【ときめく常備菜】第2話:5分でできる、春ならではの一品「新玉ねぎの塩レモンマリネ」
編集スタッフ 藤波
冷蔵庫にあると心強い、常備菜。あれば助かると分かっていても、なかなか定着しないのが悩みでした。
でももしも、見た目にも味付けにも心がときめく常備菜があったなら。毎日の食卓を助け、ぐっと彩ってくれるはず。
そんな常備菜のレシピを、料理家 / 国際中医薬膳師の齋藤菜々子(さいとう ななこ)さんに伺っています。
第2話では、肉や魚のメインの付け合わせにぴったりな、新玉ねぎを使ったマリネをご紹介します。このマリネがあれば、いつものムニエルがぐっと華やかな味わいになりますよ。
とろっと甘い玉ねぎは、春だけのおたのしみ
「新玉ねぎの塩レモンマリネ」
材料(作りやすい分量)
新玉ねぎ…1個(200g)
レモン…1/2個(60g) ※皮ごと使うので、ノーワックスの国産がおすすめです
A オリーブオイル…大さじ1と1/2
A 酢…大さじ1/2
A 塩…小さじ1/3
保存期間:冷蔵庫で4日
作り方
1. 玉ねぎは繊維にそって薄切りにして耐熱ボウルに入れ、ふんわりとラップをして600Wの電子レンジで1分加熱する。レモンは皮ごと薄いいちょう切りにする。
齋藤さん:
「新玉ねぎは普通の玉ねぎと比べて水分量が多く、辛さが控えめなのでマリネにぴったりです。
通常の玉ねぎを使用する場合は、たっぷりの水に10分ほどさらして水けを切り、600Wで1分30秒加熱してくださいね。
玉ねぎは気の巡りをよくしたり(イライラの解消)や、血流促進などの効能がある食材です」
▲レモンは縦に半分に切ってからいちょう切りに。種は適宜はずしましょう
2. 玉ねぎのボウルにAを加えてよく混ぜる。しんなりしたらレモンを加えてさっと混ぜて完成。
▲しばらく混ぜると、シャキッとしていた玉ねぎがしんなりしてきます
魚料理に添えるなら?
いつものムニエルが、レストランみたいに華やかに
1. 生鮭2切れの両面に塩こしょう各少々をふり、薄力粉大さじ1/2をまぶす。フライパンにバター10gを熱し、中火で両面を焼く。
2. マリネを適量のせる。
齋藤さん:
「このマリネはそのまま食べてももちろん良いのですが、シンプルに焼いた肉や魚などのメインに添えるのがおすすめです。
程よいさっぱり感をプラスしてくれますし、彩りもぐっとよくなりますね」
***
あっという間にできあがったマリネは、とろっとした新玉ねぎの甘みと、レモンのほろ苦さがたまりません。やさしい味付けなので、塩気の効いた鮭と一緒に食べるとちょうどよかったです。
スモークサーモンやアボガドと一緒にいつものトーストの上にのせたら、なんだかいつもの朝ごはんがおめかししたよう。美味しいだけでなく、目で見る彩りも朝から嬉しかったです。
次回は、旬のグリーンピースが主役、卵料理にぴったりのペペロンチーノをご紹介します。
【写真】木村文平
もくじ
齋藤さんのスープレシピはこちらから
齋藤菜々子
料理家、国際中医薬膳師。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材で作る親しみやすい家庭料理のレシピを雑誌やwebで提案している。近著に『からだがよろこぶ副菜 「あと1皿」がすぐできる 野菜をいただく76品』(誠文堂新光社)、『体にいい食材帳 心身整う12の食材とおいしいおかずのレシピ』(主婦と生活社)など。Instagramは@nanako.yakuzenから。
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