【料理家さんの定番レシピ】第7話:フライパンで楽ちん♪魚の焼き方
編集スタッフ 奥村
料理家・フルタヨウコさんに教わる、改めて知りたい「和食のきほん」。
定番の和食献立をもっとおいしく作るための、意外と知らないポイントを、料理別でご紹介します。
今回は、魚焼きグリルを使わない!フライパンで手軽にできる「魚の焼き方」です。
干物と、焦げ付きやすい粕漬けの切り身、2種類の焼き方をご紹介。フライパンなら後片付けの手間も減らせて、楽ちんですよ♪
あじの干物の焼き方
01:フライパンにホイルをしき、魚をのせる
フルタさん:
「フライパンに『フライパン用ホイル』をしいて中火にかけ、熱したところで魚をのせます。
通常のアルミホイルだと、魚がくっついて身がはがれやすくなってしまうので、『フライパン用ホイル』の使用をおすすめします。もしも通常のアルミホイルを使う場合は、くしゃくしゃとシワをつけて、油を薄くひくとよいでしょう。
塩気のある干物の場合はそのまま、塩味のついてない魚は、全体に軽く塩をまぶしてからのせて下さい」
02:ふたをして弱火で2分、蒸し焼きにする
フルタさん:
「魚をのせたら弱火にして、2分加熱。その後、ふたをしてさらに2分、蒸し焼きにします。
コンロの火力だと魚は意外に早く焼けるので、火加減が強くなりすぎないよう気をつけて」
03:焼き目が付いたら裏返し、同様に焼く
フルタさん:
「2分後にふたを開け、トングなどで焼き目が付いているか確認して。
焼き目が付いたら裏返し、またふたをして同様に2分ほど加熱します」
04:魚に弾力が出てきたら、焼き上がり
フルタさん:
「裏面にも焼き目が付いたら、トングや菜箸で魚を押してみて。しっかりと弾力があったら火が通っているサインです。
焼き目が付いていなかったり、魚が大きくて火が通りきっていないと感じた場合には、火を弱めて追加で蒸し焼きにしてくださいね」
鮭の切り身(粕漬け)の焼き方
01:キッチンペーパーで粕をぬぐう
フルタさん:
「粕漬けは、表面に余分な粕が付いていると焦げやすくなるので、焼く前にキッチンペーパーなどで軽くぬぐってください」
02:フライパンで切り身を焼く
フルタさん:
「焼き方は、あじの干物と同様。フライパンに『フライパン用ホイル』をのせて中火にかけ、熱したところで魚をのせます。
弱火にして2分加熱したら、ふたをして2分蒸し焼きに。その後、焼き目が付いていたら裏返してふたをし、さらに2分焼きます。
粕漬けは焦げ付きやすいので、火加減に特に注意してくださいね。
もしも焦げ目が強くついても、最後に余熱で蒸らしている間にはがれるので大丈夫です」
03:側面にも焼き目を付ける
フルタさん:
「切り身など肉厚の魚は、両面焼いただけでは側面の皮部分に火が通りきらないことも。
両側に焼き目が付いたら、トングで切り身を立てて、側面もしっかり焼くようにしてください」
04:火を止めてふたをし、仕上げは余熱で
フルタさん:
「全面に焼き目が付いたら、火を止めて、もう一度ふたをして。最後に余熱で蒸らし、しっかり火を通します。こうすればふっくらと仕上がる上に、焦げつく心配がありませんよ。
もし、焦げ目が強くついてしまった面があったら、その面を下にして蒸らしてみて。でてきた魚の油で、焦げがはがれやすくなります。
フライパンでの魚の調理は、火加減の調整と『蒸し焼き』がコツ。
ふっくらとした仕上がりは、フライパンならではのもの。焼き網で焼くのに苦手意識のある方は、ぜひトライしてみてください」
フルタヨウコ(料理家)
デザイン関係の企画編集、執筆、写真を手がける一方で、ケータリングを開始。オリジナルジャム制作の他に料理やイベント出店なども行う。現在はKURASHI&Trips JAM LABORATORYでのジャムプロデュースを務める。http://home-home.jp
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