【海辺に暮らして】第4話:体も肌もバテないために見直した、食生活のこと
編集スタッフ 寿山
いつか海や山がある、自然に囲まれ場所で暮らしたい。そんな憧れを抱く人は多いでしょうか。
1年半前に神奈川県・葉山町に一家で移住したフリーランスのライター・編集者である仁田(にった)ときこさんに、全4話でお話を伺っている本特集。
海のある街で暮らして、どんな変化があったのでしょうか。
1話目では移住のきっかけや日常の変化について、2話目では日差し対策について、3話目ではスキンケアや夏のUVケアのお話を伺いました。
最終話となる今日は、体の内側から夏のダメージをケアする方法をお聞きします。
「ぐったり疲れた」を防ぐ、朝の習慣
都内で暮らしていた頃は、長時間にわたり日光を浴びる機会は少なかった仁田さん。葉山に引越して、日を浴びる時間も長くなり、バテやすくなったと感じたそう。
仁田さん:
「海に長時間いると、夜はぐったりしてしまうことも多くて、何か内側からもケアできることはないかと、漢方の先生に相談しました。
体質をみてもらい、血を増やすことが大切だとアドバイスされて、鉄分を摂ったり、なつめを食べたり、漢方薬を飲んだり。
なかでも無理なく続けられているのが『婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)』という漢方薬です。毎朝起き抜けに、お湯で薄めたものを飲むだけなのですが、甘味があって美味しく飲めるんです」
仁田さん:
「これは貧血や冷え症、生理痛、肩こりなどを緩和してくれるもので、私も症状が軽くなって助かっています。処方箋がなくても薬局で買えるので、気楽に続けられますよ」
夏におすすめの、漢方茶とスープキット
▲ゴールドサンテはと茶(高千穂漢方研究所)
仁田さんが夏に愛飲している、お茶とスープキットを教えてもらいました。
仁田さん:
「はと茶といって、肌にいい成分を含むハトムギのお茶です。ハトムギは利尿作用もあって水分代謝もよくなると言われていて。飲み続けることで肌の調子が良くなる実感があるので、日焼けのダメージがある今の季節に、欠かせないお茶です。
ノンカフェインで子どもでも飲めるので、わが家の定番になりました。
さらに日焼けしたあとは、肌を回復させる白木耳やハトムギを使った薬膳スープを作ります。鎌倉薬膳アカデミーの『元気アップスープ』というキットを愛用していて、とっても美味しくて肌にも体にもいいからおすすめです」
育児が忙しくて体調を崩し、はじめた漢方
もともと夫が地方に単身赴任していた頃、育児が忙しく、体調を崩した際に漢方に興味を持ったそう。
仁田さん:
「35歳のとき、偏頭痛が止まらなくて頭痛外来に行ったら、脳が萎縮するほど疲労していると診断されたんです。昼も夜もずっと緊張状態が続いていて、暮らしを見直す必要性を強く感じました。
そのとき初めて漢方外来にも行って、体にあった漢方を処方してもらい、飲み続けるように。
漢方が体に合っていたのか、当時のような不調もPMSも軽くなって、体もすごく楽になりました。
今はこの土地の暮らしに合った漢方に詳しい先生に教わりながら、中医学の勉強を続けています」
笑顔がとっても素敵な仁田さん。葉山に移住して、より自分らしい暮らしを手に入れたようです。
理想の暮らしを実現するために、何を優先して、その他の問題とどう向き合うか。すべては自分が決めること。できることなら、より心地よい、自分らしい選択を重ねていきたいものです。
【写真】鍵岡龍門
もくじ
仁田ときこ
フリーランスの編集ライター。「&Premium」「リンネル」「LaLa Begin」「SKYWARD」など、衣食住をテーマにさまざまな媒体で執筆。昨年、住み慣れた東京から山と海に囲まれた葉山へ家族4人で移住。毎日子どもたちと海や山で遊びながら、週半分は都内や地方で取材撮影する暮らしにシフトチェンジ。最近は漢方や薬膳を勉強中。www.instagram.com/tokikonitta/
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