【新商品】作家さんが編むカゴのフラワーベース。花がなくてもオブジェになる愛らしい佇まいが魅力です。
商品プランナー 加藤
こんにちは、バイヤーの加藤です。
本日ご紹介するのは、YOSHIKOのフラワーベースです。
実は数年前から、個人的にもファンだった作品をとうとう当店でご紹介することになりました(嬉しい〜)
とあるギャラリーではじめて出合ったとき、もともとカゴ好きな私は一目見て可愛い!とたまらない気持ちに。
カゴ特有のあたたかみを感じたのはもちろん、やわらかな曲線や水引のようなモチーフなどが籐で編まれていて、こんな優しくて愛らしい作品が世の中にあるのかと、当時の私は乙女心がぎゅーっと熱くなったのを覚えています。
今回当店でお取り扱いするフラワーベースは、フラスコに沿って籐が編まれたカゴの花器です。作品自体がとても素敵なので、一輪でもすてきに花を飾ることができます。花を飾ることに不慣れでも安心なんですよ。
そして花を生けないときもオブジェとして楽しむことができます。これならいつでも雑貨感覚で、好きな場所に飾っておくことができますよね。お気に入りがある景色が、日々の気分を上げてくれそうです。
※こちらは1点ずつ手作業で作られている商品のため、Sold Outしますと再入荷までお時間を頂戴いたします。
つくり手の齊藤美子さんにお話をうかがいました
YOSHIKOのフラワーベースは作家・齊藤美子(さいとうよしこ)さんの手によって、ひとつひとつ丁寧に作られています。今回、齊藤さんに作品づくりの背景についてお話をうかがいました!
1本1本の籐を編んでつくっていくYOSHIKOのカゴ。すべて齊藤さんがおひとりで手作業で製作されています。
齊藤さん
「私が最初から最後までつくっているので、安心して使ってくださいねという気持ちで製作しています」
取材中、目の前で齊藤さんがカゴを編んで見せてくれました。湿らせて、しならせやすくした籐をつかって、手際よく編んでいきます。
今回、数ヶ月もの制作期間をかけて、1点1点丁寧につくってくださいましたよ。
▲たくさんのカゴが圧巻(齊藤さんのインスタグラムより)
齊藤さん
「籐の性質上、完全にまっすぐにはならなくて、ちょっと斜めとか、ちょっとした歪みっていうのが出てきてしまうんです。でも、それも含めて好きって思ってもらえたら嬉しいですね」
手作業だからこそ生まれる、ぬくもりを感じさせる輪郭の揺らぎ。ひとつとして同じものがないからこそ、より一層愛着が増しますね。
使い手に楽しいと感じてもらえることを大切に
今回、北欧、暮らしの道具店のお客様の暮らしに馴染むようにと、デザインをより繊細で柔らかな印象に調整してくださいました。
「飾る時に楽しいと思ってもらうことが一番の喜び」という齊藤さんは、飾る人へ想いを馳せながら、ものづくりをされています。
齊藤さん
「店頭で見ていると、私の商品を手にとる方は遊び心があったり、ぬくもりを感じるものが好きなのかなと感じます。製作するときは、そういう方がちょっとでも楽しいと感じるようなデザインを考えていますね」
今回のフラワーベースは、決まった飾り方はなく、飾る人の好みでつかってほしいと齊藤さんは話します。
齊藤さん
「私はモチーフが正面に来ると思ってつくっていますが、裏側に来る方がいいなと思ったらそう使ってもらっても大丈夫です。お花を生けるときはモチーフが裏側で、生けないときはモチーフが表側に来るとか。
花瓶という用途に限らず、ペンを立ててもらってもいいですし、観葉植物に水をやるときに水差しとして使ってもらってもいい。好きなように愛用してもらえたらうれしいです」
自由を楽しむアプローチが作品の個性を生む
もともと革のバッグのデザイナーを志していた齊藤さんが、籐でバッグをつくりはじめたのは、専門学校での授業がきっかけでした。
齊藤さん
「実際編んでみたら全然思った通りにならなくて、編めないところに刺繍を加えたりアレンジしていました。それを見た友人に『売って欲しい』と言われ、次第に別の友人やお店にも売るようになって今に至ります」
YOSHIKOのカゴは複雑なデザインが特徴的ですが、齊藤さんが作品をつくるときには具体的な絵を描かず、頭に浮かぶイメージを元に編んでいくというからびっくり。でも、そんな製作方法が齊藤さんの性格にあっていたのだそうです。
齊藤さん
「たとえばレザーのバッグだったらパターンを引いてその通りに仕上げるのですが、籐は粘土細工をこねていたら作品ができた、みたいなダイレクトに形ができる感じが面白かったんです」
ものづくりを志した時に、偶然使いやすいと感じたのが籐だった。はじめから動機がカゴをつくることだったら、作品の雰囲気やつくりかたは、いまとは違ったかもとも、齊藤さんは話します。
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YOSHIKOのカゴは、遊び心あるディテールが個性的です。でも尖って攻撃的なわけではなくて、優しくて愛らしい包容力がある感じ。
こうでなくてはいけないと制限しすぎず、どこか自由さや偶然性を楽しみながら、イメージしていく。そして、飾る人へ気持ちを込めて、丁寧に形にする。そんな齊藤さんのものづくりの姿勢が、作品の雰囲気に繋がっているのだなと感じました。
目に留まるたび、あたたかい気持ちが広がるYOSHIKOのフラワーベース。
商品ページもぜひご覧くださいね。
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