【BRAND NOTE】わたしの暮らしに寄りそう、「お茶のものさし」の見つけかた
商品プランナー 斉木
いままでなんとなく遠くに感じ、手に取る機会の減っていた緑茶を、もっと自分らしく楽しむためのBRAND NOTE『キリン 生茶』編。
「知る」は「楽しむ」の第1歩。前回はお茶を暮らしの “切り替え” に使っている「お茶とお菓子 横尾」の店主・横尾光子(よこお みつこ)さんに、緑茶の楽しみ方や、気軽に始めるための道具や方法を教わりました。
今回は、もう1歩進んで、自分好みの味を知る方法や、生茶の考える「今の暮らしにフィットしたお茶」について、生茶ブランド担当・中丸 園子(なかまる そのこ)さんに伺っていきます。
(この記事は、クライアント企業さまのご依頼で制作する「BRAND NOTE」という記事広告コンテンツです)
見て、触って、味わって!五感で学ぶ「お茶のいろは」
▲生茶ブランド担当の中丸さん(右)と、わたし斉木(左)
「緑茶のおもしろさを学ぶのに、ぴったりの場所があります!」と、中丸さんが連れて行ってくれたのは、原宿にある体験型ミュージアム「お茶のいろは」。
昨年7月にオープンしたこの施設では、「いろは」という名前が表すとおり、日本茶文化の基本を学ぶことができるんです。
多くの人々がせわしなく行きかう都心とは思えない、天井が高くて開放的な建物のなかで、茶葉を触ったり嗅いだり、もちろん味わったりと、五感をめいっぱい使ってお茶を楽しむことができます。
▲高い天井からサンサンと光が降り注いで、深呼吸したくなるほどの開放感!
まるでブラックコーヒー?おなじ茶葉でも、こんなに違う!
▲左右の湯のみ、違うのは温度だけなのに、これだけの色の差が!
中丸さん:
「この施設の目玉は、日本茶インストラクターさんに教えてもらいながら、温度の異なるふたつのお茶を淹れること。
茶葉の量や、浸出時間はそのままでも、温度が違うだけでお茶の味はびっくりするほど変わるんです。90度で淹れたお茶は色が濃いめで、いわゆる渋いお茶であるのに対し、70度で淹れたお茶は色も薄めで、甘く感じます。
高温のお茶の、すこしズシンとくる感じは、ブラックコーヒーに似ていませんか? 逆に低温のお茶は、舌触りもなめらかで、まろやか。お客さまの多くが、お茶にも甘みがあるんだとびっくりされます。
ひとつ知るだけで、つぎお茶を淹れるときの引き出しが増えますよね。それってすごく豊かな時間だなぁと思っていて。自分の好みを知るきっかけに、この施設がなるといいなと思っています」
▲本当に変わるの?と勘ぐっていた私ですが、あまりの味の差に、びっくりしました!
お茶を楽しむには、「ものさし」が大事?
「お茶のいろは」では、「茶の本」という冊子も販売しています。
松浦弥太郎さんのお茶についてのエッセイや、ケメックスのコーヒーメーカーで作る水出し緑茶など、いろいろな視点にワクワクしながらめくっていると、表紙のすぐ裏に印象的な言葉を見つけました。
「お茶の『幅』を楽しむためには、『自分のものさし』を持つことが大事」
これは、どういう意味なのでしょう?
中丸さん:
「いまは、ペットボトルや急須、ティーバッグと、さまざまな種類のお茶があって、その数だけ味も違います。その『幅』を楽しむために、自分にあった『ものさし』を見つけてもらいたいという気もちを込めました。
緑茶は古くからあるものなので、つい昔ながらの伝統的な方法を守ろうという流れになりがちなんです。でもこの本では、緑茶にスパイスを加えた『緑茶チャイ』や、急須を使わない『ゆる煎茶』などアレンジの方法も多く紹介しています。
その人のライフスタイルにあった方法で、緑茶を自由にいろいろ試してほしい。そうして、もっとお茶を好きになってもらえたらいいなぁと」
▲現代風にアレンジした茶筒と茶箱。「お茶のいろは」はインテリアもかわいいんです!
