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【リビング学習】第2話：椅子や照明、収納棚はどれがいい？学習スペースづくりのコツ

リビング学習の椅子は、永く使えるかどうかが鍵。小さい頃は高さ調節のできるベビーチェア、大きくなったらダイニングチェアに切り替えたりと、専用の学習椅子を置かずに過ごしている瀧内さん宅。食事も勉強もするテーブルでの照明は、暖色にも寒色にも切り替えられるLEDライトに。プロのアイデアで、家族みんなが心地よく過ごせるリビング学習を取り入れましょう。

編集スタッフ糸井

家の公共の場で、どう学ぶ？

今回の「リビング学習特集」は、子ども部屋づくりやリビング学習の環境の整え方について、スタッフ内でも悩みの声があがっていたことをきっかけに企画され、今年の2月に取材をしました。

この特集を今回改めて記事として公開することで、お家の環境作りのヒントになったり、状況が落ち着いた後にも、役に立つことになったら嬉しく思います。

家族があつまるリビングで、宿題や勉強をするとき。「椅子や照明、収納棚などのアイテム選びってどうしてる？」という悩みの声が、よく当店スタッフのあいだでもあがっています。

そこで今回、7歳と12歳のお子さんをもつ、一級建築士の瀧内未来さんにお話を聞きました。

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専用の学習椅子は、持っていない？

子供部屋。そこに学習スペースを作ろうとすると思い浮かぶのは、専用の机と椅子のイメージです。では、リビング学習となると、椅子選びはどのようにすればいいのでしょう。

瀧内さん：
「私が子供の頃は、学習机と学習椅子を買ってもらい、それを大学生まで使っていましたが、振り返れば、とくべつに学習椅子でなくてもよかったかもと思って。

学習椅子の代わりに、わが家でずっと使っているのが、ベビーチェア。高さが変えられるし、デザインが好きだったのと、将来学習椅子にもなるようなものがいいな……と選びました。

それに、間取りが狭い我が家では、がっしりと大きな学習椅子を置くスペースがなくて。きっとランドセルも置けてきっと便利かもしれないけれど、子供が小さいと、重くて引き出しにくかったり、ダイニングテーブル下に入りきらない脚が引っかかってつまずいたりする気がしたんです」

▲机は70cm、椅子は40cmにするといいそう。こちらは、「ロウヤ」のベビーチェア。

瀧内さん：
「ダイニングで勉強するとき、長女は私が昔使っていた椅子をそのまま使っていて。座りやすくて、さらに背筋がピンっとするんです。様子をみていると、小学5年生くらいからは大人の椅子で十分だなぁと思っています」

▲こちらは、瀧内さんが使っていたという家具デザイナー・長大作さんのチェア。

食事も勉強もするテーブルだから。照明にも一工夫

瀧内さん：
「ダイニングテーブルのところは、ライティングレールを設置。照明をひとつだけ長いものに変えて、夜でも手元が暗くなりすぎないようにしています。基本すべて暖色系の照明で過ごしているのですが、このLEDライトは暖色から寒色まで色味を調節できるものにしているので、もし手元の暗さが気になったら蛍光色にすることもできます。

専用机では、取り外しやすいクリップ式の小さな照明を用意。首が可動するので、子供が自分で調整しやすいみたいです」

▲CeSunlightのクリップライトを使用。