【週末エッセイ|プロローグ】家のなかのちょっぴり面倒なことって、ありませんか?
編集スタッフ 津田
文 スタッフ津田
日々ちょっぴり面倒なことって、ありませんか?
朝の窓から入ってくる風に、すこしずつ秋を感じる季節になってきました。
家で過ごす時間も長くなってくるので、あこがれの居心地のいい部屋づくりに向けて、あれこれと想像することも多くなります。
そしてふと自分の手元にある暮らしに目を向けると、炊事・洗濯・掃除などに追われていたり。仕事や育児のことで、モヤモヤと悩んでしまうことがあったり。
なんだか日々の繰り返しには億劫なこともあるようです。
でも、もしかすると「ちょっぴり面倒だなぁ、億劫だなぁ」と思えてしまう経験って、私だけではないのかもしれない…。
くよくよと悩んだり億劫に思えることがあっても、お気に入りの雑貨や本、映画などで自分を励ましながら、日々を過ごしている人って案外いるんじゃないかなぁ、、なんて思います。
新しいエッセイがはじまります。
日々の繰り返しで感じる「ちょっぴり面倒…」というとき。
そんなときに、ゆっくりリラックスしながら読んでいただけるコンテンツをお届けできたら、と新しいエッセイを企画しました。
タイトルは『家のなかの、ちょっぴり面倒なこと』。
雑誌『天然生活』や朝日新聞デジタル『&W』の人気連載『東京の台所』などで活躍され、当店のコンテンツ「母の日のエピソード」にも寄稿してくださった、エッセイストの大平一枝さんが言葉を紡ぎます。
平日を駆け抜けたあと、こちらのエッセイを通して、すこしでもリラックスしていただけたり、明日もがんばろうという気持ちをお届けできたら本当に嬉しく思います。
このエッセイは、絶対にこの方に書いてもらいたかった。
(撮影:安部まゆみ)
わたし・津田が大平一枝さんの文章を知ったのは、バイヤー・松田のコラムがきっかけでした。
松田がおすすめしていた書籍「信州おばあちゃんのおいしいお茶うけ」を読んで、すっかり大平さんのファンになってしまった私。
それもそのはず。というのも、私が大好きな連載『東京の台所』を書いている方だったのですから。
台所にある雑貨やモノの情報だけじゃない。お茶うけのレシピだけじゃない。そこで暮らす人々とおしゃべりしたかのように心がじんと温まる。そんな大平さんの文章が大好きなんです。
私自身のことを言えば、まだ夫婦で暮らすことも育児も経験がなく、わりと自由気ままに暮らしているほうだと思うのですが、それでも日々の繰り返しのなかでは、大好きな料理でさえやる気が出なかったり、仕事のことで頭がいっぱいで帰宅してからもモヤモヤ考え込んだりすることも。
大平さんの文章は、そんな私をそっと励ましてくれる存在だなぁと思っていました。「大丈夫?何かあった?」そう話を聞いてもらったような、不思議な感覚があるのです。
そんな訳で、今回このテーマでコンテンツをお届けするなら、絶対に大平さんにエッセイを書いてもらいたい!と熱い思いで執筆をお願いしました。
大平さんについてご紹介します。
それでは本日よりスタートします。第一話は、下記バナーよりご覧ください。
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