【BRAND NOTE】第1話:どうして「無印良品」に惹かれてきたんだろう?
編集スタッフ 二本柳
(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で製作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)
BRAND NOTE、はじまります!
本日より、新しいコンテンツ『BRAND NOTE(ブランドノート)』がはじまります。
このシリーズは、わたしたちが「ほしい」「しりたい」「勧めたい」と思う商品やサービスをお取り扱いしている企業さまを、わたしたちの目線で当店のお客さまにご紹介していく読みものです。
(BRAND NOTEをはじめた経緯などは代表の青木より、こちらでご説明させて頂いております)
企業理念や商品開発ストーリーなど、普段なかなか知ることのない部分まで迫っていきたいと思っていますので、これまでの当店の読みものと同様に、たのしんでご覧いただけたら嬉しいです。
BRAND NOTE第1号は、
私たちも大好きな「無印良品」。
(こちらのカタログは、現在配布しておりません)
第1回で登場するのは、当店のスタッフはもちろんのこと、多くの方にとって無くてはならない存在のライフスタイルブランド「無印良品」。
店長佐藤の自宅に「無印良品」のアイテムが溢れていることは、当店のコラムや特集をご覧いただいているお客さまはよくご存知かもしれませんね。
もちろん店長だけでなく、わたしたちスタッフの全員がお世話になっています。
(店長佐藤のリビングは、ダイニングテーブルにソファ、テレビボードと無印良品が並びます)
そのときそのときのライフステージに寄り添いながら、私たちを支え続けてくれている「無印良品」というブランド。
私たちを魅了しつづける、その理由とはどんなことなのでしょう?
「無印良品」について知りたかったこと、知ったつもりで知らなかったこと、アレコレ深堀りしながら聞いてみたいと思います!
本日より3話の連載です。
それではどうぞ、お楽しみください。
今さらながら知りたい!
どうして「無印良品」なの?
(私たちのオフィスで座談会が開かれました)
そういえば、どうして無印良品って「無印良品」なんだろう?
なんとなく分かっているような気持ちになっていて、実はよく知らない…。そのブランド名の成り立ちは、私たちがまず始めに「知りたい!」と思っていたことでした。
“印” をつけないことが、
世の中へのアンチテーゼだった。
「無印良品」がブランドをスタートさせたのは1980年。
当時の日本は、いわゆる “ブランド名” がついていることそれ自体にひとつの価値が置かれた、消費社会の真っ只中でした。
そして、その時代の流れに対して逆を行ったのが “無印” と “良品” を組み合わせた「無印良品」の発想だったのです。
良品計画(赤峰さん):
「私たちの会社の特徴として、経営を見る人たちともうひとつ、アドバイザリーボード(※)というクリエイターの基盤を持っているんです」
※現在のメンバーは、小池一子さん、杉本貴志さん、原研哉さん、深澤直人さんの4名。
(赤峰さん:宣伝販促室 宣伝販促)
「創業前、そのアドバイザリーボードの中で発せられたのが、消費社会の逆を行く『無印良品』という言葉でした。
当時、アドバイザリーボードの1人であったアートディレクター・田中一光さん(※)は、無印良品のことを『商いを通じて、美を伝播する』と表現しています。
美しく、良いものが、ブランド名による高級なイメージによって “鑑賞” の対象となるのではなく、生活の中まで落とし込めるものであるように。
それを無印良品の商品を通じて体現しようとしたのだと思います」
※田中一光さんは、20世紀の日本を代表するグラフィックデザイナー。73年からセゾングループの企業イメージ戦略をデザイン面で支え、デザイン界に大きな影響を与えた。
「○○専用」の商品を作らない。
ブランド名という印を排除した「無印良品」としての価値観。
その価値観が、お店にならぶ商品にまで浸透しているのだということを実感する、面白いお話を聞くことができました。
それは、「無印良品」では “○○専用” という商品を作っていないという事実。
なるべく商品名はシンプルに、用途を限定しないようなネーミングを心がけているのだそうです。
良品計画(伊藤さん):
「 “○○専用” の商品をなるべく作らないということは、私たちがとても意識していることだと思います。たとえばコップですらコップと謳わずに、『ガラス器』としていた時期もあったくらいなんですよ。
なぜかというと、私たちはもちろんコンセプトを持って商品を生み出しますが、最終的には使う人が自分なりの楽しみを見つけられるよう、余白を残しているからなんです」
(伊藤さん:WEB事業部オペレーション担当。4月に育児休暇から復帰したばかり)
商品をどう解釈して、どう使うか?ということを決めるのは私たち消費者しだい。
それはすなわち、「無印良品」に “印” をつけるのも私たちしだいということなのかもしれませんね。
余白が多いカタログ。
(スタッフ撮影。こちらのカタログは、現在配布しておりません)
「無印良品」のカタログが、実は余白の多いデザインだということに気づいていましたか?
