【気がきくサラダ】第2話:「はちみつ」で和えるだけ!おもてなしにぴったりのフルーツサラダ
フルーツサラダのお手軽な作り方をご紹介します。ドレッシングはなんとはちみつで和えるだけ! 味付けは塩コショウだけで、果汁がおいしいドレッシングになるんです。味付けにテクニックが必要なイメージがあり、なかなか挑戦しづらいフルーツサラダですが、この機会にぜひ作ってみてください! ビタミン豊富でヘルシーなだけでなく、見た目が華やかなのでおもてなしにもぴったりです。
編集スタッフ 奥村
「フルーツサラダ」は、レベルが高そう⁉︎
いつものサラダとひと味違う「気がきくサラダ」の作り方を、料理家の星谷菜々さんに伺っています。
夏に食べたい、甘酸っぱいフルーツのサラダ。お店で出てくると「わあ」とテンションが上がりますよね。これが自宅でも作れたなら……と憧れます。
けれどフルーツをサラダに入れるのは、味付けにテクニックが必要なイメージ。見慣れない調味料を使うのも、ハードルが高く感じていました。
そこで今回は、「はちみつ」で和えるだけのとっても簡単なレシピを教わりましたよ。
ドレッシングいらず!
はちみつでマリネする、フルーツサラダ
材料(3〜4人分)
グレープフルーツ…1玉
ミニトマト…20粒
はちみつ…大さじ1
塩、こしょう、オリーブ油…適量
※お好みで、仕上げにカッテージチーズやハーブを添えても
作り方
1.ミニトマトとはちみつを和える
ミニトマトはヘタをとり、はちみつと和えます。
時間のあるときは皮を湯むきすると、短時間でも味がしみて、よりジューシーに仕上がるのでおすすめです。湯むきが難しければ、半分に切っても。
2.グレープフルーツを加える
グレープフルーツは果肉をひと房ずつ取り出して、ボウルの中へ。身が崩れない程度にさっと和えます。
3.器に盛り、好みでチーズやハーブを散らす
器に盛り、好みでカッテージチーズやハーブを散らして、塩こしょう、オリーブ油で味をととのえたら出来上がりです。
果汁そのものが、おいしい「ドレッシング」に
▲ハーブはお好みのものを。今回はディルとセルフィーユの2種を散らしました
はちみつと塩こしょうだけ。味付けはごくシンプルなのに、グレープフルーツとトマトの果汁が、おいしいドレッシングになっています。
星谷さん:
「トマトとフルーツの酸味が加わることで、気のきいた味わいに変身します。
グレープフルーツは、夏みかんなど、好みのかんきつ類に変えても。
果汁がたっぷり出るサラダなので、余ったソースにパンをつけて食べるのもおすすめですよ」
ちなみに、グレープフルーツの皮をむく時は、りんごのように包丁でかつらむきにするのがおすすめだそう。
星谷さん:
「外皮と内皮がいっぺんにむけるので、中身が取り出しやすくなります。
果肉はミニトマトが入ったボウルの上でほぐした方が、果汁が飛び散りにくいですよ」
湯むきはとっても簡単!これだけで、トマトはぐっと華やかに
ミニトマトはそのままでももちろんOKですが、おもてなしの際には「湯むき」をするのがおすすめだといいます。
星谷さん:
「薄皮をとるだけで、トマトは食感も見た目もガラリと変わるんです。
湯むきはポイントさえ押さえればとっても簡単です。沸騰したお湯にミニトマトを5~10秒くぐらせてから、冷水の中へ。ヘタのあった部分に爪を入れて皮をつまめば、するりとむけます」
星谷さん:
「これだけで、具材が2つでもじゅうぶん華やかに。おもてなしや持ち寄りのときにも、きっと喜ばれる一皿になりますよ」
普段あまりする機会のない「湯むき」ですが、一口食べてみて納得。ジュワっとした舌ざわりは、いつものトマトにはない特別な味わいです。
目新しさだけが「気がきくサラダ」の秘けつではなくて。定番の野菜だって、下ごしらえのひと工夫で、ぐっと気がきくサラダにできるんだと気づきました。
(つづく)
【写真】濱津和貴
もくじ
星谷菜々
女性誌を中心に家庭料理やお菓子のレシピを提案。都内にあるアトリエ「apron room」にて毎月料理教室やイベントを主宰。詳細はインスタグラム(@
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