【お茶の間会議】お義母さんとのコミュニケーション、どうしていますか?

編集スタッフ 岡本


お茶の間会議のテーマ
「嫁姑のコミュニケーションについて」


 

わたし・岡本は二世帯住宅に住んでおり、夫のお義母さんと暮らしを共にしています。

1年半経ったいま、嫁姑のコミュニケーションを純粋に楽しめるようになってきた反面、ときに些細な難しさを感じることも。

そこで、いい大人だからこそ周りに聞きづらいテーマについて、ときに真面目にときに楽しく語り合う、クラシコムのお茶の間会議で聞いてみることにしました。

テーマは、「嫁姑の関係」です。

 

本日の参加者はこちらです。

参加者を、左からご紹介します。

【参加者1:バイヤー 森下(28歳)】
結婚1年目。夫の実家は新潟県のため、会うのは年2回ほど。アウトドアが好きで、休みがあると親戚や友人とキャンプに出かけるのが定番。

【参加者2:お客さま係 石井(38歳)】
結婚12年目。下は2歳、上は10歳まで5人の子どもを育てる母。義実家は電車で気軽に行ける距離で、上の子どもが小さい頃は頻繁に会いに行っていたそう。

【参加者3:編集スタッフ 斉木(30歳)
今年の春に入籍したばかりの新婚。お義母さんと話していると、いつもお互い涙してしまうのだそう。その理由とは……?

【参加者4:編集スタッフ 齋藤(34歳)
結婚8年目。5歳と3歳の子どもを育てる母。お義母さんとはLINEでやり取りするくらい気軽に話せる仲。

 

会うのは年に数回。ゆっくりでも仲を深めるには?

森下:
「我が家の場合、義実家が新潟なので会うのは年に数回ですが、日頃から気にかけてくれていて、こまめに電話をくれます。

近況が分かっていればいいという感じで、一度の電話は5〜10分くらい。

でも月に一度のお楽しみがあって、お米や野菜がたくさんつまった『新潟かあさん便』を送ってくれるんです! 地元の美味しいものと手書きのメモが入っていて、いつもわくわくしながら箱を開けています」

▲実際に送られてきた「新潟かあさん便」。色とりどりの野菜や果物だけでなく、自家製の漬物まで。どれも美味しそう!

森下:
「会う頻度が少ないからか、義実家へ帰った時に、手伝いなどどう振る舞ったらいいのか悩みがちです。

お義母さんも期待しているはず。嫁としてしっかりしたところを見せなければ……という気持ちが交錯してしまいます。皆さんはどうしていますか?」

齋藤:
「たしかに、ちょうどいい手伝い方ってなかなか難しいですよね。

台所って聖域のようなイメージもあるから、触られたくないかな?と、はじめは勝手にどきどきしていました。

でも、お義母さんがフランクに『これをしてもらっていい〜?』と声をかけてくれることがあって、その言葉に助けられましたね。

実際手伝いをする中で、近況を報告しあったり、『これはどうやって作るんですか?』『このやり方真似したい!』など、家族間での情報交換の場にもなっているかもしれません。こういうことって、義実家を訪れたからこそ生まれる時間だなあと

石井:
「分かります。でもうちの場合は、『いつも大変でしょう? 座ってていいわよ〜』いう言葉に甘えさせてもらうことも多いです

森下:
なるほど。こうしなきゃ、というイメージが強かったんですが、家族構成や、それぞれのキャラクターによっても、過ごし方って変わってくるのかもしれませんね

 

結婚したばかりの今……まだまだ緊張してしまいます

斉木:
「私は初めてお会いしたのが結婚の挨拶のとき。この春に入籍したので、お付き合いは浅いです。

まだ会うときは緊張してしまって、まずはふつうに自然体でいられるようになれたらなって思います。もう少し距離を縮めたい。

ただ、お義母さん、私と話してるといつも泣いちゃうんです」

一同:
「ええっ!」

斉木:
「息子の結婚が本当に嬉しくて安心したみたいで。なにを話していても、『結婚できてよかった。ありがとう〜』という方向に話が進み、涙するという(笑)だから私もつられて泣いちゃって」

石井:
「それもう全然距離ないですよ!」

斉木:
「お義母さんはコミュニケーションを取ろうとしてくれるのに、遠慮もあって、私はまだどう振る舞ったらいいか分からず、申し訳ないなあと思ってしまいます」

石井:
「私もそうだったけれど、はじめは距離があって当然だと思いますよ。何度か顔を合わせたり、お家へ伺う度に、お義母さん自身の好きなことを知ったり、考え方に触れたり。夫とは違う、また別方向の一からのお付き合いですよね。人間同士ですもん。急がずゆっくり、でいいんじゃないでしょうか

 

子どもが生まれると、関係性は変わるもの?

