【部屋のようにベランダで】第2話:椅子はなくてもいい?日差し対策はどうする?コンパクトなスペースでも居心地のよさ満点のベランダご飯アイデア
編集スタッフ 岡本
いちばん身近な非日常はベランダに。
あるのは物干し竿とアウトドアサンダルだけ。そんな我が家のベランダで、ある日レジャーシートを広げてお弁当を食べてみたら……。想像以上の楽しさと非日常感にそれまで以上にベランダへ意識が向くようになりました。
そこでこの特集では、ベランダを暮らしの一部として楽しむアイデアについて全3話でお届けしています。第1話では、グリーンの選び方や置き方についてご紹介しました。
第2話では、ベランダご飯のしつらえについて、インテリアスタイリストの大谷優依さんにうかがいます。
日々使っているものや 気軽に買えるものを中心にスタイリングしてもらいましたよ。
手軽なアイテムで非日常を味わう。
とっておきの休日になる、ベランダご飯
▲写真中央奥:BONBO ストローカップ 200ml(写真アイテムすべてKINTO)
大谷さん:
「はじめにベランダご飯の具体的なイメージを決めると準備がしやすくなります。大人同士でおしゃべりを楽しみたいなら、小さなテーブルにグラスを用意して、お酒やおつまみがあるといいかもしれません。リラックスできる音楽なんかも雰囲気が出てよさそうです」
我が家の場合、子どもがいることやラクしてできることを重視して、「お手軽ピクニック」をテーマにアイテム選びをすることにしました。
ラグやマルチクロスをひいて、雰囲気アップ
▲ラグ:大谷さん私物
大谷さん:
「ベランダ用のテーブルや椅子がなくてもラグやクロスを敷けば、のびのびと過ごすことができますよ。柄物を選べば、一気におしゃれな雰囲気に。
椅子を置きたい場合は、座面が低いタイプがおすすめ。ゆったりと深く座れるので、リラックスして過ごせます」
持ち運びにも、サブテーブルにも。
大きめトレーがあると便利です
大谷さん:
「ベランダに十分な大きさのテーブルを出すのは難しいですよね。そんなときはトレーを活用しましょう。
サーブした料理を乗せたままラグに置けば、サブテーブルとして使えます。こぼしてしまったときも周囲を汚さずに受け止めてくれますよ。
テーブルの上にはコップと取り分け皿だけ置けばOKなので、限られたスペースを有効活用できます」
▲写真奥テーブル:IKEA(ベッドサイドトレー DJURA ジューラ)、手前トレー:大谷さん私物
クッションをいくつか並べて。
ごろんと寝転んでちょっと一休み。
▲写真右:スタッフ私物、左IKEA(外用クッション HÅLLÖ ホッロー)
大谷さん:
「床に直接座るので、クッションがあるとラクですね。サイズは大きめを選ぶとリラックス感が増して、ごろんと横になることもできておすすめです。外用クッションなら、汚れを気にせず使えます」
暑さや虫対策も忘れずに。
夏ならではのベランダのお悩みはこれで解決
▲IKEA(保冷バスケット SOLBLEKT ソールブレークト)
お悩み1_冷たい飲み物がすぐにぬるくなってしまう……
大谷さん:
「夏のベランダご飯には保冷バッグが大活躍!アウトドア用品はもちろん、最近はバスケットタイプなどいろいろなデザインがあるので選ぶのも楽しいはず」
お悩み2_虫対策はどうしたら?
大谷さん:
「無香料の防虫剤もありますが、佇まいがすてきな蚊取り線香を置いてみてはいかがでしょうか?
最近はアロマの香りなど選択肢がいろいろあるのも楽しめるポイント。虫対策のついでにリラックス効果もアップできるかもしれません」
お悩み3_屋根がないベランダ。日差しが強くて暑い!
大谷さん:
「天気がいい日ほどベランダでご飯がしたくなりますが、なんといっても暑いですよね。
そんなときは窓枠から柵にかけて、大きめの布を張る即席タープがおすすめ。
今回は無印良品のノンプリーツカーテン(幅100 × 丈200cm)を使いました。電気屋さんなどに売っている『エレンクリップ』という頑丈なクリップを使うと、簡単に止めることができますよ。
ベランダ全体でなくとも、少し日陰ができるだけで、体感温度はずいぶん変わるはず」
ふと思い立ってベランダでお弁当を食べたあの日もある意味忘れられないけれど、こんなベランダランチができたなら、この夏いちばんの思い出の日になりそうです。
ベランダ用の椅子やテーブルがなくても、手の込んだ料理がなくても、どこかへ出かけたような気分転換ができるなんて。ベランダへの興味はまだまだ深まっていくばかり。
続く第3話では、夜のベランダ時間をテーマにお届けします。照明で彩ってみると、昼間の様子とはまた違った顔を見せてくれましたよ。
(つづく)
【写真】佐々木孝憲
もくじ
大谷 優依
デザイン会社勤務を経て、スタイリストに。インテリアやテーブルコーディネートなど、ライフスタイル全般のスタイリングを手がける。雑誌・広告などで幅広く活躍中。instagram→@otaniyui
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