こんな朝が一日を始めさせてくれる。-gallery feveオーナー・引田かおりさん夫妻-
編集スタッフ 田中
gallery feveオーナー
引田かおりさん夫妻を訪ねました。
後編:こんな朝が、1日を始めさせてくれる。
9月29日から二日間で、
gallery feveオーナーの引田さん夫妻の
朝の過ごし方をお届けしています。
【INDEX】
特集|あのひとに聞く、朝の過ごし方。
引田さんちの、朝ごはん。
今日は、具体的に朝の様子を
再現してもらいましたよ。
最初は朝ごはんから!
おいしそうな朝ごはん、
かおりさんの楽しいこだわりが
つまっていました。
目をひく道具たちにも注目します。
《本日の朝ごはんメニュー》
◎あたたかい紅茶
◎Dans Dix ansのパン
◎季節のフルーツ
◎ナチュラルチーズ
かおりさん:
「朝は簡単なもので済ませるけれど
フルーツだけは欠かさないですね。
子どもたちが小さい頃からそう。」
美味しそうなメニューが並んでいます。
では、引田家の朝ごはん始まりです〜。
たっぷり紅茶を、デミタスカップで何杯も
そろそろ秋が深まってくるとき
朝のあたたかい紅茶いいですよね。
かおりさんのこだわりは、
小さなデミタスカップに
あたたかい紅茶をおかわりすること。
かおりさん:
「このカップはARABIAのもの。
小さいのが欲しくて近所の雑貨屋さんに
探してもらったの。」
ちょっぴりティーマに似ているな〜と
思いましたがヴィンテージらしいので
ティーマの前身キルタかもしれませんね。
たっぷりポットにいれた紅茶の熱が
冷めないようにポットウォーマーが
大活躍しています。
このウォーマー、とても優秀でした。
撮影が終わってから30分は優に経ってから
いただいたのですが温かさが続いていたのです。
ティーライトキャンドルで充分に保てる
ところが嬉しいですよね。
・ポット…ドイツ製WMF製
パンはやっぱり、Dans Dix ans
かおりさんがオーナーを務める
Dans Dix ans(ダンディゾン)での試作を
試食することも多いそうです。
安心・安全な素材をつかい美味しいパンを
作ることがお客様の笑顔につながれば、と
シェフやスタッフ達と試行錯誤を
繰り返しています。
かおりさん:
「最近はありがたいことに農家さんと
つながりができて、小麦粉を送ってくださる
方もいらっしゃるんです。
それで試作をして『こんなパンになりましたよ』
ってお届けすると喜んでくださるし、
ご縁がつながっていますね。」
朝のフルーツは”金”
朝のフルーツは、季節のものを
取り入れて毎朝食べているそうです。
この日は、たわわな実をつけたブドウ。
無農薬で作られたフルーツを
農家さんからお取り寄せしています。
果物の水分と栄養がギュッとつまって
朝の身体にしみわたりますね。
ターセンさん:
「朝食べるフルーツは”金”というように
栄養を取り入れるのにぴったりだと聞いて
続けているね。」
庭の風景を眺めながら。
朝ごはんの様子を再現お願いします、と
いって少し驚いたのが席のつきかた。
おふたりで並んで、窓のむこうを
向いていました。理由を尋ねると、
楽しげな答えがかえってきました♪
かおりさん:
「リフォーム以前はソファの向こうと
ダイニングは仕切られていたのだけど
いまは窓の外が見えるから、
せっかくだし気持ちいいから眺めながら
食べているんですよ〜。」
どう見えるんだろう?と
カメラを向けてみるとなるほど気持ちのよい
景色が目に入ってきました。
朝の風景、外を眺めているだけで
天気を知れたりグリーンの様子が
わかったり。
私も目に入る位置にグリーンを
移動させようかなと思いました。
きもちよい朝の、4つの習慣。
ここからは、朝の習慣をお聞きしました。
清々しく過ごせる秘密がわかり、
どれかひとつから自分の暮らしへ
取り入れたくなるようなお話でしたよ。
その1:愛犬・トトちゃんとの散歩
朝、起床は大体6時半ごろ。
夫婦どちらかが愛犬・トトちゃんの
散歩にいくことからスタートします。
その間、在宅しているほうが朝ごはんの
準備をしたり洗濯をしたり。
分担はゆるやかに決めているそう。
「朝7時を過ぎると凛としていた空気が
変わる気がする。」というかおりさん。
なるべく6時台に起きて、朝の静謐な
空気を感じたいと散歩へ出かけます。
たしかに、登下校の賑やかさだったり
街のざわつきも7時くらいからすーっと
始まる気がしますね。
その2:玄関の拭き掃除
かおりさんの朝に欠かせないのは、
玄関の拭き掃除。
ウェスで水拭きされているところへ
履き掃除はしても、水拭きまで
いかないです〜という私たちに、
「玄関って入り口だから、きれいにしておくと
いいものが入ってくる気がするじゃない?」
とかおりさん。
ちなみに、この習慣はあるお片づけの本を
読んで始めたもの。
全部真似するのは無理だったけど、これは
できる!と続けているそうです。
その3:入浴は朝!