斉木:
「孫がいると、お義母さんとの関係性やコミュニケーションもまた変わっていくのでしょうか」

石井:
「子どもが生まれる前とあとを比べると、いい意味での変化の方が多い気がします。

ここ最近、きちんと時間をつくって会うのは年末年始くらいですが、上の子が小学校にあがる頃からは、子どもたちだけで会いに行くことが増えました。

家族で集まる機会は減ってしまって申し訳ないのですが、おばあちゃんおじいちゃんと孫だけで遊ぶ時間も楽しんでくれていたらいいなと思います」

齋藤:
「うちは、2人目が生まれた当初は数ヶ月間、月に一度泊まりがけで手伝いに来てもらっていました。

それが、子どもが大きくなり、産後間もない頃の大変さや、体調を崩すことがぐんと減ったこともあり、会う頻度は減ってしまいました。今では、孫たちの誕生日会や、年末年始、お盆などが中心です。

嬉しい成長だけれどお互いなんだか寂しいねとも話していてLINEでたわいない会話をしたり、子どもの写真を送ったりしながら、コミュニケーションを取っています

斉木:
「なんだか肩の力が抜けていて、お互い楽にお付き合いできているようにみえます」

石井:
「たしかに、子供が成長したことでより楽になってきましたね。

我が家も、小さいときは子どもが体調を崩すたびに、お義母さんにお願いして来てもらうことが多くて。

それが短いスパンで続いてしまうと、恐縮してしまうこともありました。

いまは前ほどお願いして来てもらうことが減ったので、『申し訳ないな……』という気持ちから生まれていた、コミュニケーションの難しさはありません。

そうやって、関係性って変わっていくものなのかもしれないなと思っています」

 

伝えたいことを、どう伝えるか悩んでしまう

今回のテーマで個人的に聞きたいことがありました。

それはお義母さんとのコミュニケーションの中で、違和感を持った時について。

他人だった者同士が家族になるわけですから、意見が食い違うこともあるはずです。そんな時は、どうしているのでしょうか。

石井:
「ストレートに伝えることで角が立つことは全く望んでいないので、伝え方は工夫したいですよね。

『ちょっと小耳に挟んだんですけど、◎◎みたいですよ』と、私とお義母さんとの間にワンクッション置いてみたり……。

違和感をそのままぶつけてしまったり、逆に放置したりすることも、今後続いていく関係だからこそ避けたいと思っています」

森下:
「お義母さんと衝突したことってありますか?」

石井:
「結婚して10年以上になりますが、ありません。それはきっと衝突するほどの頻度で会っていないからとも思っていて

たまにしかない機会だから、一緒に過ごしている時間そのものが特別なんですよね。そう感じているせいか、私の普段のやり方と違ってもあまり気になりません。それもひっくるめての、お義母さんとの大切な時間だな、と」

斎藤:
「そうですね。私自身、小さな頃に祖父母に会う時は、いつもと違うことが出来たり、美味しいものが食べられたりと楽しい思い出ばかり。

それも、当時の母が『今日は特別ね』だったり『今日は仕方がないか』と受け入れていたからかもしれないなあと、親になった今感じています」

一緒に過ごす時間そのものが特別。それはお義母さんとともに暮らし、会うことが日常となっているいる私にとって、意外な答えでした。

けれど、「今日は特別」という言葉を自分の暮らしに当てはめてみても、不思議と違和感はありませんでした。だって子供の成長や家族の変化って、想像以上に早い。そう実感していたところだったから。

一緒に過ごしている今の暮らしは、当たり前で特別。ちょっとした悩みをぶつけたつもりが、嬉しい気付きとなってかえってきました。

 

正解はないからこそ、私たちなりのいい関係性を見つけたい

家族にはいろいろな形があります。私とお義母さんだって、それぞれが別々の形からやってきた女性同士なのだから、はじめから上手くいくという方が珍しいのかもしれません。

その形に正解はないけれど、お互いの居心地のいい関係を作りたい気持ちは一緒なはず。

嫁姑を含めて変わっていく家族の様子を面白がっていけたら、なんだか人間が大きくなれそうです。

 

お茶の間会議のテーマも、引き続き募集しております

▼思いつきから始まった「お茶の間」プロローグ
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