【冬野菜でスープストック】第1話:ほろほろに煮たブロッコリーで。ミキサーいらずの「即席ポタージュ」
編集スタッフ 奥村
今年もスープの季節がやってきました。
忙しい朝も、ささっと済ませたいお昼も、くたくたに疲れた夜も。「今日はスープがある」と思えたら、心まであったかくなる気がします。
時間のある日に多めに作って、冷凍ストックしておける。今回はそんな「たすかるスープ」3品を料理家の市瀬悦子(いちせ えつこ)さんに教わりました。
▲料理家・市瀬悦子さん
メインの食材は旬の冬野菜、ブロッコリー、白菜、大根。それぞれを主役にしたスープ3品を、今日から全3話でお届けします。
最初にご紹介するのは、ブロッコリーをひと株丸ごと使った、ポタージュのようなミルクスープ。
ほろほろになるまで煮たブロッコリーの濃厚な旨味と、牛乳のこっくりした風味は、寒い日にぴったりです。
ブロッコリーを丸ごと使った
「ポタージュ風ミルクスープ」
材料(4食分)
ブロッコリー…ひと株(350g)
ベーコン…3枚
玉ねぎ…1個(200g)
バター…30g
A
水…2カップ(400ml)
塩…小さじ1
こしょう…少々
ローリエ(あれば)…1枚
牛乳…240ml(冷凍する場合は入れない)
作り方
1.材料を切る
ブロッコリーは小さめの小房に分け、芯の部分は皮をむいて1cm角に切る。
玉ねぎは粗みじん切り、ベーコンは1cm幅に切る。
2.具材を炒め、水を加えて煮込む
鍋にバターを入れて中火で熱し、バターが溶けたところで玉ねぎ、火の通りにくいブロッコリーの芯を先に加えて炒める。
3分ほどしてしんなりとしたら、ブロッコリーの房を加え、全体に油が回るまでさっと炒めてから、Aとローリエを加え、煮たったところでアクをとる。
ふたをして弱火で8分ほど、ブロッコリーが柔らかくなるまで煮込む。
3.ブロッコリーをつぶし、ベーコンを加える
火にかけたまま、泡立て器やマッシャーでブロッコリーを粗くつぶす。
ベーコンを最後に加えて、ひと煮立ちさせる。
冷蔵なら3日、冷凍で3週間保存OK
▲粗熱がとれてから、ローリエを取り除いて、保存袋へ
市瀬さん:
「ジップロックなど小さめの食品用保存袋に4等分して、冷蔵で3日、冷凍なら3週間保存できます。
冷凍せずこのまま食べる時は、最後に牛乳を加えて軽く温めればできあがりです」
食べるときは、牛乳を加えて温めるだけ
市瀬さん:
「解凍するときは、ジップロックから出したスープのもとを鍋に割り入れて、1食につき牛乳大さじ4を入れて温めます。
牛乳は煮立たせると分離しやすいので、強火にしすぎないように。好みで塩少々を加えてください」
市瀬さん:
「ちょっと多めのバターと一緒に炒めた玉ねぎが、おいしさのポイント。さらに濃厚な味がお好みの方は、牛乳を生クリームに替えてもおいしいですよ。
パンをつけて食べるのはもちろん、ショートパスタを一緒に煮込むのもおすすめです」
「薄く伸ばして」保存すると、解凍しやすい!
▲今回はジップロックのSサイズ(タテ127mm×ヨコ177mm)を使用
市瀬さん:
「スープを冷凍保存する時は、ジップロックの空気をしっかり抜いて、できるだけ薄く、平らにならします。
薄いほど、食べたい時にすぐ解凍しやすいですし、このままパキっと手で割ってお鍋の中に入れられます。
ステンレスのバットなどに並べていったん冷凍庫へ入れ、凍ったところで立てて保存すればコンパクトに収納できますよ」
ブロッコリーの旨味が詰まったスープは、野菜不足が気になる時にもぴったり。
多めに作って保存しておけば、忙しい日の心強い味方になりそうです。
次回は冬の定番野菜、白菜を使ったボリュームたっぷりのスープをご紹介。一品でおかず代わりになる大満足のレシピです。
【写真】福尾美雪
もくじ
市瀬 悦子
料理研究家。食品メーカー勤務を経て料理の世界へ。「おいしくて作りやすい家庭料理」をモットーに、雑誌や書籍、テレビ番組などでメニューを提案する。著書に「つくりおきスープ」(家の光協会)、「2品献立、はじめました。」(大和書房)、「目で見てわかる!『材料入れて煮るだけ』レシピ」(主婦と生活社)など多数。インスタグラムは@ichise_etsuko。
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