【あの人のデスク事情】机の上は色味を抑え、引き出しには楽しみを。(グラフィックデザイナー・葉田いづみさん)
編集スタッフ 糸井
自宅の一角で、デスクワークをするならば。仕事が捗るように、かつインテリアとしても素敵にしたいです。
デスクは? チェアは? 書類の管理はどうしてる? 気分のON/OFFのしかたも知りたいところ。
この連載では、気になるあの人の「デスク事情」について伺います。今回ご紹介いただくのは、グラフィックデザイナーの葉田いづみさんです。
「椅子は、VitraのPhysix(フィジックス)を使っています。クッション性がありゆったりしていて疲れません。座面がメッシュで通気性もいいですね。
デスクは、以前はアンティークの木製を使っていたのですが、色味があるとデザインの邪魔になることが多く、次は白っぽい天板がいいなと思っていたんです。そこで、デスクの天板と、左側を支えている木の棚を木工作家の夫に作ってもらいました。メラミン仕上げの天板は手入れがしやすく、幅もあるため、資料を広げるときにも助かっています。
左の棚は、仕事柄いろんな紙を使うため、紙や色校、大きい封筒などの収納棚になっています。棚板が引き出せるようになっています」
「右側の白いキャビネットはBISLEY(ビスレー)のものを。このキャビネットはずっと前から欲しいと思っていたものでした。スチール製で丈夫、引き出しが細かく分かれているため収納力があります。
マグネットを活用できるのも便利で、無印良品のミニゴミ箱にマグネットを貼って使ったり、IKEAのマグネットクリップを付け、ヘッドセットや掃除用ブラシなどを吊るしています」
「本棚は前の家から使っていて、夫が作ったものです。ひとつひとつが独立した箱なので、自由に組み替えて並べて使っています。一番上の、壁面に付いている棚の棚受けは『SAT. PRODUCTS』のもの。すっきりとして主張しないデザインがお気に入りです」
「私の場合は、デスク上にいろんな色が存在していると仕事に影響するので、なるべく色味を抑え、すっきりさせるように心掛けています。なので、デスクの上に出しておくのは基本的に毎日使う物だけに限定して、それ以外の物は全て引き出し内や本棚に収納しています。
IKEAで買ったスチール製のファイルボックスの中には、現在進行中の仕事の資料、頻繁に参照する書類やノート類を収納。
経理関係の保管書類や、たまにしか見ない説明書は、ジャンルごとに『Conservation By Design』の紙製ボックスに入れています」
「引き出しの中の整理には、ダイソーのマグネット付きの透明仕切りを。これがあると便利で、重宝しています」
「『Panacea Pharma(パナセアファルマ)』のイムネオール(アロマオイル)の香りが気分をONしてくれます。気持ちがしゃきっと引き締まるような心地がします」
「引き出しの一番上に好きなネイルを何本か入れていて、気分転換をしたいときにネイルやペディキュアを塗ったり、リムーバーでオフしたりしています。以前は全てクローゼット内に置いていたのですが、自分にとってこの場所が一番適しているようで(クローゼットだとネイルのことを忘れてしまいがちで、ここは適度に思い出させてくれる場所なことも◎)。
もっとリフレッシュしたいときは、ヨガマットを広げて、お手本動画を見ながらエクササイズやストレッチをすることもありますね」
***
次回は、編集者/エッセイストの中村暁野さんのデスク事情をご紹介いただきます。
葉田いづみ
グラフィックデザイナー。2つのデザイン事務所勤務を経て、2005年に独立。主に書籍のデザインを手がける。2020年、写真家・松元絵里子、イラストレーター・よしいちひろ、編集者・高原たま(ネムリコーヒー)との4人を中心としたディレクションユニット「WITCHI TAI TO」を立ち上げ、作品集を刊行。instagram→@izumi_nsmt / ユニット @witchi_tai_to
感想を送る
本日の編集部recommends!
小さな不調のケアに
手間なくハーブを取り入れられる、天然エッセンシャルオイル配合の「バスソルト」を使ってみました【SPONSORED】
【11/26(火)10:00AMまで】ニットフェア開催中です!
ベストやプリーツスカートなど、人気アイテムが対象に。ぜひこの機会をご利用ください♩
お買い物をしてくださった方全員に「クラシ手帳2025」をプレゼント!
今年のデザインは、鮮やかなグリーンカラー。ささやかに元気をくれるカモミールを描きました。
【動画】北欧をひとさじ・秋
照明ひとつでムード高まる。森百合子さんの、おうち時間を豊かにする習慣(後編)