女性の旅行、コスメグッズはどう厳選しますか？トラベル時の化粧品持ち運びのコツをお届けします。その他に、洋服や歩きやすい靴の選びかたもご紹介。一人旅についての著書をもつ、田村美葉さんにお話を伺っています。

編集スタッフ　田中

 

旅上手さんから伝授！「コスメ・服・靴」の選び方

一人旅を自分らしく楽しめるコツを、田村 美葉（たむら みは）さんに聞いています。

前回はパッキングに便利なアイテムや街歩き用のバッグの、普段にも旅にも使えたら嬉しい！というアイテムをピックアップしました。

今回は旅行用のコスメや、歩きやすい靴、コーデを考えるポイントなど、一人旅歴10年をこえる田村さんのおすすめをお届けします。

 

（※登場するアイテムは、全て私物です。過去に購入したものを紹介しているので、現在は発売終了している場合もございます。どうぞご理解、ご了承いただけると幸いです。）

 

コスメは「兼用」できるものを選ぶ

▲左まわりに『ニベアクリーム』、『ラ ロッシュ ポゼ 』UVイデア XL プロテクションBB、『YUKUI』リラックスバーム（月桃）、『rms』リップチーク、『マジックソープ』（※無印良品の詰め替えボトルに入れ替えて使用中）

田村さん：
「私は荷物を軽くするために、コスメはなるべく『兼用』で使えるものを選んでいます。たとえば、チークとリップ、ファンデーションと日焼け止めなどです。

旅用にわざわざ小さいサイズを買うのではなく、普段からもそういう選び方をしていると、荷物が少なくなります。

また、泊りがけの出張頻度が多い方や旅好きの方には、普段と旅で同一のコスメセットを用意しておくのがおすすめです。

『出発の朝、メイクしてからポーチにいれよう』と思っていて、忘れてしまうパターンを何度か経験したのが理由。このスタイルにしてから出発前にバタついても気が楽です」

 

 

靴は歩きやすい3足を
お天気にあわせて使う

▲左上から『ビルケンシュトック』トキオスーパーグリップ、『THE NORTH FACE』ヌプシブーティー、『KEEN』ウィスパー

田村さん：
「旅先ではフットワーク軽く動きたいので、歩きやすさ重視で選んだ方がいいでしょう。

私は羽織ものの選び方と同じで、3足くらい定番の靴を持っていて、旅先の気候に合わせて履いていきます。

年中使えるのは、ビルケンシュトックのようなコンフォートサンダル。本当に疲れにくいし、裸足で履いても全く蒸れないので長く履いていても不快感がありません。

アウトドア要素の入る旅なら、靴下とあわせて履けるサンダルがおすすめ。ウォータープルーフで、雨の日や少し足元の悪い道でも、気にせずに歩けます。これは裸足でも履けますし、つま先が露出しないので、普通の靴と似た感覚で履いています。

冬の寒い時期は、アウトドアブランドのブーツで行きます。防水性と保温性が高く、真冬は普段から愛用していて、足首をホールドしてくれるので履き心地もいいんです」

 

服は、着慣れたものを持っていく

▲どちらも『ヂェン先生の日常着』左はビックブラウス、右はカットソー（ショート）

田村さん：
「旅には、着慣れた服でいくのがおすすめです。歩きまわって汗をかいたり、いつもと違う状況でお洗濯をしたり、服を酷使することになるから。

私は新品を購入することは、ほとんどなく、普段から着ているものを持っていきます。インナーなどは古いものを持っていき、旅先で着倒してから処分するというサイクルすると増えすぎません。

お気に入りは『ヂェン先生の日常着』というブランドのもの。ゆったりとした身幅で、動きやすく、リラックスした着心地。飛行機や移動中、じっとしている時にラクです。

綿麻素材なので年中着られるし、汗をかいても乾きやすい。襟付きのタイプは、きちん感もあるので『急にレストランにいくことになった！』というときも着られました」

誰にも気兼ねなく、マイペースにまわることで、リラックスできる一人旅。寂しいかもしれない…..という思いは杞憂で、観光地をまわるよりも自分の趣味を追求できる時間は、心の充電につながるんだと分かりました。

田村さんにお聞きした中で印象的だったのは、欲張らないほうが満足できるということ。

荷物はなるべく軽く、コストを安くおさえて、観光地もご当地グルメも最大限に楽しもうと詰め込むと、せっかくの旅で自分の好きなものを集中して見れないなんてことも。

これから迎える旅シーズン、自分なりに楽しめるヒントをたくさんもらいました。

 

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田村美葉

石川県出身。東京大学文学部卒（美術藝術学部専修）。旅の初心者のための旅行情報サイト「できるだけがんばらないひとりたび」にて、安心・安全・快適に自分らいし旅がしたい人のためのできるだけがんばらない方法を定期更新。一方、都会の景色に魅了され、エスカレーター専門サイト「東京エスカレーター」を立ち上げる。テレビ番組に取り上げられるなど、その独特の趣味に注目が集まる。世界中の素敵なエスカレーターを集めてまわる旅を中心に、毎月どこかに出かけている。

▼田村さんの著書はこちら

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