【フローリング掃除のツボ】ここさえ抑えれば、「平日」も「週末」もラクになる!

フローリング掃除を毎日簡単にするためにおすすめの方法と道具をご紹介!「平日掃除」には掃除機ではなくフロアモップが断然おすすめと話す、そのわけは? また、「週末掃除」には100円均一で買えるフローリングを水拭きするためのウェットシートなど、耳よりなグッズ紹介も必見です。家事のプロ「タスカジ」のミホさんに教わりました。

商品プランナー 斉木

お風呂を沸かしている間や、洗濯機を回している間、ほんのちょっとの隙間時間にフロアワイパーを取り出して、ざっと5分くらい。それが、わたし斉木のフローリング掃除です。

そして、掃除を終えてシートを取り外すとき毎回思うのは「どこからこんなにホコリがやってくるの?」ということ。平日はできるだけサボらずしているし、週末には掃除機もかけるけれど、シートにはため息が出るほどホコリがついています。

本当にこの掃除方法であってるんだろうか。あわよくば毎日の掃除をちょっとラクにする術や道具も知りたい。そう思い「フローリング掃除のツボ」特集を企画することにしました。

今回掃除のコツを教わったのは、家事代行マッチングサービス「タスカジ*」に所属するミホさん。掃除や整理収納のアドバイス、片付けなどが得意分野の人気ハウスキーパーです。

ミホさんは、12歳の娘、10歳の息子を育てる二児の母でありながら、日夜洗剤や今話題のお掃除グッズを独自に研究する、いわばお掃除マニア。

今回はそんなミホさんに長年の研究とノウハウで培った「キレイと時短を叶える」フローリング掃除の方法について伺います。

*「タスカジ」とは、高い家事スキルを生かし、フリーランスで活躍する多彩なハウスキーパー(タスカジさん)の中から自分にぴったりの人を選ぶことができる家事代行サービスです。

 

毎日の掃除は掃除機よりもフロアワイパーがおすすめ!

まずミホさんに伺ったのが、平日のフローリング掃除のコツ。なんとなく掃除機をかけた方がいいのかな?と思いつつ、わたしはフロアワイパーで済ませてしまっているのですが……

ミホさん:
「毎日の掃除には、掃除機よりフロアワイパーの方がオススメですよ。理由は、ホコリを舞い上げる心配がないから。ホコリは一度舞うと、また落ちてくるのに5〜6時間かかるともいわれているんです。食事中にホコリが舞った状態にしないためにも、フロアワイパーがいいんです。

掃除の時間帯は、夜の間人の動きがなく、ホコリが落ちきっている朝がオススメ。ただ、掃除の時間帯よりは、これをやった後にするなど、ルーティーンのなかに組み込んで習慣づけることの方が大事です。

だから、生活習慣のなかで朝より夜の方が組み込みやすいという方は、無理して朝にする必要はありません。無理なく続けられる時間ならそちらを優先して大丈夫です」

ミホさん:
「掃除するときは、部屋の端から、中央にゴミを集めるようにフロアワイパーを滑らせていってください。『端から中央、奥から手前』は掃除の基本になる考え方なので、覚えておくといろいろな場面で使えますよ。最後に、真ん中に集めたゴミをティッシュで取ったり、掃除機で吸ったりすれば終わりです。部屋の広さにもよりますが、ザッとでいいので5分程度を目安にしてみてください。

そのとき気をつけたいのがフロアワイパーの使い方。力を入れて床を磨くように使う方が意外と多いんですが、力を入れず床を滑らせるように使った方がいいんです。滑らせるように使うことで均一に力が加わり、ホコリの取り漏れが防げますよ。

毎日フロアワイパーをかけるのが難しいという方は、リビングを歩きながら気になったホコリや髪の毛、チリなどをティッシュでさっと取るだけでも、目に見える気持ち良さが変わります」

 

「道具3つ・15分」でホコリをリセットする週末掃除

週末のフローリング掃除は、平日よりちょっとだけ丁寧に、1週間のホコリをリセットするというミホさん。といっても15分程度で終わらせるといいます。おすすめの道具と手順を伺いました。

使用する道具

・羊毛ダスター
・フロアワイパー(掃除機でもOK)
・キッチンウェットダスター 重曹プラス

 

掃除ステップ

(1)床掃除を始める前に、羊毛ダスターを使って戸棚やランプシェードなどのホコリを、上から下に落としていきます。

(2)毎日の掃除と同じく、角から中央に向かってフロアワイパーをかけます。角や隙間など、毎日の掃除で手の届きにくい場所にも重点的にフロアワイパーもしくは掃除機をかけましょう。

(3)重曹を含んだダスターをフロアワイパーにつけて、(2)と同じく端からかけていきます。フローリングワイパーを持っていない方は、雑巾掛けの要領でダスターで拭き掃除をしてください。フローリングの目に沿ってかけると汚れが落ちやすいです。

ミホさん:
「ウェットダスターはいろいろ試した結果、湿り気具合とコスパ、繰り返し使える耐久性が抜群なのでSeriaのものをリピートしています。重曹入りのものとそうでないものがありますが、足の裏などの皮脂汚れを落としやすいので、重曹入りの方がオススメ。

フロアワイパーをかけながら目立つ黒ずみなどを見つけたら、ダスターを外してそのままこすることもできます。しっかりとした厚みがあるので、ストックが切れると不安になるくらい愛用しているアイテムです(笑)

洗って再利用することもできますが、重曹の効果は2回目以降薄まるので、わが家では皮脂汚れなどの気にならない箇所の水拭き用として使っています」

長年の知見をいかし、「こういう理由で、このアイテムを、この順序で使うのが一番効率的なんです」とピンポイントに教えてくれるミホさん。さっそく週末掃除を順序にそって試してみると、お風呂上がりに素足で歩いたときのスベスベ感が変わった気がしています。

続く明日は、床の汚れが気になるキッチンや洗面所などの水回りの掃除方法について伺っていきます。

 

👉次の記事はこちら
キッチンと洗面所のフローリング掃除

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ワックス、黒ずみ、溝掃除……こんなときどうする?

 

▼登場した当店アイテムはこちら

 

【写真】木村文平

 

タスカジ ミホ

家事代行マッチングサービス「タスカジ」で、掃除と整理収納部門で活躍するタスカジさん。プライベートでは小学生の娘と息子を育てる二児の母。日夜ナチュラル洗剤から今話題のお掃除グッズまで独自に研究する。主婦目線の簡単で続けられるテクニックと、ひとりひとりに寄り添った収納アドバイスに定評があり、リピーターが絶えない。

 


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