【BRAND NOTE】第3話:グッとくる「いい写真」は、どうしたら撮れる?

旅でも日常でも、味のある「いい写真」が撮りたい!今回は普段からキヤノンのミラーレスカメラ・EOS M10使っているプロのカメラマンに撮り方のコツを教えてもらいました。背景のぼけや色の変え方からフィルター、マクロレンズの使い方まで、自分だけの撮り方のコツをつかめそうです。

編集スタッフ 二本柳

canon_vol02_2_IMG_0495この特集の写真は全てCanon EOS M10で撮影しています

旅に行ったら「いい写真」を残したい!

「旅」をテーマにお届けしているBRAND NOTE「Canon EOS M10」編。

本日は、カメラを携えて松本に写真旅をしてきた私・二本柳が、もっともっと “いい写真” を撮りたい!とプロのカメラマンさんにプチ講座を開いていただくことにしました。

教えていただいたのは、普段からEOS M10を愛用している鈴木さや香さんです。

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上の写真はすべて、EOS M10シリーズを使って撮影したもの。

どれも味のある写真ばかりで、初めて拝見したときはフイルムカメラの作品かと思っていたほど。「いやいや、全部EOS M10ですよ〜」と言われ、こんな雰囲気ある写真も撮れちゃうの!?と大興奮でした(笑)

そんな鈴木さんには “いい写真” を撮るためのコツから、具体的なカメラの機能面などを教わりながら、EOS M10の可能性に迫ります。

(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で製作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)


もくじ

 


カメラ講座 01
ー いい写真を撮るには? ー


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欲張っちゃダメ!
情報は「自分の気持ち」だけでいいんです。

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鈴木さんの写真には旅先で撮ったものも多いですよね。いつもどんなふうに被写体を見つけてるのですか?

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うーん……そう言われると、私はいつも「写真を撮る目」で風景を見ているかもしれません。自分の気持ちにすごく敏感になろうとしているというか。

日常だと色々なことがあるので自分の声ばかり聞いてもいられないけれど、旅先はもっと開放感があって自分と向き合う余裕がありますよね。気持ちがハッと動くもの(=被写体)を常に探している、といった感じです。

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なるほど〜。それにしても鈴木さんの写真はなんだかグッとくるというか、どうしたらそういう “いい写真” が撮れるのでしょう?

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1番は「欲張らないこと」だと思います。

例えば東京タワーを観に行って写真を撮ろう、という時に東京タワーを下から上まで全部写そうと頑張りますよね。でもそこで考えたいのが、自分は一体この景色の何に感動したんだろう?ということ。

もし空の「青」と東京タワーの「赤」のコントラストにハッとしたなら、思い切ってそこに寄って切り取ってみる。写真の情報は “自分の気持ち” ただひとつあれば良い、というふうに考えてみるんです。

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うわー、それは目からウロコです!

私だったら絶対になんとか全体像を写そうとしますもん。考え方をちょっと変えるだけで、一気に写真も変わりそうですね。

 

自然とケンカしない、も大切。

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それからもうひとつ、気をつけていることというか大切だなって思うのが「自然とケンカしない」ことなんです。

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ケンカしない、とは?

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たとえば雨の日や曇っている時に、「ああ、空が青ければ良かったのに……」と残念がらない。風が吹いているからといって、風が止むまで待たない。そんな感じかな。

雨が降ってれば、その暗い風景の魅力を生かして、彩度を上げるどころか敢えて落として撮るんです。

天気、湿度、気温……すべて含めて「今、そこに自分がいる」という事は揺るぎない事実。だからその事実に抗わないで、丁寧に世界を眺めながら写真を撮りたいですね。

 


カメラ講座 02
ー EOS M10を使ってみよう! ー


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はじめの一歩で使いたい。
クリエイティブアシストとは?

F値やISO、ホワイトバランスといったカメラ用語をもっと分かりやすい言葉で表現し、シンプルな操作に変えてくれているのが「クリエイティブアシスト」というモード。

たとえば「ぼかす~くっきり」「暗く~明るく」「すっきり~鮮やか」といった具合に、しかも画面を指でなぞりながら調整できるので簡単です。

とはいえ完全にカメラお任せのオートモードとも違い、思い通りのイメージに近づくためのサポートをしてくれる、といった機能なのです。

カメラ講座前半では、そんなクリエイティブアシストを使った写真の楽しみ方を鈴木さんに教えていただきました。

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「色合い」の寒・暖を変えてみる

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美味しいものとの出合いは、旅の醍醐味ですよね。そこで食べ物の写真を撮ろう、という時に活用したいのが「色合い」(寒色〜暖色)の設定です。

まず注目すべきポイントは、被写体の温度感。たとえばパンや焼き菓子のような「暖かい」ものなのか?それとも、かき氷などの「冷たい」ものなのか?これによって設定を変更してみます。

・冷たいものは寒色を上げる。
・暖かいものは暖色を上げる。

これが鈴木さんオススメの設定です。

鈴木さん:
「食べ物はやっぱり美味しく撮りたい。上の写真で言えば、このタルトの美味しそうなところは焦げ目の部分だと私は思いました。だから『暖色』を上げて撮った方が、その気持ちが伝わります」

canon_vol2_suzuki_IMG_0178レンズ:EF-M22mm F2 STM

そして同じく「色合い」(寒色〜暖色)の設定は、時間帯を表現するのにも役立つそう。

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寒色は、フレッシュなの光。
暖色は、優しい午後の光。

写真を撮る時、なんだか気持ちがいいなと思った理由に、たとえば「スッキリと爽やかな早朝だった」という要素があった時。それを表現するために、青みがかった雰囲気で撮るのもテクニックのひとつなのだそうです。