目指したのは、“今” にフィットしたお茶
▲生茶のTVCMでも使われていたワイングラス。茶葉の風味をより楽しめるんだとか
「お茶のいろは」や「茶の本」を通して感じられたのは、生茶が日本茶文化としっかり向き合っているということ。そのきっかけは、2年前に行った大きなブランドリニューアルだったそうです。
中丸さん:
「ペットボトル緑茶がどんどん増えていくなかで、生茶らしさって何だろうと改めて原点に戻ったんです。何のために、誰のためにつくるのか。徹底的に考えました。
そのときスローガンにしたのが、『伝統と革新』。生茶が売れる、売れないの前に、古きよき緑茶文化は守りつつ、いまの時代にフィットする『新しい何か』をプラスしたい、と。
そうしてできあがったのが、ワインボトルをモチーフにした瓶のようなデザイン。ワイングラスで飲みたくなるような緑茶をイメージしています」
生茶をひっくり返すと、こだわりがわかる!?
▲2018年3月6日より、ボトルの形はそのままに、よりワイン瓶のようなシンプルなパッケージにリニューアル!
中丸さん:
「リニューアルでは、製法も見直しました。ペットボトルにも手淹れにも、それぞれ良さがありますが、どうせならペットボトルにしか作れないものを味わっていただきたい!と。
そこで、昔からある『低温抽出*』に、最新テクノロジーを使って茶葉を細かくした『微粉砕茶葉』を加えるという方法に行き着きました。
*低温でじっくり時間をかけることで、緑茶らしい甘さやうまみを引き出す製法
そうすることで、茶葉を食べるように、まるごと味わっていただける。これは急須では味わえない、生茶ならではの作り方なんです」
▲底面に溜まっているのが、微粉砕された茶葉。飲む前に振ることで味も均一に
「コレが “うまみのカタマリ” かぁ〜」と、底に溜まった茶葉を振り混ぜながら改めて生茶を飲んでみると、確かにじんわり広がるまろやかな甘さが感じられました。
いつもはご飯や和菓子のおともだったけど、それだけで飲んでもおいしいんだ!というのはちいさな発見と、驚きでした。
選べるって、ワクワクする。始まりの季節、なにから試そう?
「知るとお茶は、楽しくなる」。これは「お茶のいろは」のキャッチフレーズです。
幼い頃から身近にあったのに、急須を買わないと淹れられないのかな?どんな気分の時に飲んだらいいんだろう?と、気づいたら手に取る機会の減っていた緑茶。
実際にさまざまな淹れ方や、アレンジについて聞くと、飲み終わったあと鼻に抜ける香りや、口の中がさっぱりする緑茶ならではの味わいを取り入れたい場面が、次々思い浮かびました。
「食べ過ぎた翌日、高温で淹れたお茶をティーポットでたっぷり飲んだら、なんだかデトックスされた気分になりそう」
「仕事中、集中が切れたタイミングで、クッキーとぬるめのお茶を飲めば、ほどよいリラックスになるかも」
「たまには家にあるワイングラスに生茶を注いで、テイスティング気分で香りや味を楽しんでみたい」
昔から側にあった緑茶というモノに、ちょっとした新しさをプラスすることで、より今の生活にフィットしたかたちに変えていく。生茶のものづくりは、日々を淡々と繰り返し、ともするとマンネリしがちなわたしたちの暮らしにも、ヒントをくれるのかもしれません。
春、はじまりの季節。今日はどんなふうにお茶を飲んでみようかな?そんなふうに考えるだけで、何か新しいことが生まれそうな、ワクワクしている自分に出会えました。
(おわり)
▼生茶の詳細はこちらからご覧いただけます
キリン 生茶のinstagramアカウントでは、日常の何気ない存在の中にある、気づかなかった楽しさや驚きを紹介しています。
公式Instgaramアカウントはこちら
お茶のいろは
住所:東京都渋谷区神宮前6-16-23 CASE W
TEL:0120-123-282 [受付時間]11:00~19:00(火曜・年末年始は除く)
営業時間:11:00~19:00 (最終入場 18:00頃)
※ 混雑状況により、整理券を発行する場合がございます。
整理券の配布が予定枚数に達し次第、受付終了とさせていただきます。
営業日:毎週日曜日
料金:800円(税込) (小学生未満のお子様は無料)
【写真】佐々木孝憲
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