【北欧に暮らすひと】第3弾 前編:寄り道ばかりのロードトリップ。小さな海辺のサマーハウスへ
松浦摩耶
北欧に暮らすひと -Markus-
#01 海辺のサマーハウスへ
「北欧の夏はとにかく短いからね!」会う人会う人にそう言われながら、1日1日を大切に大切に過ごした北欧の夏。晴れた日は朝から海に行ってたっぷり太陽を浴び、街中を自転車で走り抜け、日が見えなくなるまで外で過ごし、気づけばここ数年で一番こんがり焼けてしてしまいました。
デンマークに引っ越して気づけば10ヶ月。厳しい冬を知っているからこそ、そのぶん夏がいつも以上にキラキラ眩しく、愛おしく、そしてこれまでの何倍も名残惜しく感じました。
オリジナルドキュメンタリー番組「北欧に暮らすひと」第3弾は、そんな北欧の夏の終わりを全2話でお届けします。
今回お邪魔したのは、デンマーク・コペンハーゲン在住のデザイナー、マーカスさんのサマーハウスでの休日。前編では海辺にある友人のサマーハウスまでの道のりをのぞきました。
ちなみにサマーハウスとは夏の間の別荘のようなもの。とびきり贅沢なものではなく、自然を楽しむ小さな家というかんじ。
デンマークでは夏休みをまるっと1ヶ月取るのが基本で、そのうちの大半を家族や友人とサマーハウスで過ごします。
大切なのは「何もしないこと」。外でご飯を食べて、海で泳いで、冬の間の太陽を充電するかのように、とにかく外でまったりと過ごすのがサマーハウスでの過ごし方です。
サマーハウスまでの道のり
友人のサマーハウスまでは、車で約1時間。といってもこれはまっすぐ行った時の話。今回はいろんなところに寄り道をした結果、3倍以上の時間がかかってしまいました(笑)でもこれもロードトリップの楽しみのひとつですね。
ずっと先まで見えるような平坦な道を進んでいると、ふと目に入った「Grønt Marked」(ファーマーズマーケット)の看板。畑に刺さったその看板を頼りに奥に進むと小さな小屋が見えてきました。
店の看板より大きな赤い王冠のマークは「オーガニック」を意味する“økologi”の頭文字“Ø”をモチーフにしたオーガニックマーク。市内のスーパーでもほとんどの食材にこのマークが付いています。
こちらには“GRATIS”(無料)の文字。形が不揃いな豆もこうやって店頭にならんでいるのを見ると、どこか産直の野菜コーナーみたいで懐かしいです。
また小さな港町を走っていると「Loppemarked」の看板を発見。これは市内でも週末によく見かける「フリーマーケット」です。なかには、個人の家でガレッジセールが行われていることもあり、人気のヴィンテージの器が、びっくりするような価格で売られていることも多々あります。
山のように積み上げられた中から、これ!というものを見つけた時のあの感覚はなんともいえないものですね。
今回の映像では、そんなサマーハウスまでの寄り道も紹介しています。続きはYouTubeからご覧ください。
続きはYouTubeでおたのしみください
チャンネル登録で最新動画をチェック!
YouTubeでチャンネルを登録していただくと、最新話のお知らせが受け取れるようになります。モーニングルーティン番組や、ドキュメンタリー、ドラマ『青葉家のテーブル』などのバックナンバーもあわせてお楽しみください。
もくじ
松浦摩耶(まつうらまや)
『北欧、暮らしの道具店』を経て、現在はコペンハーゲンを拠点に映像や写真を中心に活動中。プライベートでは、デンマークのテキスタイルアーティストKarin Carlanderを追ったドキュメンタリーなどがある。日々の様子はInstagramで更新中(@mayanoue)
感想を送る
本日の編集部recommends!
小さな不調のケアに
手間なくハーブを取り入れられる、天然エッセンシャルオイル配合の「バスソルト」を使ってみました【SPONSORED】
【11/26(火)10:00AMまで】ニットフェア開催中です!
ベストやプリーツスカートなど、人気アイテムが対象に。ぜひこの機会をご利用ください♩
お買い物をしてくださった方全員に「クラシ手帳2025」をプレゼント!
今年のデザインは、鮮やかなグリーンカラー。ささやかに元気をくれるカモミールを描きました。
【動画】北欧をひとさじ・秋
照明ひとつでムード高まる。森百合子さんの、おうち時間を豊かにする習慣(後編)