【やめてみたふたり】後編:「仕事用の自分」から、もっと等身大に。ぜんぜん攻略できないから、面白いんです(筒井 × 小針)
【クラシコムのしごと】“ちょうど良い”をみつけるために、今この瞬間の真ん中を探究し続ける。半年に一度の「リアル全社会議」を開催しました
当店で働くスタッフたちの現場をお届けしている連載「クラシコムのしごと」。今回は、2025年7月4日に開催した第6回目の「リアル全社会議」のレポートです。
日ごろはリモートとオフィス出社のハイブリッド勤務をしているクラシコム。全社員でリアルな場所に集まる大切な機会として「リアル全社会議」を、半年ごとに実施しています。
東京會舘に約100名の社員が集合しました
今回の会場は、1年半ぶりの東京會舘。
華やかなホールにちょっぴりドキドキしながら、会場に入ると、見慣れた仲間の姿が見えました。
おしゃべりしている様子はもちろん、パソコンに向き合って作業したり、仕事の話をしていたり。いつもと違う場所でもいつもと同じクラシコムの空気を感じられて、ほっとします。
全社会議では職種や年次、チームを超えたテーブル割りが組まれています。中にはリモートでしか顔を合わせたことのないスタッフや、産育休を経て久しぶりに会うスタッフの姿も。
会が始まる頃には、和やかな会話の声があちこちから聞こえてきました。
代表・青木から全社員へメッセージ
全員集まったところで、司会の人事・筒井の挨拶で全社会議がスタートします。
会の始まりは、クラシコム代表の青木によるトークから。
この時間は、青木がクラシコムの第19期にあたる昨年8月からの1年間のできごとをふりかえり、全社員と共有したいメッセージを発表します。今回のテーマは「私たちが今越えつつある壁と、そのための力」です。
「これまでクラシコムは、何も知見のないところからスタートして、できることをひとつずつ増やしていき、一歩ずつ階段を上るようにクオリティを追求してきました。そして今私たちが向き合っているのは、“ちょうど良い”を目指すことの難しさです。過剰でも不足でもない、その真ん中にある卓越をみつけるのは、簡単なことではありません」
「卓越をみつけるためには、把握力や想像力、判断力を使って、『私』を起点に探究を続けることが必要です。自律的に『私』を活かすということは、ひとりで完結させるということではありません。世界や仲間と対話を重ねながら、今この瞬間の“真ん中”を探究し続けるということです。決して簡単なことではありませんが、これからもそれぞれの持ち場で、探究を続けていきましょう」
不確実ななかでも、探究を続けるために。一人ひとりが希望のかけらを受け取るような気持ちで、青木からのメッセージに拍手を送りました。
青木と佐藤の思いを共有するトークセッション
青木のメッセージが終わると、クラシコムの副社長で「北欧、暮らしの道具店」店長の佐藤もステージに上り、トークセッションが始まります。
リアル全社会議でのふたりの対談は、今回が2回目です。前回は「3年間のあゆみ」をテーマに展開しましたが、今回は、青木のメッセージをふまえながら、日々の仕事や生活の中で感じていることを話します。
クラシコムが長年大切にしてきたことの解釈について、年月を重ねていくなかで変わったこと・変わらないこと、そして、今のクラシコムについて感じていること。ふたりの熱いトークに、思わず笑い声が上がる瞬間も。
多色の糸を使って1枚の美しい布を織り上げるように、多様なものを束ねてひとつの世界観をつくれたなら。「こうしよう」と決めすぎず、これからも柔軟にさまざまな対話を積み重ねながら進んでみよう、と未来についての思いをスタッフへ共有しました。
トークのあとは、一人ひとりが考えたこと、気になったことを書き出し、同じテーブルの仲間に共有します。
テーブルごとに感想を共有し終えると、数名のスタッフが代表して青木と佐藤へ感じたことを伝えました。新事業を開拓するスタッフや年次の長い編集スタッフ、サービスを支えるエンジニア、ものづくりに携わるスタッフ。
それぞれの場所で感じている思いを、青木も佐藤もスタッフたちも新鮮な気持ちで受けとめ、さらに対話を重ねていくことで、今のクラシコムの空気を感じ取る大切な時間となりました。
おしゃべりに花咲くランチタイム
トークが終わると、大窓を覆っていたカーテンが上がり、広間に光が差し込みます。テーブルにお弁当が運ばれ、あちこちから楽しそうな会話が聞こえてきました。
仕事のこと、生活のこと。普段はなかなかじっくりと会話できないスタッフとおしゃべりを楽しむうちに、あっというまにランチタイムが過ぎていきました。
仲間と一緒にふりかえる19期
昼食のあとは席替えです。先ほどのテーブルとは異なる仲間と一緒に、1年間の仕事をふりかえります。
この時間では、まず1年間で印象的だったできごとをひとりずつ紙にまとめていきます。
書き終えたあとは、テーブルの仲間へ順番に1年のふりかえりを発表し、ひとりずつ「その話を受けとめてどう感じたか」のコメントをもらい、フィードバックを受けての感想を発表者からテーブルの仲間へ伝える......これを繰り返す流れです。
青木や佐藤のメッセージから感じたことも織り交ぜながら、それぞれが自分の1年についてをじっくりと思い返します。
ふりかえりのなかでは、仲間の探究の道のりに驚いたり、誠実な姿勢や真摯な言葉に、勇気をもらう場面も。
互いに感謝の言葉を交わしていくと、だんだんと温泉に浸かったあとのように、心が深く満たされていきます。
いよいよ20期へ、まだまだやりたいことはたくさん
朝から始まった会議も、ついに終盤。締めくくりは佐藤のあいさつです。
「日々のさまざまな活動を通じて、私たちのサービスを好きになってくれた方、お買い物をしてくれた方がたくさんいるんだなと、改めてしみじみと感じたので、今日ここにいるみんなと、直近のデータを共有したいなと思います」
▲アプリのダウンロード数や新しくお客さまになってくださった方の数など、最新のデータを共有します
「リピート購入してくださるお客さまも多くいらっしゃって『北欧、暮らしの道具店』を毎日みんなで良い場所にしようと、読みものや商品、サービス、システム......そうしたものをコツコツと用意し続けた結果なのかな、と感じています。
クラシコムは、いよいよ20期に突入しますが、これから先まだまだやりたいことがたくさんあるので、みんなと一緒に実現していけたら嬉しいです」
佐藤のメッセージを受けとめ、また明日からもがんばろうと気持ちがきゅっと引き締まります。
最後は、みんなで記念撮影です。
こうしてクラシコムの19期をふりかえる「リアル全社会議」が終わりました。
まもなく始まるクラシコムの20期、そして2027年には『北欧、暮らしの道具店』の開店20周年が待っています。
そんな少し先の未来にワクワクしながら、これからも変わらず目の前の仕事に向き合い、日々の探究を続け、お客さまの暮らしにフィットする体験をお届けしていきたいと思います。
▼クラシコムのコーポレート公式Instagramでは、当日の様子をまとめたショート動画を公開しています。ぜひご覧ください。
【写真】滝沢育絵
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