【特集|その働きかたが知りたい】神楽坂・かもめブックス 第4話:僕らがオススメする本。

編集スタッフ 田中

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4日間にわたって、特集「その『働きかた』が知りたい」かもめブックス編をお届けしています。最終日はオススメの本をセレクトしてもらいましたよ。

(書き手:スタッフ田中、撮影:小野田陽一)


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僕らがおすすめする本をご紹介します。

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最終日の今日は、かもめブックスのみなさんにオススメの本を選んでいただきました!

テーマは3つ、いまの気分にあう本を探して本屋で立ち読みするように、気軽にお楽しみくださいね。

今年こそお料理をがんばりたい人へ

『おべんとうの時間』
写真:阿部了/文:阿部直美(木楽舎)

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おべんとうは作るのも食べるのも、見るのも楽しい!小さな箱の中にたくさんの生活がぎゅっと詰まっています。この本には、「ささやかだけれど幸福なおんべんとう」、そんな表現がぴったりなおべんとうと日常が集められています。いつもの姿、いつもの味。そんなお料理ができるようになれたらすてきですよね。(かもめブックス スタッフ)

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『手づくりする木のカトラリー』
西川栄明著(誠文堂新光社)

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寒い日に口に運ぶポタージュスープは、木のスプーンですくいたいなあと思うのです。手に馴染む太さと、口当たりが良い大きさで、木目が穏やかなもの…。そんなふうに、料理を楽しむための道具にこだわり始めたら、料理はもっともっと楽しくなります!自分の料理にぴったりのカトラリーに出会えたら、ずっと大事にしていきたいですね。(かもめブックス スタッフ)

 

『サルビア食堂のきちんと朝ごはん』
ワタナベマキ著(エイ出版社)

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片づいたテーブルの上に赤いお花があって、お気に入りの器に少しだけ手間をかけた朝ごはんがある。それだけで新しい一日は気持ちよく始まります。誰に見せるでも、振る舞うでもない小さな食卓だから、朝ごはんはシンプルで楽しいお料理がいちばん!自分なりの朝ごはんを大切にしようと思わせてくれる可愛らしい1冊です。(かもめブックス スタッフ)

 

ホッとしたいとき、ちょっと疲れたときに

『たんぽぽのお酒』
レイ・ブラッドベリ著(晶文社)

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「幻想と叙情の詩人ブラッドベリ」が「少年のひと夏」をあたたかく描く名著です。写真は、僕が持っている「文学のおくりもの」シリーズのもの。現在刊行されているのはもっとポップでカラフルな装幀のものです。お間違えなきよう。(かもめブックス柳下)

kamomebooks_4day_014※上の写真と現在刊行されている本の装幀が異なります。

 

『塔にふる雪』
坂田靖子著(潮出版社)

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「アジア変幻記」というシリーズの2巻ですが、独立した短編集なので、この巻だけ読んでも、もちろんおもしろいです。ファンタジーというものは幻想を描くだけではなく、そこに生活感などのリアリティが必要なのだと思います。そこに、本書の魅力があり、特に表題作「塔にふる雪」は読むと優しい気持ちになるのです。(かもめブックス柳下)

 

『映画篇』
金城一紀著(集英社)

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本・音楽・旅行・食べること飲むこと・知らない人との会話・生活のためのちょっとした小物、僕たちの感性が摩耗しないために必要なものは色々とありますが、映画も大切な要素だと思います。本書は映画にまつわる短編集。とても読みやすく、読後もハッピーです。(かもめブックス柳下)

 

人生の先輩から学びたいときに。

『ムーミンパパ海へいく』
トーベ・ヤンソン著(講談社)

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ムーミンパパの冒険心が、突然住み慣れたムーミン谷を後にすると決めさせて、海をわたり、小さな島の灯台守になるというお話です。さて、僕はこの物語を読むと、女性の偉大さについて考えてしまうのです。僕たちは女の子がいないと何もできないのだなと。(かもめブックス柳下)

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『人生の100のリスト』
ロバート・ハリス著(講談社)

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小さなことでも、大きなことでも、大事なことでも、つまらないことでも、自分のやりたいことを言葉にしてそれを書き出すって、とても大変。でも、自分と向き合うために、とてもよい手段だと思います。この本のワイルドな魅力を、僕は皆さんに知ってもらいたいのです。(かもめブックス柳下)

 

『移動祝祭日』
ヘミングウェイ著(新潮社)

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「もし幸運にも、若者の頃、パリで暮らすことができたなら、その後の人生をどこですごそうとも、パリはついてくる。パリは移動祝祭日だからだ。」という巻頭の言葉が、パリを知る人にも知らない人にも、祝福を与えてくれるように思えます。サンダルを履いたときのような自由な気持ちになります。(かもめブックス柳下)

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以上、1テーマにつき3冊ずつの本を選んでいただきました。この本をセレクトした理由は?と尋ねると、本への思いがあふれて止まらない皆さん!

今回ご紹介した本を探しに、ぜひお近くの本屋にいってみてほしい、と柳下さん達は仰っていました。目的の本がなくても、違う出会いがあるかもしれません。出かけることでちょっといい運動になるかもしれないし、本を見つけるかもしれない。

本がなくても何かと出会うのを楽しんでいただけたらな、と私も皆さんに共感できました。

そうそう、冒頭のスタッフ集合の写真撮影で「楽しそうにお願いします〜♪」とリクエストしたショットがこちら。仲が良いのが伝わってきますね。

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みなさんで企画の提案をしたり、POPを作ったり、ひとりひとりの個性がつまった楽しいお店だってことが、伝わりますように。そして神楽坂に寄る機会があれば、この方々に会いにいってみてくださいね!

最後までお読みいただいてありがとうございました。

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もくじ


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