を使ってサラダをつくっていきましょう!
まずは、レタスに塩とナッツ、オリーブオイルをかけたもの。
クロス:Kracht/キッチンクロス/ドレスデン/タータンチェック(ブルー×ブラウン)
塩もみしたゴーヤにほんのちょっと醤油をたらし、たっぷりかつお節をのせただけで和風サラダができあがり。
塩もみキャベツはごま油と白ごまをかけると…あっという間にもう1品!
かつお節やごま油は塩もみ野菜と好相性なので、きゅうりとかぶも合いますよ〜。
連載1日目の今日は、朝ごはんにぴったりの時短術をご紹介しました。
明日はこの下ごしらえしたものを使って、和風サラダを何品か作ります。お楽しみに!
もくじ
果物のごはん、果物のおかず: いつもの食材と果物の 思いがけない組み合わせ フルタ ヨウコ 誠文堂新光社 2013-04-24 |
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