【観葉植物の選び方・育て方】第4話:インテリアと観葉植物をもっと楽しむ小さなアイデア
子育て中のご家庭やペットがいるお家では、吊るすタイプの観葉植物がおすすめです。この特集では、他にもインテリアとしてグリーンを楽しむのにぴったりの鉢やバスケット、箱といったおすすめアイテムが登場します。また、観葉植物を購入する前に知っておきたいポイントもフラワーアーティストのsocukaさんに伺いました。
編集スタッフ 青木
お部屋の中で育てるのにピッタリな観葉植物は?観葉植物のある暮らしを楽しみたい!という願いを叶えるべく始まった本特集。4話目は、インテリアとして楽しむ小さなアイデア3つと、購入前に知っておきたいポイントをお届けします。
01. 子育て中におすすめの飾り方
ハンギンググリーン:ポトス
socukaさん:
「ヨチヨチ歩きの頃や、なんにでも触りたい好奇心旺盛なお子さんがいる時期に、室内で植物を楽しみたいなら、マクラメやプラントハンガーはいかがでしょうか。子供の手が届きにくい高さに調節すると、大人にとっては目線に近い高さになります。安心して楽しめるのでおすすめですよ〜」
上から吊るして楽しむアイテム
・ナチュラル素材のマクラメ
・カラーが選べるプラントハンガー
02. カゴを使った小さな模様がえ
植物:アジアンタム
socukaさん:
「お家の雰囲気をちょっとだけ変えたい時、育てている植物を設えなおしてみるのはいかがでしょうか。
例えば、収納に使用しているバスケットを鉢カバーのように使うのもおすすめです。手軽にできて、いつもの植物も不思議と新鮮に見えるんですよ〜。カゴに入れることでインテリアにスッと馴染み、かわいさUP!
鉢皿を敷いておくなら、水やりもそのまま出来て便利です」
植木鉢を変えてイメージチェンジするのもアイデアです。
小さな模様替えにおすすめのアイテム
・アンティークな風合いのバスケット
・植物コーナー作りにピッタリの箱
・シンプルな植木鉢とスタンド
03. 土まわりがスッキリ見える裏技
植物:ブラキキトン(ボトルツリー)
socukaさん:
「植木は、栄養のある新しい土に植えかえるのがベストですが、根がまわっておらず、買ってきた鉢のまましばらく様子を見たい時におすすめのアイデアを紹介します。
これは鉢植えを飲食店に置く際、土周りをスッキリ見せたい時にもよく使っている方法なんです。
インテリアに馴染み、水やりも簡単にできるので、必要な時は試してみてください。重たい土を運んでの植え替えが難しい方にもおすすめですよ〜」
【用意するもの】
・植木に対してひと回り大きめの鉢カバー
・ダンボール
・木工用ボンド
・ウッドチップ(もしくはディズプレイバーク、バークチップという名称で販売されています。)
【作り方】
1.2.鉢カバーに入れ、幹が出るようにカットしたダンボールを2枚敷く
3.ダンボールの上に木工ボンドを塗り、その上からウッドチップを敷き詰める
4.乾かして出来上がり!
socukaさん:
「ウッドチップを固定したダンボールを、片方ずつ持ち上げて外せば水やりが出来ます。(用意した鉢カバーに、水が抜ける底穴が無い場合は、染み出た水が鉢カバーに溜まらないように、少しずつ様子を見なが水やりしましょう。)
また、小さなお子さんが触っても散らかりにくい点もおすすめのポイントです。
さらにウッドチップは、植え替えた鉢にそのまま載せて使うこともできます。スッキリとナチュラルな印象になりますね〜。
ウッドチップの他には『化粧石』というものもあります。白や黒の石がありますので、お部屋のイメージに合わせて試してみるのもいいかもしれません」
植物:エバーフレッシュ
購入前に知っておきたいこと
観葉植物を取り扱うグリーンショップには、大きさもそれぞれ、様々な種類の植物がたくさん並んでいます。その空間にいるだけでとてもワクワクしますが、膨大な量に圧倒され、どんな植物をイメージして買いにきたのか分からなくなり、選べなくなってしまうことがあるんです。グリーンショップへ出かける前に、事前にチェックしておくといいポイントがあったら教えてください。
socukaさん:
「植物を置こうと考えている場所が、お家の中のどんな場所なのかを自分で把握しておくといいですよ。これはお店の方に相談した時にもよく聞かれるポイントなんです。
・置きたい場所は?
・その場所の日当りは?
・そこにはどのくらいのサイズが置ける?
この3つを予め知っておくなら、相談しやすく、お店の方も提案しやすくなり、よりイメージに近い植物にたどり着くことができるかもしれません。
もしも欲しい植物の種類や名前が分かるなら伝えてみましょう。お店に並んでいなくても、出回っているおおよその時期などを教えてくれることもあります。
また、仕入れの状況や来店のタイミングでも品揃えは変わってくるので、焦って購入しないことも大事かなと思います。大事なパートナーなのでゆっくり待つくらいの気持ちで気長に探しましょう」
特集4話を通して、観葉植物を枯らしてがっかりしないための大事なポイントを教わりました。
けれど、いくつかの話を伺う中で繰り返し仰っていたのは、植物の性質や、置く場所のことではありませんでした。もっと大事なことは『ポイント』とは別のところにあるようです。
socukaさん:
「植物と暮らす上で大事なのは、やはり、毎日よく見てあげることなのかなと思います。データも気になりますが、自分でかわいいなと思った植物を選ぶのが一番だと思います。そうやって連れて帰った植物なら、行ってきます、ただいまと挨拶をするたびに自然と気にかけるようになると思うんです。そうするうちに、いろんなサインをキャッチできるようになってくるんですよ!」
『できれば簡単にやりたい、失敗したくない』
何かをはじめる時や、一度失敗したことは、そんな風に思ってしまいます。けれど、毎日寄り添い、観察し、困った時にはその都度試す、元気でいてくれるととびきり嬉しい!
そんな、まるで家族の一員のように気にかける付き合い方が、植物を育てる醍醐味なのかもしれません。
もしかしたら失敗することが沢山あるかもしれないけれど、その都度色々試し、よく観察しながら植物との暮らしを楽しみたくなりました。
(おわり)
もくじ
socuka(フラワーアーティスト)
フラワースクール卒業後、ウェディングフラワーのアルバイトを経て、2001年有限会社anelaに勤務、ウェディングを学ぶ。2002年株式会社H.P.FRANCEにてH.P.DECO花部門を担当。2007年フリーとして独立。
※socukaさんが登場するこれまでのコンテンツはこちらです。
◆多肉とくらす
◆socukaの、花日和。
◆花と暮らすヒント集『出張socuka』
◆植物のある暮らし、はじめよう
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