私は言われて気がついたのですが、本当に余白の多い、ゆったりとしたページデザインになっているんです。
そしてそんなカタログのデザインも、「余白部分はお客さまに埋めてもらいましょう」という方針から出来ているのだとか。
お店の解釈をとことん消費者にゆだねる、その徹底ぶりに驚かされます。
BGMだって「無印良品」的なんです。
そして忘れてはいけないのが、BGM。
カントリーな明るいメロディーが聴こえてくると、「無印良品に来たなあ」と瞬間的にスイッチが切り替わるような気がしますよね。
良品計画(大栗さん):
「店内で流す音楽は世界中の土地のものを集めてきています。その土地に根付いた、いわば演歌みたいなものですね」
(大栗さん:企画室 広報・IR担当)
その土地に根付いた素晴らしい音楽を地元のミュージシャンとともに編集し、お店のBGMとして起用する姿勢。
それは、ブランド名にこだわらず、本当に良いものを生活の中へ落とし込むという、「無印良品」としての姿勢そのものを表しているようにも感じます。
BGMのために世界中を旅してきているなんて、これまで全く知らなかったお話でした。
でも私たちは、そんな音楽を通じて、いつのまにか「無印良品」らしさに惹き付けられていたのかもしれません。
もともとのブランドコンセプトである、「 “印” をつけずに良いものを売る」ということ。
それが、商品そのものに、カタログに、BGMにまで… 余すところなく「無印良品」らしさとして貫かれていました。
そしてその “印” は私たち消費者が自らの解釈でつけていくことができる。
その余白のような部分が残されているからこそ、私たちは「無印良品」を好きにならずにはいられないのだと思います。
クラシコムとの共通点がありました。
「『無印良品とはなにか?』を語るのは私たちではない。それを決めるのはお客さまなんだ」というのは、良品計画の方々が口をそろえて言う話です。
私たちクラシコムも常々お客さまと一緒にお店をつくろうと考えている会社ですから、この話にはとても共感しました。
代表の青木も「分かるなあ〜!」と唸ります。
私たちクラシコムがお客さまと共有したいテーマに「フィットする暮らし、つくろう」というものがあります。
これはつまり、他人のモノサシでなく “自分” のモノサシで満足できる暮らしを作ろう、ということ。
なかなか難しいことですが、それを実現するためにどうしたらいいのだろう?ということをお客さまと一緒に考えていきたいと思っているんです。
だから私たちはいつも、お客さまと一緒に楽しみ、考え、悩んでいる立場でありたい。
それはまさしく「無印良品」の姿勢と似ているもので、思わず握手したいような気持ちになってしまいました。
今回、BRAND NOTEの第1回として「無印良品」とご一緒させていただいたのは、私たちが個人として信頼を寄せているのはもちろん、一企業として心から共感していて、“仲間” という意識を持っているからです。
その共感の輪を、このBRAND NOTEを通じて、当店のお客さまにも広げていけたら嬉しいなと思います。
さて、第2話では私たちが自由をかんじた、“「無印良品」との出会い” がテーマ。
どうぞお楽しみくださいね。
★「無印用品」のネットストアは、こちらからご覧いただけます。
(聞き手・文:スタッフ二本柳、撮影:平本泰淳)
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