【油揚げでおつまみおかず】01:お揚げでたねを包むだけ。衣づけいらずの「きつねコロッケ」
ライター 瀬谷薫子
味噌汁や煮物に便利な油揚げ。手軽でなにかと重宝しますが、メインのおかずに使えたら、もっと幅が広がりそうです。
そこで今回は、そんな油揚げを主役にした、ボリュームのあるおつまみおかず2品をお届け。料理家の吉田愛さんに教えていただきました。
1話目は、衣づけがちょっと面倒なコロッケ。これ、お揚げでできちゃうんです。
衣の代わりにお揚げで楽ちん
カリッとほくほく「きつねコロッケ」
材料(2人分)
油揚げ…2枚
合いびき肉…100g
じゃがいも…2個(300g)
玉ねぎ…1/4個(50g)
バター…10g
A
塩…小さじ1/4
こしょう…少々
ナツメグ(あれば)…少々
油(サラダ油や米油など風味が強くないもの)…大さじ2
(仕上げに)せん切りキャベツ…適量
作り方
1.野菜の下ごしらえ
▲濡れたままキッチンペーパー、ラップの順に包んでチンすると、水分が逃げずしっとりと仕上がります
じゃがいもは皮ごと洗い、濡れたままペーパータオルに包み、さらにラップで包んで電子レンジ(600W)で5分ほど、竹串が通るまで加熱する。
皮をむいてボウルに入れ、フォークでつぶす。玉ねぎはみじん切りにする。
2.コロッケのたねをつくる
フライパンにバターを入れて中火で溶かし、玉ねぎをしんなりするまで炒める。ひき肉を加えて炒め、肉の色が変わったらAを加えて全体になじませる。
1のじゃがいもに加えて混ぜ合わせる。
3.油揚げにたねを詰める
油揚げは菜箸で表面をコロコロと転がして、袋状に開きやすくしてから、半分に切り、内側が外にくるよう裏返す。
吉田さん:
「油揚げは、油の匂いが気にならないものならば油抜きはしなくてOKです。裏返して凸凹した内側を外に向けると、揚げたときによりコロッケらしい見た目になります」
2のたねを4等分して、油揚げの中に詰める。四隅は内側にたたむ。
4.揚げ焼きする
フライパンに油を中火で熱し、3の戸締めを下にして入れ、こんがりと焦げ目がつくまで両面を2分ずつ揚げ焼きする。
器に盛り、せん切りキャベツを添えれば出来上がり。
吉田さん:
「具材に火が通っているので、焦げ目がつく程度に軽く揚げればOKです。
油揚げを揚げることで二度揚げしたように、手軽にカリッとした食感になります」
コロッケが食べたいけれど、衣をつけるのは面倒というときに吉田さんがよく作るという、お揚げのコロッケ。ひと口食べて、完成度の高さに驚きました。これはもう、ほぼコロッケ!
カリッとしたお揚げの衣は、薄く、重たすぎないのでいつものコロッケよりも軽やかにいただけました。
何より、失敗知らずなのが嬉しいところ。これなら平日にも作れそうで、おうちコロッケがぐんと身近になりました。
【写真】衛藤キヨコ
もくじ
吉田 愛
東京、京都での日本料理店勤務を経て独立。本格的な和食からつくりやすい家庭料理まで、雑誌やwebで幅広く提案する。唎(きき)酒師の資格をもち、お酒に合うメニューやつまみの提案も得意。近著に「お弁当にもおつまみにもなる作りおき」(主婦と生活社)、「“だし”を使わなくてもおいしい煮もの」(主婦と生活社)など。Instagram:@ai2ueo
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