【ゴミとの付き合いかた】第1話:日々の暮らしとセットで考える! すっきりを保つ「ゴミの置き場」

編集スタッフ 齋藤

ここらでしっかり、ゴミと向き合ってみたい

わたしの住む街のゴミ出しが、最近有料化しました。

有料のゴミ袋を常備し、いざその時を迎えてみたら…….お恥ずかしいことに家が大混乱! これまで無頓着だったゴミの分別をはじめ、ゴミの取り扱いを一斉に見直しては、右往左往しています。

リサイクルゴミは家のどこに保管する? 調理中に出てくるゴミは日々どうやって処分しよう? 食材を無駄にしない保存方法って?

居心地よく暮らしたい思いはあるのに、それとは相反してついてくる「ゴミ」という存在。

一緒に過ごさざるを得ないならば、目を瞑るだけではなく、これはチャンス!と向き合ってゴミにまつわるモヤモヤを晴らしたい。

そうして今より気持ちよく暮らすためのヒントを探るべく、ライフオーガナイザー®である中山あいこさんのご自宅へ伺いました。

 

面倒くさがりだからこそ、伝えられること?

著書『家事が好きになる暮らしの工夫』などを執筆される中山さんは、2歳と12歳の子どもを育てるお母さんでもあります。

著書に掲載される暮らしのアイデアは、そのどれもが「これなら我が家にも取り入れられそう!」と思うものばかり。

でも、ご自宅へ伺うと……

「わたし、ほんとうに面倒くさがりなんです」。そう開口一番に言う中山さん。

片付けは好きだけれども、掃除はついついサボりがち。そんなズボラな自分でもすっきりを持続できるコツを、日々考えているのだそう。

これなら真似できそう!と、わたしが感じた理由は、もしかすると、こうした中山さんの試行錯誤による説得力から来るのかも。そんな予感を胸に、まずはご自宅のゴミの分別から伺っていきました。

 


ゴミ箱の場所は「暮らしの動線」で決める


 

「アクセスしやすい場所」にメインのゴミ箱

▲ゴミ箱は「ディノス」で購入

中山さん:
「わたしが暮らす街は、燃えるゴミの範囲が広いんです。

ほぼ燃えるゴミに分別するから、これらを捨てるメインのゴミ箱は、我が家で一番見通しがよくアクセスしやすい『キッチンとリビングの間』に置いています。

壁際のこの凹みに置きたいなぁと探し回り、奇跡的なサイズ感のゴミ箱に出合いました。上段には『燃えるゴミ全般』を、下段は『牛乳パックやトレー、古紙の一時置き』としています。

ワンアクションでゴミを捨てられて、パタンと締めれば中身や臭いも気になりません」

▲ゴミ箱の側面には、マグネットで貼り付けられるゴミ袋入れが。

わたし齋藤の自宅では、レジ袋の置き場も永遠のテーマと言える問題。

気持ちや時間の余裕があるときは畳めるけれど、そうでないときは丸めてぽいっとネットバッグへ。これでいいのかなぁと、中山さんに投げかけてみました。

中山さん:
「わたしも、畳むのは面倒なので保管は丸めるだけですよ。

ただ、かさばるし収納場所に困ったので、キッチンシンク下扉の内側に、専用の収納スペースを作りました。ケースは無印良品、フックは100円均一のものです。

大きいサイズのレジ袋はゴミ袋としても使い、小さいサイズは娘の保育園の汚れ物入れに必要なので、ストックは必須です!」

▲「時々、母が来てくれた時や子どもにも分かりやすいように、収納場所には大体ラベルを張っています。一度貼れば、未来の自分を助けてくれます」

 

リサイクルゴミは
洗ってすぐに捨てられる「シンク脇」へ

中山さん:
「ペットボトル・空き缶・ビンといったリサイクルゴミは、洗った後はスクエア型の『ブラバンシア』のケースに回収日まで保管しています。面倒なので、この中はとくに分別せずに一緒にいれてしまいます。

このケースを置いているのは、キッチンシンク脇のレンジ棚下。洗ってから入れるという動きを、ストレス無く近い位置でできるのが気に入っています。

そしてこのケース。もともとは新聞入れとして売られていたもので。新聞はとっていないけれど、この頑丈なつくりとシンプルな見た目が気に入って購入しました。

リサイクルゴミが出たタイミングで、スムーズにゴミ箱へ入れられる、包容力のある大きめサイズも私には合っているようです」

 

通勤時に回収BOXへ入れたいから「玄関」へ

▲通勤バッグの定位置は、三和土(たたき)脇のここ

中山さん:
「ゴミの回収は、ほぼマンションの共同ゴミ収集所へ持っていきます。宅配で頼んでいるパルシステムの牛乳パックやプラスチックトレーは、パルシステムへ。

そのほかの牛乳パック・トレーは、処分するものが出たら、玄関の通勤バッグへばさっと入れて、保育園と家の間にある、スーパーの回収BOXへ戻しています」

***

中山さん宅のゴミ分別をお聞きしたとき。セットとしてお話にでてくるのは、「日々の行動」でした。

ゴミ出しをすること自体、暮らしから取り除くことはできない行為だから、一連の流れの負担を最小限にしている中山さん。

だからか、ゴミは我が家と同じように存在するのに、暮らしのリズムに溶け込んでいる。なんだかわたし、ゴミに対して構えすぎているのかも。

でも、ゴミとの付き合いを良好にする秘密はそれだけではなさそうなことも、お話をうかがっているうちに分かってきました。

続く第2話では、中山さん自身が行う、そもそもゴミを出さない工夫をお届けします。

(つづく)

【写真】鍵岡龍門


もくじ


中山あいこ(ライフオーガナイザー®)

フルタイムの会社員として長年勤務の後、独立。書籍や雑誌、ブログ『生活のメモ』などで暮らしのアイデアを発信中。2歳と12歳の子どもの母。
『生活のメモ』http://seikatsunomemo.com

▼中山あいこさんの著書は、こちら。

 


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