【スタッフコラム】甘いイチジクのやさしさ。
次から次へと、野菜や果物の旬祭りが訪れている実家の畑。
今年は夏前の長雨によって、弱ってしまった野菜もたくさんあるなかトマトやパプリカは猛暑のなか太陽のおかげで濃く甘い味になっているとか。
連日の暑さに弱り切っている私からすると、そんな野菜たちの底力が羨ましくも、有り難く栄養補給させていただいています。
そんな長雨、猛暑の日々を乗り切って、大好物のイチジクも旬真っ只中。
毎日のようにたっぷり収穫しているそれらのほんの一部を送ってもらいました。
あま〜い粒々のかんじがたまらなくて、生で食べるのも大好きなのですが、生ではあまりという夫の様子を見て、贅沢にイチジクを敷きつめたバターケーキを作ることに。
私自身甘いものは大好きなのですが、だからこそ家でつくるお菓子には、砂糖の量をうんと減らしたり、別のものに代用したりとレシピを自分好みに自由にアレンジしてしまいます。
今回も甘みがギュッと強く詰まった、採れたてジューシーなイチジクを信じて、レシピの半分以下に砂糖の量を減らして挑戦。
途中さすがに少なかったかしらと生地の様子を見てちょっと不安になりながらも、そのままエイッとオーブンへ。
けれど焼き上がりの頃合いには、部屋中にやさしい甘みと香ばしさが充満し、そうこれこれ!と安堵とワクワク。
オーブンを開くと、もう間違いない!と思える見た目に。シロップやジャムをたっぷりかけたかのような、果汁がじゅわ〜っとケーキの上に広がって、ふつふつしているのでした。
切ると形が崩れそうなほど熱々のケーキをそーっとすこしだけカットして。急いで生クリームを泡立てて添えたら、焼き立てだけの特別なひとときです。
生の美味しさとはまた違った、濃くまったりとした味わいが楽しめました。
以前もびわのコンポートを作ったとコラムに書いていたところですが、こうして果物に限らず季節のもので何か作った記録を誰に見せるでもなくiPhoneのなかにたくさん残しています。
なかなか思うように外出や行動が叶わないこの頃ですが、何気ない瞬間にそんな写真を見返していると、季節は確実に変わっていて、それでいて一瞬で過ぎていく日々を着実に生きているなって実感が湧きます。決して、止まってなんかないよと。
もやもやと悩ましいことがあっても、ごはんやおやつを美味しく食べたいし、「美味しいねっ」と言い合いながら食べられる瞬間があると、それでよしって思えます。
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