【姿勢美人になりたい!】後編:立ち姿が変わるだけで、洋服の見え方に変化がおきました。
編集スタッフ 青木
近くに鏡があったら「気をつけ」の姿勢をとってみてください。真っ直ぐに立ったとき、手の甲はどちらを向いていますか。
実は、今回コンディショニングを体験して一番驚いたのは、気をつけの姿勢を取った時の「手の向き」なんです。
左がこれまでの私。肩が内巻きになっているため、手の甲が正面を向いています。そして全体的にまぁるいシルエット。
右がコンディショニング体験後の私。なんだかしゃんとしてませんか?
手の甲が真横に向くだけで、自然と肩が開き、無理なく胸が張れるから、これまでよりスッキリして見えますし、洋服の見え方も違って見えます。
手の向き一つで印象が変わる事にも驚きましたが、「私の腕の正しい位置はここ」と知れたのは大きな収穫でした。
鏡の前に立ってみて、もしも手の甲が正面に向いていたら、ぜひ1話目のコンディショニングを試してみてください。
さてさて本日は、私のもう一つの悩み「反り腰」にフィーチャーしたコンディショニングをご紹介します。
服を着ていると目立たないのですが、私の腰は、床と腰の間にできたスキマに手がすっぽり入るくらい反っていて、仰向けに寝たときのこわばりが強く、痛むこともあります。
でも運動後、腰は軽くなり、お腹には力が入るようになって「身体に1本の芯が入った感じ」を体験できました。
昨日に引き続き、コンンディショニングトレーナー・有吉与志恵(ありよしよしえ)さんに教えていただきます。
有吉さん:
「腰が堅いな〜と感じたら、急なストレッチや運動で無理に伸ばさず、まずは以下の方法でリセットしてみてくださいね。
“リセット” のコツは1話目と同じで、小さく小さく動かすこと。”アクティブ” は呼吸を意識しながら行ってみてください」
\まずはリセット/
腰周りを整える3ステップ
【実感できる効果】
・腰回りと足の付け根の緊張がとれる
・仰向けに寝た時、腰が床にラクにつくようになる
01.膝を立てて左右に振る
1.首の下に丸めたタオルを入れ、仰向けに寝て、膝を立てる。そして、両膝・両足をそろえたまま、小さく左右に振る。
ポイント!
左右に振るときには、力を抜いて腰幅を超えないように小さく小さく動かします。腰が床に楽に付くようになればOK。
02.力を抜いて、かかとを交互に押し出す
1. 脚を伸ばして力を抜き、仰向けに寝たまま左右交互にかかとを押し出す動作を繰り返す。
ポイント!
脚はだらりと脱力して行うことが大切。腰まわりが軽くなったらOK。
03.膝を交互に引き寄せる
1.仰向けの状態で膝を立てる。膝と足をそろえ、両手で両ももの裏を支える。
2.腰は床から離れないように両脚を上げ、呼吸は自然に行いながら、膝を交互に引き寄せる。
ポイント!
仰向けに寝たとき、腰が床により楽に付くようになればOK。
\リセットの後は…/
腰回りを強化する、お腹の運動
【実感できる効果】
・腰から背中にかけての緊張がとれ、軽くなる
・背筋がのびた感じになる
1.うつ伏せに寝て、お腹の下に丸めたバスタオルを入れる。腹圧を入れ(お腹の中心に向かってグッと圧がかかる感覚で力を入れる)、おへそから床を離すイメージで背骨をまっすぐに伸ばし、息を吸いながらお腹を膨らませる。
2.口から息を吐きながらお腹を凹ませる。1.2を20〜30回繰り返す。
ポイント!
息を吐く時は、お腹が沈まないように気をつけましょう。お腹をぐっと引き上げるイメージで行うことが大切です。背中の緊張が取れ軽くなるのを実感できたらOK
「どんな自分になりたいか?」を具体的にイメージしてみよう。
いざ始めてもなかなか続かないってこと、誰にでも経験があると思います。続ける秘訣はありますか、という私の問いに、有吉さんはこんな風に答えてくれました。
有吉さん:
「ジムに通ってらっしゃる方の中には、運動経験の少ない方も多いんですよ。でもみなさん何かを思ってここまで来てくださったはずなので、一番はじめに『どんな自分になりたいですか?』とお伺いします。
あの服が着たいとか、体力の心配をせず思い切り出かけたいとか、日常の延長線上にある目標や、自分の姿を具体的に思い描いてみるのをお勧めしてるんですよ。決して大きな目標じゃなくてもいいんです。
どんなことでも続けるって難しいことですよね。でも、自分にとって大事なことならきっと続くんじゃないかしら」
これまで体を動かしてこなかったし、続けるなんてムリ!と言っていた方が「体を動かさないとスッキリしないわ」と言うようになるのもよくある事なのだそう。
鏡の前に立つ自分に、ちょっぴり自信がつきました。
実際にコンディショニングを体験して意外だったのは、リセットの心地よさ。取材以後すっかり、眠る前の習慣になりました。
コリ・ハリ・傷み・歪み、と感じている症状を丁寧に整えるだけで、こんなに柔らかく、息も吸いやすくなるのかと。
運動のあと、鏡の前に立って「まっすぐ!」を確認することも、小さな自信に繋がっているような気がします。続けたいなぁ。
そう思うタイミングで浮かぶのは、有吉さんの問いかけ。
「どんな自分になりたいですか?」
キレイな姿勢になるべく相談に出かけたら、これからの生き方についての問いが返ってきました。
私はこれからどんな自分になりたいんだろう。みなさんはいかがですか?
(おしまい)
【写真】木村文平(1.2.5枚目を除く)
もくじ
コンディショニングトレーナー・有吉与志恵
コンディショニングトレーナー。頑張って筋肉を鍛える運動よりも、整える事で体調と体形を改善できる「コンディショニングメソッド」を確立。運動指導者として30年以上のキャリアを積み、高齢者から現役アスリートまで、幅広い層へのセルフコンディショニング指導を行うほか、学校や企業、地方自治体向けの講演・講習会や指導者の育成にも情熱を注いでいる。
2017秋に『正しい体幹トレーニング』(実業の日本社)が発売になったばかり。
公式サイト:http://ariyoshiyoshie.com/
体験施設:http://naturalmuscle.jp/
撮影場所:カラダトトノエラボ Natural muscle -ナチュラルマッスル桜新町-
▽有吉与志恵さんの著書はこちら!
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