編集スタッフ 栗村

ベーシックなアイテムをさらりと着こなせる人に憧れます。いざ自分が真似しようと思うと、ただの普通になってしまって、いったいどうしたらかっこいいおしゃれができるようになるのでしょうか。

そのヒントを探るべく訪れたのは山梨県富士吉田市のR & D.M.Co-（オールドマンズテーラー）。代表である、しむら祐次・とくさん夫婦はデニムにシャツをカッコよく着こなす、まさに憧れの大人です。

 

憧れがぎゅっと詰まった、お店で

「R & D.M.Co-」は、糸作りから仕立てまですべて行うリネンブランド。シンプルでこだわりのある服や小物を作っています。

今回訪れたのはコンセプトストア「THE DEARGROUND」です。

2階にはカフェとアンティークジュエリーショップがあり、紅茶やスイーツ、ビンテージのアクセサリーや雑貨が陳列されていました。

さらに階段を上がると、3階はオリジナルブランドのショップの洋服がずらり。

見ているだけでワクワクが止まらない店内を案内してもらっていると、愛犬のチャーリーと一緒にお二人がやってきました。

オールドマンズテーラーの代表であり、「R & D.M.Co-」デザイナーでもあるしむら夫妻。ここ富士吉田で20年近く物作りをされ、今も年に300点のペースで商品を作り続けていらっしゃいます。

そんなお二人の装いは、デニムにシャツととってもシンプル。だけどすごくかっこよくて、どうしたらそんな風に着こなせるのでしょうか。早速おしゃれの話を伺いました。

 

ベーシックを真似すると、ただの普通に。どうしたら？

シンプルな無地のトップスに、デニム。いざ真似しようと思うと全然決まらなくて。おしゃれに着こなすコツのようなものあるのでしょうか？と尋ねると「今のままでいいんじゃないですか？」と意外な回答が。

いったいどういうことなのでしょうか。

 

白シャツとジーンズは「ペペロンチーノ」みたい

祐次さん
「白シャツとジーンズって、パスタでいうとペペロンチーノみたいで。シンプルなんだけど、1番その人のスタイルが出る格好なんですよ。

どんなシルエットがいいか、素材はどうするか、ボタンの止め方、丈の長さ。そのままだとみんなと同じになってしまうから、ちょっとずつ自分らしさをミックスしたり、着崩したりするんです。

そのためにまず大切なのは、自分に似合うスタイルを知ること。

今日のコーディネートが似合っていたので、今のままでいいのではと思ったんです」

その日僕が着ていたのは、いつも着ているチノパンにジャケット。確かにいつも着ているから、自分の中でもしっくりくる服でした。

でも「自分に似合うスタイル」をどうやって、ベーシックなコーディネートに取り入れるといいのでしょうか。

次回、しむら夫妻の定番コーデの着こなしや、ベーシックコーデを自分らしく着こなすコツを伺います。

 

【写真】鍵岡龍門

 

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もくじ

 

しむら祐次・とく

有限会社オールドマンズテーラー代表、R & D.M.Co-デザイナー。1999年に結婚。2001年に布製品会社（有）オールドマンズテーラーを設立し、そのリネンブランドとして2004年「R & D.M.Co-」を立ち上げ、年に300点のペースでものづくりを続けている。2014年、ショップとカフェと併設したコンセプトストア「THE DEARGROUND」をオープン。

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