【スタッフコラム】どんな仕事も、具体→抽象化→具体で、考えてみる。
仕事の悩みって、尽きません。
最近は「どうやって考えるか」について、もやもやと考えています。
たとえば商品の撮影をするのも、企画書をまとめるのも、あるいは新しいプロジェクトを進めるのも、まず「考えて」から「手を動かす」ことがほとんど。
でも目の前の作業に追われていると、考えるための時間が捻出できない……。じゃあ「考え方」を定型化してみたらどうだろう、というワケです。
企画を練るための3ステップ
編集チームでは、月に1回くらいのペースで企画会議をしています。
マネージャーである私の役割は、集まった企画を「さらに面白くするには?」という視点でチェックすること。
そのときは、こんなふうに考えています。
(1)気づく
自分が気になる企画を選びます。面白そう!というシンプルな直感もあれば、もう少し練ってみたい、という場合もあります。
(2)深掘りする
企画した本人にインタビューするつもりで、その企画を思いついたときのことを、たくさん聞きます。友だちと話してて、とか、美容室でこんなことがあって、とか。
話を聞いてから、私はこんなときに似たようなこと感じたかも?、こんなふうに誰かに言ってもらえたら救われるかも?など、投げかけてみます。
最終的には、企画したスタッフと私の両者が共感できる類似点を探ります。
(3)アイデアを練る
ステップ2で見つけた「共感できる類似点」が、企画の芯になります。それを表現するためのタイトルや構成、写真などのテイストを検討します。
どんな仕事も、具体→抽象化→具体で考えてみる
あらためて自分なりの考え方を振り返ってみたら、この3ステップを踏んでいることが多いと気がつきました。
企画は「気づく→深掘りする→アイデアを練る」。これは「具体→抽象化→具体で考えてみる」と言い換えることもできそうです。
たとえば、
・アドバイス → 咀嚼する → やってみる
・インプット → 考える → アウトプット
・新しい仕事 → 共通点を探る → 仮説が立つ
アドバイスをもらったときなど、せっかちな性格なので、すぐに実践してみたくなるけれど、ひと呼吸おくのが肝心。「自分の頭で考える」のステップを踏んだほうが、より本質的な仕事ができるように思います。
これは「私らしさ」を生む、方程式かもしれない
この3ステップに気づくきっかけは、スタッフ筒井との雑談でした。
仕事帰り、中央線にゆられながら、話の流れで「津田さんは、具体的なものから『類推』して、仮説を立てるタイプですね」と言われたのが、とても印象に残っていて。
「なるほど、自分はそうやって考えるのがクセなのか〜」と意識した出来事でした。
それまでは正直に告白すれば、編集者として、他のどこにもない斬新なアイデアを思いつかなければ!と、焦りがありました。
でも残念ながら、知識も経験もまだまだな私から「他のどこにもない斬新なアイデア」なんて、なかなか生まれません。
ならば、真似ていい。
何から学ぶか、どう共通点を探るか、それをどんなカタチに仕上げるか。
その「真似るセンス(=考え方)」こそが、いつか私らしさに繋がると信じています。
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