RECIPE
【冷凍スープで朝ごはん】第1話：朝は電子レンジでチン！きのこたっぷり栄養満点スープをストックしよう
編集スタッフ 二本柳
冷凍スープで満足な朝ごはん
眠たい目をこすって起きる、平日の朝。
栄養たっぷりのスープをすすりながら、からだを少しずつウォーミングアップしませんか？
冷凍庫にストックしたスープの素さえあれば、朝はあたためるだけ。忙しいときも元気に一日をスタートできそうです。
特集『冷凍スープで朝ごはん』では、”スープ作家” として365日毎朝スープを作りつづけているという有賀薫さんに、冷凍できるストックレシピを教えていただきました。
有賀さん：
「今はもう独り立ちして家を出ましたが、うちの息子は朝が大の苦手で。ある日スープを出したら、それだけはしっかり食べたんですよね。
そこからスープ作りにはまって、『365日のめざましスープ』（SBクリエイティブ）などレシピ本を出したり、『スープ・ラボ』という実験的なイベントを主催したりしています」
そんな有賀さんに教わるレシピは、どれも滋味深くやさしい味わい。作り方もシンプルなのですぐに取り入れられそうです。
1話目は、きのこたっぷりのスープをご紹介します。
10分で4食まとめて冷凍！
きのことベーコンのスープ
【材料（4人分）】
・好みのきのこ4種類…合わせて400ｇ
・ベーコン…50ｇ
・サラダ油…大さじ2
・塩…小さじ１
※きのこは種類を混ぜることで、それぞれの味がかけ合わさりおいしくなります。
（1）きのこをほぐしておく
きのこは、いしづきをとって手で割けるものは割く。
エリンギやしいたけなど、大きなものは包丁で0.8cm～1㎝幅ぐらいに、えのきは3等分に切ります。
（2）フライパンで焼き付ける
フライパンに油をひいて火にかけ（水分が出てしまわないように強火で！）、油があたたまったらきのこを一気に入れます。
箸で広げたらなるべく動かさずに約2分ほど焼き付けます。
つまんでひっくり返し、色がついているようだったら、全体を大きく返してベーコンと塩を加え、きのこの水分が飛ぶまで箸でときどき混ぜながら加熱します。
（3）4等分にして冷凍
2を冷ましたら保存容器に4等分して入れ、冷凍庫へ。
冷凍してから1〜2週間は風味も落ちず、おいしくいただけます。
（4）朝は、水とあたためるだけ！
そのままスープとして食べるときには、水150ｍLを加えてあたため、こしょうをふれば出来上がり！
電子レンジの場合は、凍ったまま耐熱容器に入れて水を加え、ラップをふんわりかけて600W で2分半~3分が目安。
牛乳と一緒にレンジでチン！こっくりミルクスープに。
おすすめは、こっくりとした甘さがおいしいミルクスープ。
冷凍スープの素1袋を耐熱容器にうつしかえ、水100mlと牛乳50mlを加えたら、600Wのレンジで約1分半～2分あたためるだけ。（※）
もちろん鍋でもOK。好みで粉チーズをかけるのもおすすめです。
※牛乳は吹きこぼれる可能性があるので、水を100ｍl加えて2分ほどあたため、その後分量のミルクを足して、30秒～1分ほどあたためてくださいね。
きのこは種類のかけ合わせでグッとおいしく。
有賀さん：
「きのこはなるべく種類をミックスしていただきたいです。それぞれの味がかけ合わさっておいしさを相乗効果させてくれるんです。
今回はベーコンを加えましたが、きのこだけでも十分においしい出汁がでますよ」
強火で焼きつけたきのこは旨味がぎゅっと閉じ込められて、シンプルながら深い味わいでした。これなら夕飯の支度ついでに仕込めそうですよね。
2話目は、万能塩豚をつかったスープをお届けします。
（つづく）
【写真】原田教正
もくじ
有賀 薫（ありが・かおる）
1964年生まれ、東京都出身。スープ作家。ライター業のかたわら、家族の朝食に作り始めたスープが毎朝続き、2018年5月時点で約2300日以上になる。その写真やレシピで個展を開くほか、スープの実験イベント“スープ・ラボ”を主宰。著書に、レシピ、写真、文章、イラストを手がけたスープのレシピ本『365日のめざましスープ』（SBクリエイティブ）、『スープ・レッスン』（プレジデント社）がある。note：https://note.mu/kaorun、instagram： @arigakaoru
▼有賀さんの著書はこちらから
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