【5グラムへの情熱】仕事がきっかけで変わった、わたしたちのキッチン
バイヤー 山根
気になるのは、ジャム職人たちのキッチン事情
誰かの家のキッチンをのぞくのって、なんでこんなに楽しいんでしょう。
すっきりと整頓されたキッチンを見て「はぁ〜」と憧れたり、戸棚を開けさせてもらうとまるで家主の心の裏まで見てしまうような気がしてドキドキしたり。
それから真似したくなるアイディアを見つけたときは、自分のキッチンに取り入れてみるのも楽しい瞬間です。
今回の「5グラムへの情熱」では、ジャム工房スタッフの自宅キッチンをちょっとのぞいてみることにしました。
特に気になるのは、ジャム工房スタッフ“ならでは”のキッチン事情。日々工房で働くスタッフたちなら、きっと仕事の影響がキッチンに表れているのでは?そんなポイントを探してみましたよ。
そしてキッチンの話を聞いているうちに、想像もしていなかった答えが返ってきたのでした。
自宅キッチン、仕事がきっかけで変わったことは?
スタッフ松井
「左利き用レードルと糖度計」
まず紹介するのはスタッフ松井の自宅キッチンです。
「キッチンは生活の全てを包んでくれる場所」というスタッフ松井。このキッチンからカウンター越しに見る家族の団欒は、いっそう幸せそうに見えるのだとか。
また旦那さんとケンカしてしまったときは、ここが避難場所にもなるそうです。
それではキッチン探索スタートです!さっそく戸棚の中を見せてもらいましょう。
戸棚の内側に、普段よく使うレシピが貼り付けてあるのを見つけました。このアイディア、とっても便利ですね。
「以前は冷蔵庫に貼っていたんですけど、ここがピッタリだということにある日気がついて。地味にうれしい発見でした(笑)」
Q:ジャム工房で働き始めて、変わったことってありますか?
「自宅でもスムーズにジャム作りができるように、左利き用レードルと糖度計を買いました」
ジャムにぴったりの果物が手に入ると、自宅でもジャム作りをするというスタッフ松井。左利きなので、普通のレードルだと瓶に注ぐのがむずかしいのだとか。そのため作業に集中できるよう、工房で使っているのと同じレードルを購入したそうです。
またジャムの煮上がり具合をより正確にチェックするため、糖度計まで揃えたとのこと。かなり本格的な様子です。
「それと外出先でジャムを見つけたときは、つい裏ラベルを見て原材料をチェックしちゃいますね」
キッチンのみならず、私生活にまでジャムが入り込んでいるスタッフ松井なのでした。
スタッフ福成
「ヨーグルトとジャム用スプーン」
続いてはスタッフ福成の自宅キッチンにおじゃまします。
最近引越しをしたばかりということで、すっきりとしたキッチンが印象的です。「これから家具を揃えるところ」とのこと、インテリア好きにとってはワクワクするタイミングですね。
キッチンの中で、お気に入りのポイントはありますか?
「食器や酒器が好きなので、気に入った器が並ぶこの棚の様子が好きですね」
そう言って見せてくれたのがこの食器棚。味わい深い器や小物に、古道具の棚がマッチして素敵な雰囲気を醸し出しています。
戸棚の中にも収納されているたくさんの器たちは、フリーマーケットで見つけてきたものから、奥さん手作りのものまで種類は様々でした。
Q:ジャム工房で働き始めて、変わったことってありますか?
スタッフ福成が挙げたのは、ギザギザと溝がついた木製のスプーン。
あまり見慣れない形ですが、実はこれ作家さん手作りのジャム用スプーンなのだとか。ジャムに身近な暮らしだからこその、ちょっと贅沢な選択ですね。
「ジャムはこうやってヨーグルトと食べることが多いです」
ジャムが身近になってから、いつもおうちにヨーグルトが常備されるようにも変わってきたそうですよ。
スタッフ辻村
「果物をつかった料理」
「キッチンというより、台所と言ったほうがしっくりくる感じですが……」
この風情ある台所を案内してくれたのは、スタッフ辻村です。平屋の台所らしく、出窓に調理器具が並んでいる風景になんだか目を奪われました。
それではキッチンの工夫があったら教えてください!
「塩と砂糖をこうやってバットに入れることです」
軽量スプーンも置いておらず、とっても潔い形です。一体どうしてこうしているんですか?
「自分の指が塩加減を覚えているから、指でさっとつまめる方が便利なんです」
へぇ!真似するにはちょっと熟練が必要な、憧れの工夫ですね。
Q:ジャム工房で働き始めて、変わったことってありますか?
「普段の料理に果物を取り入れるようになりましたね」
フルタさんの柔軟な果物使いに刺激を受け、それまではただ剥いて食べるだけだった果物も、料理に合わせることが多くなったとのこと。
レパートリーのひとつとして教えてくれたのが、上の写真の「ひじきと柿のサラダ」。果物はそのときどきで変えながらも、よく作るメニューだそうですよ。
キッチンの話を聞いてわかった、もうひとつのこと
スタッフ松井が自宅で作ったさくらんぼジャム。
3人のスタッフのキッチンをのぞきながら、「仕事がきっかけで自宅キッチンが変わったこと」を聞いているうちに、あることに気が付きました。
それは3人とも「自分の暮らしを仕事に活かす」経験について話してくれたこと。
例えばスタッフ松井は自宅でもジャム作りをすることがあります。
砂糖やレモン果汁の分量を試行錯誤してみたり、糖度計を使って仕上がりをチェックしたり、その経験が後にKURASHI&Tripsのジャムの試作に役立っていました。
「トマト専用ピーラー」は刃がギザギザしているのが特徴。
また自宅で使って便利だったという「トマト専用ピーラー」や「包丁研ぎ棒」を、ジャム工房用に発注したスタッフ福成の話。
他のスタッフにはなかった道具の経験が役に立ち、作業の効率化が進みました。
自宅でのママレード作りは、実はなかなかの重労働。
「仕事がきっかけで自分の暮らしが変わること」、これが今回のキッチン取材で知りたいことでした。
その一方で、「自分の暮らしの経験を仕事に活かすこと」が多いという事実も明らかになりました。
仕事と暮らしが互いに影響し合うこと。スタッフたちの生活にはそんな良いサイクルがあるように思えます。そのサイクルがきっと仕事にも暮らしにも一層の充実感を与えてくれるんだと思います。
そしてKURASHI&Tripsのこのサイクルがスタッフだけにとどまらず、誰かの暮らしに良いきっかけを生み出すことにつながりますように。
“おいしい”きっかけ、お届けします!
日々情熱を燃やすジャム工房より今週お届けするのは、季節限定「柿ジャム シナモン風味」です。
使用する柿は、まるでマンゴーのような甘さを感じる福岡県産の太秋(たいしゅう)柿。
食べやすくスライスされた太秋柿が、コトコトと煮込まれてとろ〜りとした食感に仕上がっていますよ。
トーストにはもちろんぴったりですが、ドレッシングにアレンジしていただいても別の味わいを楽しめます。
柿のジャムって少しめずらしい気がするのですが、だからこそ感じられる非日常感も魅力的ですね。食卓に秋の彩りを加えてくれますよ。
この時季にしか出会えない柿ジャム、ぜひ味わってみてください!
なお今回ご購入いただける数量をお一人様につき3個までとさせていただいてます。なにとぞご理解くださいませ。
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