【わが家の朝支度】夫婦共働き。みんなでする朝の支度は、子どもも大人も自信につながる(OURHOME Emiさん)

編集スタッフ 齋藤

子どもも自分でできるような「仕組みと仕掛け」がキーワード

1日を気持ちよくスタートさせるための朝の過ごし方を伺う連載シリーズが、それぞれの朝の支度に着目する「わが家の朝支度」にリニューアルしました!

様々な立場のかたが、その人らしく「朝支度」を進めるポイントや、出かける前の「バッグの中身」についてお聞きしていきますよ。

第1回は、整理収納アドバイザーで著書執筆、自社オンラインショップの商品企画などを行い、以前整理収納特集にも登場いただいたOURHOMEのEmiさんの「わが家の朝支度」です。

「普段の出勤時間は子どもたちが家を出る時間とそれほど変わりがないので、それぞれ自分たちで出来ることは自分でやろう! のスタンスです」とEmiさん。

そのためにも、いやいやではなく、仕組みや仕掛けをつくってなるべく楽しみながら支度をしているのだそう。

夫と小学2年生の男女の双子との4人暮らし。夫婦共働きで、双子のお子さんも元気な盛り! その朝の支度の様子には、参考にしたいヒントがたくさんありそうです。

 


夫婦共働きでも、スムーズに。
朝支度の工夫


 

6:00 起床、コンタクトをつける
6:03 コーヒーボタンスイッチオン、麦茶をつくる、水筒の準備
6:10 乾燥機から洗濯物を出し、子どものかごに仕分け、残りはその場で畳んで収納
6:20 洗面所でメイク
6:30 朝ごはんの準備
6:40 みんなで朝食をとる
6:50 夕飯の仕掛かり、お米をとぎ、汁物の準備(週末に野菜はカットしています)
7:00 コーヒーを飲みつつニュースを見て一息。
7:10 子どもたちの朝の簡単な勉強チェック
7:25 子どもたち見送り、ハイタッチしてグー! がいつものルール
7:30 着替え、髪の毛セット
7:40 お風呂予約ボタンセット、床をさっと片付けてルンバをセット
7:50 出発!

 

コンタクトレンズは
「カットしてから収納」で時短!

▲度数が左右で違うので、パッと見て分かるように左には全て赤いラインを入れているそう。

Emiさん:
「毎朝一番につけるコンタクトレンズは、一つ一つカットして左右別々に収納しています。忙しい朝に、さっと取り出すことが出来るので、慣れてしまえばとっても便利で。

もともとは私がやっていましたが、今では8歳の娘がよろこんで切り分けをしてくれるので、助かっています」

 

子どもが「手伝いたくなる」洗濯物の仕掛け

Emiさん:
「わたしが乾燥機から出来上がった洗濯物を、子ども2人のそれぞれのカゴにポイっと仕分けをし、子どもたち自身が畳んで収納しています。

大きな1つのカゴにどっさり入っていると気が滅入ってしまうけれど、子どもたちが自分で選んだ好きな色の、浅いカゴなのでやる気が出るようですね。

(最近では、ホカホカの乾燥仕立ての服をそのまま着れば畳むものが減る!という技を覚えた双子です)

夫婦ともに働いているし、朝の支度はどうしてもバタつきがちです。

でも、小さな仕掛けで子どもたちが自分で支度をできるようになることは、単に時間の効率が上がるだけではなくて、子どもや、親にまで自信がつくのかな、と朝の支度をみんなでするようになって思います」

 

1度に3日分のスープを仕込んで
朝ごはんを定番化

Emiさん:
「子どもたちは、以前はパンやごはんなど日替わりで好きなものを食べていました。でも、ここ最近は朝も寒くて起きるのも一苦労……。

そんな朝でもぱっと朝ごはんを食べられるように、『食べやすいおにぎり』と、大人と同じく『野菜のポタージュ』というメニューが定番になりました。

おにぎりは、前日の夜に握っておいて朝はレンジでチン。

野菜のポタージュは、1度に3日間分くらい大量に作って、朝に飲むようにしています。体がほーっと温まるので心地よくて続いていますね」

▲朝の定番ピクルス。「ピクルス用の酢につけるだけなので、簡単なものですよ〜」とEmiさん。

Emiさん:
「夫とわたしの定番はトースト・ピクルス、子どもたちと同じ『野菜のポタージュ』とコーヒーです

写真のような『簡単ピクルス』を週末に作り置きしておいて、平日の朝にささやかなサラダにしたり、パンにのせて食べています。ちょっと彩りがあると、元気になれますよね」

 


いざ出発!そのバッグ、何が入ってる?


【愛用バッグ】
バケツバッグ(OURHOME)自立するところがお気に入り!

【バッグの中身/左から時計回りに】
・ミニ財布(OURHOME)
・鍵ストラップ(OURHOME)
・折りたたみ傘(OURHOME)
・手袋(トゥモローランド)
・のど飴
・ペン
・マスタード色の手帳(OURHOME)
・スマートフォン

Emiさん:
「鍵は、探す手間を省きたくて、ストラップでバッグに引っ掛けています。また、化粧直しのポーチは持ち歩かずリップのみです。

のど飴は、個別包装ではないジップロック形式で、ゴミの出ないものを愛用していますよ」

Emiさん:
「バッグの定位置は、出かける前は玄関脇にあるスツールの上です。

コーディネートは朝クローゼットを見て決める『直感派』。迷ったときには、クローゼットの左側に、最近着た服や洗濯したての服が並ぶようなルールを作っているので、そこを見れば案が浮かぶ助けになることが多いです」

 

気持ちよく、続けられる方法を模索する

わたし齋藤がEmiさんを知ったきっかけは、数年前に拝見した著書でした。

共働きで双子のお子さんがいながら取り組む暮らしのアイデアや、仕事の工夫はどれも取り入れやすくて「私だったら、我が家だったらこうしてみようかな」と思えるものばかりなんです。

そんなEmiさんの朝の支度は、バタバタと焦ってしまいがちな朝の時間に「これなら楽しく続けられそう」といった仕組みや仕掛けを作っていくことで、家族みんなでせーの!で乗り越えている印象がありました。

「自分で支度を出来るようになることは、子どもだけではなく親にとっても自信につながる」という言葉に、ハッとした私。

その自信は、1日単位だとわずかかもしれません。でも、子どもの手のひらに収まる程の“自信”とともに、毎朝スタートが切れたら、玄関扉を開けてから見える景色は日に日に心地が良くなるはず。

そんなことを胸に、いま我が家でできることを考えてみたいです。

 

(つづく)

【写真】Emi

こちらの特集も合わせてご覧ください。

▽特集「朝の過ごしかたvol.3」
morning_cate_vol03

▽特集「朝の過ごしかたvol.4」

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OURHOME Emi(整理収納アドバイザー)

夫、小学2年生の男女の双子との4人暮らし。整理収納アドバイザー。10冊目の新刊「デスクと気持ちの片づけで見違える、わたしの仕事時間」出版。レッスン開催、執筆、オリジナルのモノづくりから販売までを行う。

インスタグラムアカウントは@ourhome305
http://ourhome305.com/

▽著書はこちらから


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