引田さん夫妻は、朝風呂派。
気持ちがいいし半身浴などをするので
朝がよいのだそうです。
かおりさん:
「入浴後に水気を全部拭き取るんです。
そして、浴室には何も置いておかない。
シャンプーやコンディショナーのボトルは
自分用のものを持ち込んで
終わったら引き出しにしまいます。」
まさか浴室を見せてくださる方は
初めてで(笑)、私たちも驚きましたが
本当にカラッとしていて清潔。
ボトルの底がヌメッとするのが
嫌なら外に出してしまえばいいんだ!と
発想のやわらかさをかおりさんに
感じました。
さらに、カラッとしている秘密は
下の写真右のスクイージー。
左の時計で半身浴20分をはかり、
入浴後には、浴室内の水分を
スクイージーでしっかりきります。
これはさっぱりしそうなアイテム!
欲しくなってしまうな〜。
その4:レッグマジックでちょっと運動
おふたり共、意外なことに
健康器具マニアなんだそうです。
こういった器具は、二人して体験して
どちらからともなく飽きてしまったり(笑)
ですが、このレッグマジックは
かなり優秀で長続きしているのだとか。
ターセンさん:
「毎朝1分、ていうところがいい!
1分で大体60往復かな、内腿が鍛えられて
いいよ。」
私たちも挑戦しましたが、体幹を鍛えて
くれそうな器具の威力におののきました〜。
気持ちよさを重ねていけば、
良い巡りを生むと思う。
引田さんご夫妻の朝は、
午前中を有意義に使えるスタイルの
お仕事ということもあり、ゆったりと
過ごせるようになりました。
かおりさんに暮らしのことをお聞きするうち
何度か仰っていたことがあります。
「気持ちいいなと思う事を重ねると
良い空気が流れる気がするよ。」
最近風邪ひかなくなったな、会いたいひとに
会えた!など、身体にも、日々にも
良い巡りを生む気がするんだそう。
うまくいかないときは目の前の片付けから
始めてみる。
お二人とも片付けが好きだから、
ちゃっちゃっと色んなものが仕舞われて
いくそうです。
互いに気になるところが違うから
それもまた、すり合せたり、呆れたり、
繰り返してあきらめずに暮らし続けるのが
かおりさんの得意技だと、
朗らかに笑ってらっしゃいました。
取材中も清々しく風が通っていく部屋で
「ああ巡ってるな〜」と私たちも
リラックスできた時間でしたよ。
お二人の営むギャラリーとパン屋さん、
また新たな10年を歩んでいく道が
とっても楽しみですね。
毎日訪れる朝には、
これまでとこれからの自分が映されている。
引田さんご夫妻の朝をお届けした特集、
いかがでしたか?
慌ただしい朝を過ごしていた時期から
いまのスタイルにだんだんと変遷してきて
これまで経験したことから良いと思った
習慣が凝縮されていましたよね。
そうして気持ちよいと思ったことを
続けることで良い巡りを生み、
明るい未来につながるというかおりさんの
お考えがとても素敵でした。
まだまだズボラな朝を送る私にも
たった15分が重要な理由が分かった
取材の時間でした。
朝が過ごしやすい今をきっかけに
毎日訪れる新しい朝を今日1日、数日後
数ヶ月後の未来へつなげるつもりで
始めてみたら心持ちがちょっぴり
変わるかもしれません。
この特集が、そんな機会になったら
うれしいなと思います。
最後までお付き合いくださり、
誠にありがとうございました!
もくじ
特集|あのひとに聞く、朝の過ごし方。
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