【はじめての和菓子】お芋でつくる、ひな祭りのおやつレシピ。
編集スタッフ 塩川
はじめてでも簡単!気軽に楽しむかわいい和菓子。
連載「料理家さんの定番おやつ」のvol.10がはじまります。
あと少しで、季節は春。ひな祭りやお花見などのイベントにぴったりな、和菓子のレシピをご紹介します。
教えてくださるのは、和菓子ユニット「ユイミコ」のお二人。初心者でも楽しく作れる、親しみやすい和菓子のワークショップを開催しています。
これから5回にわたりお届けします。どうぞお楽しみに。
芋羊羹のような味わいの、かわいい雛人形。
お殿様とお姫様がにっこり微笑む、ひな祭りにぴったりの和菓子は、特別な道具や、型いらず。
裏ごしした大和芋を楽しくこねて色付けし、仕上げに爪楊枝で顔と着物を描いて完成です。
芋羊羹のような優しい味わいで、見た目にもかわいい、子供から大人まで笑顔になれるおやつです。
大和芋はなじみのない食材と思われるかもしれませんが、山芋の一種でスーパーなどで気軽に手に入れることができます。明日のひな祭りに、ぜひ作ってみてくださいね。
材料(12個(6組)分)
大和芋 … 200g(正味)
上白糖 … 100g
食用色素(赤)… 耳かき1杯ほど(少量の湯で溶いておく)
抹茶 … 少量(倍量の上白糖とまぜ少しづつ熱湯を加えて、ペースト状にしておく)
下準備
・大和芋の皮をむき、1cm幅程度に切る。耐熱ボウルに並べてラップをし、電子レンジ(600W)に約3分半〜4分かける。爪楊枝を刺してすっと通る硬さになったら、熱いうちに裏ごしする。
作り方
[1]耐熱ボウルに裏ごしした大和芋を入れ、上白糖を3回に分けて入れその都度よく混ぜる。1回目はならすように、2回目はペースト状になるまで、3回目でなめらかになるまでが目安。
[2]なめらかになった生地にキッチンペーパーをかぶせ、電子レンジ(600W)に約1分半かける。取り出して混ぜてから、1分レンジをかけて、手で触ってべとつかない程度に水分を飛ばす。
[3]生地を小さくちぎり、キッチンペーパーにのせて冷ます。生地をより滑らかにするため、粗熱がとれたら生地をまとめ、手でこねてからもう一度ちぎる。
[4]生地が冷めたら、お殿様とお姫様を作るため2等分にする。分けた生地をさらに4:1に分け、体と顔の生地を準備する。
仕上げ
[1]体部分の生地に色付けをする。お姫様は食用色素でピンク色に。お殿様は抹茶ペーストで黄緑色に色付け(※)する。
[2]色付けした生地を直径2cm~3cmくらいの棒状に伸ばす。顔用の生地も体と同じ長さに伸ばす。
[3]棒状になった生地をくっつけながら、三角柱になるように形を整え、包丁で好みの厚さにカットする。
[4]爪楊枝で顔と着物を描いて完成。
※色付けのポイント:体部分の生地を少し手に取り、下準備した食用色素を微量加え、手でこねながら濃いめに色付けする。色が付いたら残りの生地を加え、畳むようにこねながら生地をなじませ、全体をピンク色にする。
▲お殿様も同様に作りましょう
ユイミコさんからの、ひと言アドバイス
ユイミコさん:
「和菓子は乾燥が苦手です。生地や材料を使わないときは、できるだけラップをかけた状態で保存しましょう。
大和芋で作る生地は、薯蕷練切(じょうよねりきり)といい、高級和菓子に使われます。上品な甘さと口どけの良さがポイントです。
その日のうちに美味しく召し上がってくださいね。すぐに食べない場合は、ラップをし冷蔵庫で保存してください」
※今回、登場した器や道具:ユイミコさん私物
ユイミコ
小坂歩美と大森慶子、2人の和菓子ユニット。
「つくることを楽しむ」をモットーに、自然で美味しい和菓子作りのワークショップを開催している。初心者でも上手につくれる丁寧な指導が評判になり、どのワークショップも予約が取れないほどの人気に。著書に『道具なしで始められる かわいい和菓子』(講談社)がある。
▽ユイミコさんの著書
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