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「ボケ味」を出して奥行きを作る

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クリエイティブアシストの中には、「ぼかす~くっきり」の度合いを選べる設定も。

ボケ味をしっかり出すと、写真の中に “奥行き” が生まれて、空間そのものを写すことができますよ。

canon_vol2_suzuki_IMG_0199 17.47.42レンズ:EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM

鈴木さん:
「上の写真は背景でなく手前をぼかした例なのですが、『前ぼかし』というのは上級者感のでるテクニックかもしれません。

どこかの隙間からこっそり覗いているような感覚になりませんか?」

 

目線を変えてみる!
新発売マクロレンズから見る世界

次に試してみたのは、目線を変えて撮影するという楽しみ方です。

なんと13mmまで被写体に近づけるという、6月下旬新発売のマクロレンズを使って、アリや小人の目線から世界をのぞいてみることにしました。

canonvol02_macro_2レンズ:EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM

鈴木さん:
「たとえば雨上がりの雫をまとった植物。マクロレンズを通じて見ると、こんなに美しい世界が広がっているんですよ。

ほかにも果物の皮だったり、布の表面といった何気ない物でも、こうして撮影してみると面白いかもしれない。虫たちにはこんなふうに見えているのかな……という、見たことのない世界がきっと広がります」

また、このレンズは被写体を明るく照らすためのLEDライトが付いているので、光を当てたいポイントに「艶」や「輝き」をプラスできました。

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次のレンズをもうひとつ購入したい、という時の候補にマクロレンズを加えると、カメラ体験の幅がグンと広がるかもしれませんね。

 

7つのフィルターで
オリジナルの1枚に。

EOS M10で撮った写真は、トイカメラ風やソフトフォーカス、ジオラマ風など7つのフィルターをかけてオリジナルな仕上がりにするのもひとつの手。

何気ない風景を撮った写真も、フィルターで色々と加工してみると思いがけずスペシャルな1枚になるかもしれません。

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鈴木さん:
「フィルターは2つ以上を組み合わせて、表現の幅を広げることもできるんです。

たとえばソフトフォーカス×トイカメラ風の組み合わせでは、こんな感じの写真になりました」

canon_vol2_sz_IMG_3370レンズ:EF-M22mm F2 STM

ハッとするような、印象的な写真ですね。こんなふうに複数を組み合わせて「自分だけのオリジナルフィルター」を作るのもオススメだそうです。

 


 

本日は、EOS M10の「クリエイティブアシスト」や「フィルター機能」、「マクロレンズ」を使って “いい写真” を撮るためのコツをカメラマンの鈴木さや香さんに教えていただきました。

ここで最後に、EOS M10を愛用してきた鈴木さんだからこそ知る、このカメラの魅力を話していただきました。

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EOS M10のイチバンの魅力って何だと思いますか?

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ずばり、「ごまかしのきかないカメラ」というところではないでしょうか。

というのは、難しいということではなくて、誰が撮っても同じ写真になってしまう……というカメラではないということなんです。

私は “いい写真” はカメラを持つ人の「撮りたいもの」が定まっていて、それがしっかり写し出されているものだと思うのですが、EOS M10はその部分がはっきり出ますね。デジタルだからといって雑には撮れない。そういう意味で、このカメラを使っている時はとても丁寧に過ごせているなと思うんです。

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丁寧に時間を過ごせるカメラ。確かに私も松本でそれを実感しました。

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自分が気になった部分がどこなのか。パーツなのか空間なのか。あるいは一瞬なのか、流れる時間なのか。

そういったことを考えながら被写体と向き合えますからね。

そして「もっと深めたい!」と欲が出て来たら、次はAv(絞り優先)モードやM(マニュアル)モードなども是非試してみてほしいんです。このカメラの本領が発揮されますよ。

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「物足りなくなってきた」という行き止まりはなさそうですね。EOS M10とは長い付き合いになりそうです。

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全3話にわたり、旅をテーマにBRAND NOTE「Canon EOS M10」編・第2弾をお届けしました。

もともと旅も写真もどちらも大好きだった私ですが、この連載を通じて「やっぱり旅に写真は欠かせない!」と改めて確信しました。

何度も何度も思い出す、風景。
忘れられない、味。
フラッシュバックする、人との会話。

そんな特別な瞬間をおさめた写真は、ふとしたタイミングで私たちの目の前に現れて、そして思いがけず私たちを励ましてくれたりします。

だから何気ない日常も、せっかくならカメラを携えて。

レンズ越しに見る景色には、つい見過ごしていた特別な瞬間があるかもしれません。

これから待つ沢山の出合いの瞬間を、EOS M10が “キュン” と心をつかむ「1枚の写真」に換えてくれることと思います。

(おわり)

▼EOS M10のオンラインショップはこちらからご覧いただけます
canonvol2_day3

▼BRAND NOTE「Canon EOS M10」編・第1弾の記事もあわせてご覧ください
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鈴木さや香(フォトグラファー)

東京造形大学デザイン科卒業。制作会社にて映像を学び、その後写真家山岸伸に師事。独立後は写真雑誌のほか、映画のポスター、CD ジャケット、広告写真、CMの動画撮影などを中心に活動の幅を広げている。EOS Mとカメラ誌の共催ワークショップの講師を担当。


 


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